2019/05/01 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にレーナさんが現れました。
レーナ > 「……予定が狂ったな」

本当ならとっくに下山をして麓の村か王都への道を進んでいたはず。
しかし運悪く山賊に遭遇してしまい大幅に予定が狂ってしまう。

「この辺りは最近出ないと聞いていたぞ…話が違う」

最近急に山賊が減ったと聞いていたがそんな事もなくしっかりと襲撃を受け。
その山賊は今は物言わぬ石像として何れ朽ち果てるまでそのまま。
愚かな襲撃者の事などを直ぐに頭の隅に送って溜息を吐き。
灯りを片手に山道を歩く。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にエズラさんが現れました。
エズラ > 彼女が暫く進んだ先に、ぽつんと張られた小さなテントがあった。そのすぐそばでは小さな焚き火が炎の影を揺らしている。
何者かが野営しているらしい――

「~~♪♪」

聞こえてくるのは、陽気な鼻歌――物騒な場所にしては随分と余裕がある様子。
焚き火の周囲には串に刺さった魚が何匹か。
丁度これから晩餐というところであろうか――

レーナ > 暫く進めば見えてくる灯り。
よく見れば灯りの傍には小さなテント、そして灯りの正体は焚火。
更に近づけばこんな場所にもかかわらず歌声が聞こえる。

「ただの馬鹿か余裕のあるバカか…」

こんな場所で野営などよくやると呆れた雰囲気で近づき、顔を拝んで通り過ぎようと考えて脚を進め。
そして焚火の灯りに歌声の主が見える距離まで歩み寄り視線を向けて。

「大馬鹿だったか」

そこにいたある意味見知った知り切った顔にため息交じりで言葉を発する。

エズラ > 「んおっ……――」

闇の向こうから人の気配――手にした串の魚にかぶりつこうとするのをやめてそちらを警戒。
しかし、その警戒はすぐに解かれることになる――

「なんだ、レーナか――おどかすなよな」

大馬鹿とはヒデェな――と笑みを見せ。
こんな時間に山歩きとは、相変わらず剛胆である。
傷一つなさそうなところを見ると、獣や山賊の類とは出会っていないのか――あるいは蹴散らしたのか。
彼女なら楽にやってのけるに違いない――

「――食うか?丁度焼けたところだぜ――

レーナ > 「それは私の言葉だ。お前の行動力と大胆さにはいつも呆れるしかないな」

こんな場所でキャンプを張り魚を焼く。
山賊や獣を呼び寄せているような状態で平然としている事に比べればマシだと呆れ。
どうせこの男も自分と同じ、この辺りの問題なら簡単に蹴散らす実力はあるのは知っている。

「……飯は助かるが…何を要求するつもりだ?」

今までの経験上ただではない、それはすっかりと判っていると言いながら焚火を挟んで対面に腰を下ろす。

エズラ > 「堂々としてりゃあ、意外と危険な目には遭わねぇってのが、オレの主義でな――」

ばり、むしゃ、と良い塩梅に焼けた魚をかじりつつ。
こちらを警戒しつつも――これまでよりは幾分素直な態度で、こちらの向かいに腰かける相手の姿を見て、ムフフ、といつものように助平心を隠そうともしない笑み。

「おいおい、そりゃあ聞くだけ野暮ってもんだろ――?一人で夜の山を歩くのは、オススメしないぜ……?」

彼女の方へ新たに焼けた串を差し出しつつ、口角を上げて。

レーナ > 「それは男限定だ。この国で女がそんな事をしていれば馬鹿を集めるだけだ」

もっとも集まった馬鹿はこの先永遠の時を石となって過ごす事となっているが…。
どう言おうと男のペースに乗せられるのなら最初から話だけは聞くべき、ある意味悟った顔で腰を据え。
目の前に見える笑みに何を求められるかなど直ぐに判ってしまい。

「父親になる覚悟があるなら構わん。私に言わせれば山賊よりもお前の方が危険だ…」

差し出された串を受け取り口をつけ、一番危険だろうと呆れて。

エズラ > 「ムッフフ、嬉しいこと言ってくれるじゃねぇか――こりゃ精をつけとかねーとな……?」

こちらの申し出を渋々受けた彼女が口にした言葉――
それが男を試す冗談でも、あるいは本気であったとしても――
雄としての本能が、男の本能に火を付けることは間違いないのであった――

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からエズラさんが去りました。
レーナ > 「……そう言う男だったな」

普通なら嫌がるものだがこの男は違ったか。
もう性格は分かり切ったつもりであったが見誤ったと溜息。
もう災難だと悟った顔をして……。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からレーナさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にカインさんが現れました。
カイン > 夜の帳が落ち、真っ暗な中で動植物の音だけが響き渡る山賊街道。
山道の中腹付近にあるぽっかりと明いた空地の一つで、
焚き木を起こして暖を取りながら野営をしている男の姿がある。

「えーと、依頼の品は魔獣のキモに肉、きのこに薬草…此処までは揃ってるな」

依頼されたの薬の材料として必要な素材の入手である。
この近辺で凡そ揃う物だけに、早朝から張り込んでの捜索の甲斐あって仕事は順調に進んでいた。入れたコーヒーを啜りながら依頼書を見ながらげんなりした表情を浮かべ。