2018/10/24 のログ
チューベローズ > 「もうすぐ飽きですものね…」
動物たちが越冬のために懸命に生きている時であろう、
なかなか手に入らないという言葉に小さく頷き、

「あら… 手作りかしら…素朴で素敵ですわ。」

コップを受け取れば、薬缶からポットに湯を注ぎ、紅茶の葉を躍らせてからそのコップの中に紅茶を注いでいく。

「私は、チューベローズと申します。 以後お見知りおきを。」
乗馬用の帽子をとれば、現れるのは狐の耳。
木のコップは厚く、熱も伝わりづらい為に持ちやすく、これはこれでありかもしれない等と考えながら相手に差し出し、テーブルの上にクッキーを広げ、一つ、細い指先でつまむと、相手の口元へと運んでいく。

それはシンプルなバタークッキーに砂糖を軽く振りかけてあり甘みもコクもバランスよくまとまった一品であった。

マーナ > 「宜しくね…って君狐だったんだ、気づかなかった!」

おぉ、と現れた狐耳に視線が向いて、興味津々な目を向ける。
そんな表情に差し出されたクッキー。
すんすんと香る食欲を呼び覚ますバターの香りに、お腹がぐぅっと鳴って、指ごとあむっと咥えてしまう。

ぺろぺろと指を舐めてからクッキーだけ抜き取ると、サクサクと食べ始めて。

「…美味しい!」

チューベローズ > 「ふふ。普段は隠してるもの。でも、マーナさんの青い髪に白い毛先も素敵よ? それに可愛い狼耳も。」

くすくすと微笑みながら餌付けをする愉しさ。
相手が指ごと加え、指を舐めながら、クッキーを楽しみ、美味しいと言えば、少女も嬉しそうに微笑み。

もう一枚手に取って、相手の口元へ。

「はい。 遠慮しなくていいのよ?」

そして、何枚か食べて水分を欲するであろうタイミングでコップを差し出し、少女の手は相手のお尻から生え喜ぶ尻尾をさわさわと撫でようとする。

マーナ > 「そう? ありがとう。こんなところにいても毛繕いだけは毎日してるしね」

あまり衛生的とはいえない環境だが、毛並みだけは一定値をキープしている。
そして与えられるままにクッキーを食べては差し出されたお茶を飲んで、尻尾を撫でられる指の感触に背筋を震わせ、いつの間にか甘えるように身体を寄せながらクッキーをぽりぽり食べていた。

チューベローズ > 「ふふ。マーナさんは偉いわね…」
自身より年上の少女に甘えられればくすぐったそうに笑いながら、柔らかく、愛撫でもするかのようにふさふさの尻尾を撫で、相手の唾液で濡れた指先で、クッキーをつまめば、相手の口元へ運ぶように見せてから自分の唇で咥えて。
すっと顔を寄せていく。

そんな事をしながら尻尾を撫でて言た指先は相手の背を滑りあがり、ピンと立った狼耳の根元をくすぐるように撫で指を這わせていく。

マーナ > 「くぅーん」

子犬のような声を上げつつ、何年振りかの他人の指の感触を感じながら、身体を丸めるようにして預けて。

ふさふさした尻尾に弾力のある背筋、滑らかな髪にぷにっとした獣耳が、指にさまざまな感触を返しつつも指先で撫でられる快楽を感じて甘い吐息が溢れる。

チューベローズ > 「まぁまぁ…狼さんが子犬さんになってしまったようね…」

口ではそういいながらも、身を丸める様に甘え始めれば、少女は優しく包み込む様に撫でながら、弾力のある背筋を撫で、片手で耳をフニフニと撫で、もう片方の手で背から尻尾を撫でていく。
そして、ハリのある安産型のお尻を撫でたりと、少女の細い指が相手の体の上を踊っていく…。

「いい子いい子…。可愛いマーナ」

相手よりも年も身長も下の少女が相手をあまやかす様に甘い声で囁きかける。
そして人の温もりを味わう相手が自然と眠りへと落ち始めれば、少女は優しく相手を夢の世界へと誘っていくのであった。

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からチューベローズさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からマーナさんが去りました。