2018/11/08 のログ
ノア > 此処は、九頭龍山脈に点在する温泉宿の一つ。外観も内装も、決して立派とは言えぬ造りだけれど… ひっそりと山奥に佇む宿はメインの温泉も勿論の事、隠れ家的な雰囲気を味わえると評判である。

「 さて、と……… 」

そんな温泉宿の一室で、少ない荷物を置き一息つく女。早速温泉を堪能しようか、其れとも、先ずは ゆっくり中を見て回ろうか…

ご案内:「九頭龍山脈 温泉宿」にノアさんが現れました。
ノア > ケープを脱ぎ、代わりに薄手のストールを羽織って、先ずは ゆっくり中を見て回ろうと客室を出た。

王都を離れ ふらふらと遊び回る、そんな現実逃避旅行は 一体いつまで続くやら ─── しかし そろそろ、所持金も底をついてしまいそうで… 女が王都に戻る日も、近い かもしれない。

ご案内:「九頭龍山脈 温泉宿」からノアさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 温泉宿」にノアさんが現れました。
ご案内:「九頭龍山脈 温泉宿」からノアさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にジードさんが現れました。
ジード > ひんやりとした寒さを感じさせる山中を一人歩く男の姿がある。
物とりや追剥の跋扈する危ない場所だというのに、道行く足取りは確かな物。
掲げたランタンの明かりが、少し開けた場所を示した所でフッと足を止め。

「――よし、休憩にするか」

言葉にするが早いか荷物から小瓶を取り出し、中の液体を幾つか地面に垂れ流す。
と、緑色の煙と臭気が一瞬周囲に立ち込めて消え。

「けほっ。…これがあるからあまり使いたくないんだけどね、この獣除け」

ぱたぱたと手を横に振って煙を払いながら丁度いい大きさの岩を椅子代わりに腰かけて息を吐く。

ジード > 「追剥の類は基本的に人間だから何とかなるといえばなるんだけど、
 野獣の類は説得って訳にもいかないし興奮すると薬の効きも悪いしなあ」

最初から関わらないのが一番だとしみじみ漏らす。
元々さして荒事が得意な訳ではないので致し方がないが少々情けない愚痴も漏れる。
かといって護衛を雇った場合、薬の類を使うと護衛からも文句を言われるのがなんとも面倒だ。

「ちゃんとその辺り了解済みの人間でも雇えればいいが。中々そんなのはないよねえ」

ジード > 「そろそろ頃合いだな。日付が変わる前には宿にたどり着けることを祈ろうかな」

天上の月を見上げて大よその時間を計って立ち上がる。
宿にたどり着くまでの間に狼藉物に出会わない事を祈りながら
足早に明かりを消して広場を後にしていく。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からジードさんが去りました。