2019/05/02 のログ
カイン > 「他は――ン、海水だ?ここからとなると結構遠いなあ…。
 他所で手に入れればよかろうに」

他の依頼の品を確かめるうちに見えた単語に、
思わずげんなりとした表情が目に浮かぶ。
一度王都に戻ってからにしたほうが良さそうだと考えて息を吐きながら、
コーヒーを煽るとその暑さに思わず目を白黒させ。

「あ、つ…っ。あ゛ー、ついてないなっと」

自分の不注意さを棚に上げてぼやきながらふと空を見上げると、
まだもう夜半である。ジタバタしても始まらないと肩をすくめ。

カイン > 「さて、寝る準備をしないとな。明日に引いたら溜まったもんじゃない
 終わりが何時になるかわからんしなあ」

食事を終えて体に力が戻るのを感じながら、
野営の後片付けを済ませればそのまま森の中へと足を踏み入れていくのだった。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からカインさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山中」にアーシェロットさんが現れました。
ご案内:「九頭龍山脈 山中」にヴァールトさんが現れました。
アーシェロット > アーシェは九頭竜山脈の山の中を歩いていた。
休暇を使ってなぜ山中に来たかというと、騎竜を探すためである。

亜竜を専門業者から購入することも考えているのだが、値が張るためしばらく時間がかかる。なので、上手く捕まえられないか、そんなことを考えて、休みの旅に九頭竜山脈を探索していた。

アーシェロット > 「ふぅ、やはりなかなかいませんね」

竜は種族として珍しい。珍しい以上発見すること自体困難である。
今回も空振りかな、なんて思いながら山を歩いていると……

ヴァールト > 普段は眠っている事が多い。
しかし時折に洞窟を出ては空を舞い獲物を探すことがある。

既に数組の山賊団を気まぐれに焼き払っては食らい巣へと向かう最中。
眼下に単身で歩く人影に気が付き降下をはじめ。

……やがてその眼前へと暴風をたて滑空を始める。

アーシェロット > 「わわわっ!?」

空から突然襲い掛かる黒い暴風に慌てて剣を構え、体勢を整える。
山嵐のような激しい暴風に体をもっていかれないよう、足元を凍らせて、足場をしっかり確保する。

「黒龍……?」

真黒な、10mもありそうな竜がこちらに向かってきていた。

ヴァールト > 数度人影の周囲を滑空して旋回して観察し、今までに見た事のない姿の獲物を注意深く見る。
格好はこの山に巣食う山賊に比べればしっかりとしている。

技量は分かりはしないが逃げない辺り腕も立つかもしれない。

久しぶりの山賊以上の獲物に竜の顔に笑みのようなものが浮かんだように見え。
その人影、少女に向けて一気に突き進む。

アーシェロット > 震えているのは恐怖かそれとも武者震いか。
圧倒的な力を感じさせるその巨体を前に、アーシェは剣を握りなおす。

「丁度いいですね」

半分強がり、半分本心で気持ちを口に出す。
竜を探しに来たのは間違いない。予想以上の大物にあってしまったが、これを倒せば満足いく騎竜になるだろう。

「でえええやああああああああ!!!!!」

気迫一閃、突っ込んでくる黒龍から逃げることはない。
むしろ真っ向から踏み込みながら、大上段から切りかかる。

奥義『一の太刀』

全身全霊をかけた一撃。
鉄すら容易に切り裂く一撃を、黒龍のその頭めがけて、一気に振り下ろす!!!

ヴァールト > 逃げない獲物は本当に久しい。
後はどれだけ持つかが問題だがそれは追々わかるだろう。

威嚇もかねて真っ直ぐに突っ込めば逃げる所か構え剣を振り上げる姿。
そして気合の声と共に振り下ろされる一撃。

それは間違いなく頭部を取られ叩き込まれるが……。
金属の様に硬い鱗で受け止めそのままに少女に叩き上げるように頭を振り上げる。

アーシェロット > ばきいいいいいん!!! と高い金属音が響く。

黒龍が一瞬怯み飛行経路を変えた。
とった! と一瞬思ったが、アーシェの手元に残っているのは剣の柄のみ。
対する黒龍の方は、頭から血は流れているがまだ全く元気そうである。

ドラゴンキラーなどの魔法武器ならまだしも、アーシェが使っていたのはただのロングソード。
多少上物であったとはいえ、鉄よりも硬いドラゴンの鱗を斬るには力不足でしかなかった。

「くっ……」

丸腰のまま、魔法だけで戦っても自分の実力ではドラゴンに勝てるわけがない。
ひとまず逃げるために辺りをうかがうが、黒龍はこちらから目を離さず、逃げる隙はなさそうである。

とすっ、と折れた剣の刀身が、アーシェの後ろの地面に突き刺さった。

ヴァールト > 今まで攻撃をしてくる獲物はいたが正面からはいなかった。
それ故に進路がそれてしまったか少女の剣は折れたが己も傷を負ってしまった。
竜殺しの武器でもない攻撃で傷を負ったことにこの獲物は今までと違うと見据え。

