2019/02/16 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にカインさんが現れました。
■カイン > 夜の帳が落ち、真っ暗な中で動植物の音だけが響き渡る山賊街道。
山道の中腹付近にあるぽっかりと明いた空地の一つで、
焚き木を起こして暖を取りながら野営をしている男の姿がある。
「えーと、依頼の品は魔獣のキモに肉、きのこに薬草…此処までは揃ってるな」
依頼されたの薬の材料として必要な素材の入手である。
この近辺で凡そ揃う物だけに、早朝から張り込んでの捜索の甲斐あって仕事は順調に進んでいた。
依頼内容の一つである魔獣の肉のあまりを調理し、夜食代わりの焼串として、
焚き木で炙りながら依頼書と荷物とを交互に眺め見る。
■カイン > 「他は――人間の男の頭髪?
他所で手に入れろこんなの」
他の依頼の品を確かめるうちに見えた単語に、
思わずげんなりとした表情が目に浮かぶ。
何の薬かは解らないが残念ながら人間ではない男では条件を満たせない。
最も、満たせたとしてもとても提供を願い出る気にはなれないが。
ちょうどいい匂いを漂わせ始めた串焼きを一本手に取って口に運び、
不用意に噛んだことで肉汁の暑さに目を白黒させる羽目になり。
「あ、つ…っ。あ゛ー、ついてないなっと」