2019/05/13 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山中」にエレイさんが現れました。
エレイ > 「──ほう……」

夜の山中を、ランタンを携え散策していた金髪の男は、その道中で小さな山小屋を発見して足を止めた。
男は顎に手を当て思案するような仕草をしながら、その小屋をジロジロと眺め。

「ほむ……ちょうどいいから今日はココに泊まるとしようかのう。どうやら誰もいない感じだしなッ」

そう言っておもむろに近づけば、一応軽くノックをした後扉を開け、中へ。
明かりの灯っていない小屋の中を、ランタンを掲げて照らして眺め回す。
中には木製のテーブルが一つに椅子が2脚。
壁沿いに設置された木製の幅広のベンチのようなものは、布団のような寝具こそないが、おそらく寝床だろう。

「──ふーむ……ちょっと埃っぽいが全く誰も来ていない、というふうではないようだな……ウム、上等上等」

などと満足気にウンウンと頷き、テーブルの上のホコリを軽く払うと、ランタンとバッグをその上に置く。
椅子のホコリも払ってから、ゆっくりと腰を下ろし。

「さて……寝る場所を見つけたはいいがまだ眠気は来ていない感。それまでどうしてようかのぅ……」

そう呟くと、なんか暇つぶしになるもんでもあったかな、とバッグをゴソゴソと漁り始める。
ランタンの明かりは小屋の外にもほのかに漏れていて、この場に誰かがいることを明確に示していて。

エレイ > やがて外に漏れ出ていた明かりは消え、場は夜の静寂に包まれて──。
ご案内:「九頭龍山脈 山中」からエレイさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にカーレルさんが現れました。
カーレル > 九頭龍山脈の山中にある廃業した温泉宿を山賊が根城にしているらしいので調べて欲しい
そんな仕事の依頼を受けてやってくると、確かに温泉宿らしき跡地は見つけたが、
肝心の山賊は姿形はなくひっそりと建物だけがその場に残っていた

戦闘になるかもしれない、と気合を入れて仕込んできたアレや、これはや全て無駄になり
すっかり日も落ちてしまった…王都に戻るのは翌朝になりそうであった
くたびれ損だな、と思いつつ一旦は宿の廃屋を離れようと思ったが、どうやら未だに温泉は湧いているらしく
僅かに香る硫黄の匂いをたどり、こじんまりとした岩風呂を見つければ、普段はいる機会などないから、と
服を脱ぎ少々、熱めの湯につかる

背中の入れ墨のせいで王都で風呂に浸かる事など滅多にないから肩までしっかりつかると身体が解れていき
心地良さと誰も見ていないのを良いことにおっさんのような声を漏らせば、岩に寄りかかって眼を閉じた
このまま眠ってしまいそうなほどに心地よい