「……オモシロイ」

次はどう来る、見せてくれると目を離さない少女の前にと着地し地面を揺らし。
折れた刀身が少女の後ろに刺さった瞬間、その身に食いつくように牙をむき首を伸ばす。

アーシェロット > 「しゃあっ!!!」

氷魔法で即席の魔法剣を作り、切り結ぶ。
しかしいかんせん氷でしかない剣では、魔力で強化してもその強度はたかが知れていた。

ぱああんっ!! と氷の剣が霧散する。
正面から再度切りかかったため、その牙は反れ、アーシェの身に突き刺さるのは避けられたが……
その黒龍の大質量まではよけきれずに押し倒されてしまう。

「ここまで、ですかね」

さすがにこの巨体の下に押し倒されてどうしようもできない。
諦めるしかないか、そんな諦観の気持ちで、黒龍を見上げていた。

ヴァールト > 殺すつもりはないが運が悪ければかみ砕く。
そんなつもりで牙をむけば今度は魔法で作り出した氷の剣。

勿論そんなものに傷を負わされる事はないが黒龍、火竜の仲間である己には氷は少々堪えるのは事実。
結果的にかみ砕く事は叶いはしなかったが首で打ち据え押し倒し。

今まさに竜に押し倒されていてもおびえも見せない姿。
本当に面白い獲物を見つけたと笑みを見せる。

そして殺す、食らうではなく手を伸ばして少女を掴みあげるとそのまま大空へと舞って…。

アーシェロット > そのまま掴まれさらわれる。
押し倒された衝撃もあり、逃げる余力もなかった。果たして連れていかれる先は天国か地獄か……
それはアーシェには分からなかった。

ご案内:「九頭龍山脈 山中」からヴァールトさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山中」からアーシェロットさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にヒューさんが現れました。
ヒュー > 口笛を吹きながら軽い足取りで山を登る男。
手元の髪をちらりと見ると乱暴にポケットにねじ込み、
酒瓶に口をつけ傾ける。

ヒュー > 男が先程しまったのは依頼表。
九頭竜山脈の山中に山賊が沸いたらしい。

誘拐強盗殺害構わずにやっているようだ。

「さてさて、何処にいるのやら
めんどくさいな。金貨の匂いとか酒の匂いでこっちに来ないもんか。」

ヒュー > 「屈強な美人アマゾネスの山賊とかいねぇかな…」

薄汚い格好をした男たちを木の奥に見つけため息をつく。

偵察やら巡回の様で、人数が少なければここで襲うのをやめ男は見つからないように距離を置き後を付け始める。

ヒュー > 「先ずは誘拐されている奴らがいないか、確かめなければな…」
斥候の後をついていけば、ようやく本拠地にしているであろう洞窟へと見張りを残し姿を消していく。

ヒュー > 矢傷の痕が残り閉じられた左目に右手の人差し指と中指をそろえた状態で触れ、人には聞き取れない龍の言語で呪文を唱える。

脳内に映し出されるビジョンは男の頭上数mから俯瞰した今現在。

そして、無色透明な眼球を操作すると、山賊たちの拠点となった洞窟を調べ始める。

ヒュー > 牢の中にはくたびれた牢人達が壁の隅で膝を抱え座っていた理、起き上がる力もないのか地面に寝そべっている。

そこは底としてとりあえずほかの部屋を見ようと魔法をさらに操っていく。

「どうせなら俺好みのいい女が囚われていない物か…」
不埒なことを半ば祈る様に呟きながら、洞窟の外から中を偵察し続ける。

ヒュー > まぁ 財宝はため込んでいるようだと凶暴な顔をしながら、笑い、さらに進めていく。

「いい体した女戦士なぞ魅力的だからな手つかずで残っていることはないだろうが…」

やはり女は鍛えられた体が良いとか考えながらも柔らかさたっぷりのやや熟したから完熟した体も捨てがたい。
ろくでもない事を考えながらも偵察自体はまじめにしていく。
そして、頭目と思しき部屋の奥にさらに隠された廊下や部屋があればそちらへと魔法を潜り込ませていく。

ヒュー > 「さて、こんなもんか…」 
地面に手を付けると、囚人たちがほおりこまれている所の土に干渉し分厚い壁を生み出し分断する。
洞窟の中では使い勝手の悪くなるバスターソードを、見張りに生きている男たちに放り投げる。

圧倒的質量のバスターソードが見張りの二人を洞窟の壁とで挟み、一撃で鈍い音を響かせ血が飛散る。

洞窟の前に駆け寄ると、男は息を吸い大きな声で吼える。

「うぉぉぉぉぉぉらっぁぁぁぁぁぁ!!悪いごはいねがぁぁぁぁ!!」

音に威圧や麻痺の魔力を練り込みブレスとして解き放つ。
狭い洞窟の中て前の方でその音を浴びた者達の鼓膜はひどいことになるだろう。

ヒュー > 「久しぶりに大きな声をだせてすっきりだ…。」
はつらつとした表情で男はのしのしと足を進め、
入口の辺りでバスターソードで肉塊になった男の下に転がるショートソードを拾い上げると軽くなじませるように振り奥へとさらに進んでいく。

ヒュー > そして蹂躙劇が始まり洞窟の中は血の匂いや死臭でむせ返ることになった。

牢屋に作った壁を崩して出てきた人たちが戻したりプチ惨事になったことはやむを得ない事である。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からヒューさんが去りました。