2018/11/06 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にラファルさんが現れました。
ラファル > 川。それは、山が受け止めた水が流れ出て作り上げられる自然の神秘。
 川、お魚いっぱい恵みいっぱい。喉が渇いた時に飲むもよし、お腹すいたら、川魚を捕まえて食べるもよし。
  川、飽きたら水遊びするもよし。

 至れりつくせりな自然現象――――それが、川。

 山賊街道と呼ばれる場所、九頭龍山脈の中、川に少女はいるのだ。

 全裸で。

 理由としては至極簡単で、野生に生きる少女は山野を駆け巡り遊んで、木を食ったり、動物を食ったり、岩を食ったり、人(野盗を……蹴飛ばして遊んだり。
 ちょっと全身が泥でまみれたので、泥を落とすのと、水遊びがしたいので、川にやってきたのだった。
 こんな時期に、とは思うのだけれども、子供は風の子元気の子というぐらいに気にせずに、水の中でパチャパチャ泳いで遊んでいたり。

 喉が渇いたらそのまま水を飲んでいたりしていた。

ラファル > ぱちゃぱちゃぱちゃぱちゃ、と水を掻いて泳ぐ少女。
 その気になれば、水の上を走ることもできるが今は汚れを落とすのもあるのでみずのなかでぱちゃぱちゃ。
 その泳ぎ方は……犬掻き。ええ、ドラゴンの時の泳ぎ方であったりもする。
 いや、ほんとにドラゴンの時は翼で水の中を泳ぎますが。
 クロールとかそういった泳法は教えてもらってないのですが本人は楽しそうに泳いでいるのでそれで良かったりもする。

 ひとしきり水の中で泳ぎ、体の泥とかがなくなったのと、水遊びを堪能したので少女は自ら出ることにする。

「ふいーっ。お腹減った!」

 遊んだらお腹が減る。
 お腹が減ったらご飯にする、ちょうど其処は川原である。
 お魚がいっぱいいる。
 少女は少し息を吸って………

「!!」

 弱めに衝撃波のブレス。
 ズドンとものすごい音ともに衝撃が。
 そして、気絶してぷかりと浮かぶ川魚、それを手当たり次第手に入れて。

「いただきまー。」

 もしゃりもしゃりと、お菓子食べるように気軽く生で頭から。
 脇には小山になっているお魚さん、すぐにはなくならないと思いたい。

ラファル > もしゃもしゃもしゃ。
 見た目は人間だけど大体ドラゴン。食べ方も豪快極まりなく、野生そのものといっていいだろう。
 口に付いた血はぺろりと舌なめずりして舐めあげて、もぐもぐもぐ、と生のまま食べていくのだ。
 小山のような魚がどんどん消化されてなくなっていく、焼くとかはしない。
 その程度でお腹を壊すようなヤワな胃袋ではないのだ。
 ピンク色の丸い星の戦士とか、でってぃうとか言いそうな恐竜とかと同じレベルでお腹は強い。
 もぐもぐと食べながら、次は何をしようかなーとか考えながら周囲を眺める。
 うーん。どうしようか。もぐもぐ

ラファル > しばらくお魚を消化していたが、けふ、と息を吐き出す。
 小山のようになっていた魚はもうなくなってしまい、あとはちょっと小腹が膨れた少女だけになる。
 うん、とうなづいて、少女はパンツを履いて、ズボンを履いて。
 ベルトで胸を隠して、ナイフと小刀を腰に履く。
 準備が出来た、と頷いてから背中から翼を、半分竜の姿に戻って、空を見上げる。

「さーて。ちょっと飛んでこよう!」

 空を漫遊するつもりになったらしく。
 少女は跳躍する、そこから翼をバサリと羽ばたいて、すぐにそのまま、山の中から消えて飛び去っていくのだった。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からラファルさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にジードさんが現れました。
ジード > ひんやりとした寒さを感じさせる山中を一人歩く男の姿がある。
物とりや追剥の跋扈する危ない場所だというのに、道行く足取りは確かな物。
掲げたランタンの明かりが、少し開けた場所を示した所でフッと足を止め。

「――よし、休憩にするか」

言葉にするが早いか荷物から小瓶を取り出し、中の液体を幾つか地面に垂れ流す。
と、緑色の煙と臭気が一瞬周囲に立ち込めて消え。

「けほっ。…これがあるからあまり使いたくないんだけどね、この獣除け」

ぱたぱたと手を横に振って煙を払いながら丁度いい大きさの岩を椅子代わりに腰かけて息を吐く。

ジード > 「追剥の類は基本的に人間だから何とかなるといえばなるんだけど、
 野獣の類は説得って訳にもいかないし興奮すると薬の効きも悪いしなあ」

最初から関わらないのが一番だとしみじみ漏らす。
元々さして荒事が得意な訳ではないので致し方がないが少々情けない愚痴も漏れる。
かといって護衛を雇った場合、薬の類を使うと護衛からも文句を言われるのがなんとも面倒だ。

「ちゃんとその辺り了解済みの人間でも雇えればいいが。中々そんなのはないよねえ」

ジード > 「そろそろ頃合いだな。日付が変わる前には宿にたどり着けることを祈ろうかな」

天上の月を見上げて大よその時間を計って立ち上がる。
宿にたどり着くまでの間に狼藉物に出会わない事を祈りながら
足早に明かりを消して広場を後にしていく。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からジードさんが去りました。