2018/11/17 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にジードさんが現れました。
ジード > 「はあ…よし、此処でとりあえず休憩にしようかな」

ひんやりとした寒さを感じさせる山中を一人歩く男の姿がある。
物とりや追剥の跋扈する危ない場所だというのに、道行く足取りは確かな物。
少し開けた場所に出た所で息を吐きながら声を漏らして椅子になりそうな岩の上にこしかける。
陽の光が有るからこそそこまでの肌寒さは感じないけどもそれなりの高さの山の上。
このまま火が傾けば寒さが増していくのは想像に難くない。

「――早めに抜けないといけないんだけどねえ」

頭でわかっていた所で体力が持つかどうかは別の問題だ。
足をポンと叩いて少し恨めしげに苦笑いが浮かぶ。

ジード > 「追剥の類は基本的に人間だから何とかなるといえばなるんだけど、
 野獣の類は説得って訳にもいかないし興奮すると薬の効きも悪いしなあ」

最初から関わらないのが一番だとしみじみ漏らす。
元々さして荒事が得意な訳ではないので致し方がないが少々情けない愚痴も漏れる。
かといって護衛を雇った場合、薬の類を使うと護衛からも文句を言われるのがなんとも面倒だ。

ジード > 「そろそろ頃合いだな。日付が変わる前には宿にたどり着けることを祈ろうかな」

天上の月を見上げて大よその時間を計って立ち上がる。
宿にたどり着くまでの間に狼藉物に出会わない事を祈りながら
足早に明かりを消して広場を後にしていく。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からジードさんが去りました。