2018/09/21 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にサタンさんが現れました。
サタン > 久しぶりに王都を離れ、九頭龍山脈へと男は転移魔法で山腹付近へと移り、日は傾き暗闇に辺りは包まれた、山道を目的地に向かい進んでいた。

噂話程度ながら酒場での冒険者達の会話からこの地になにやら希少な鉱石が採掘されただの、高値で取引されるだの、武具に転用すれば不壊の性質を持ちながらかつ軽量な素材になるだの、そのダンジョンには山賊の集団が塒としていて近く討伐の依頼が出るだのと噂は様々だったが
一先ず『壊れない』という性質を宿しているのなら、自身の為の武具等作ってみるのもよいだろうとの心算。

山道を登山するには似つかわしくない装いのまま進んでゆけば、木々生い茂る中で異質な人工物で出来たダンジョンの入り口が見え、その奥には光が灯っているのが見受けられた。

噂通りにここを塒としている山賊連中の見張りが数人表で武装して辺りを警戒してはいるが、まるで気にした風もなく彼らの前へとその姿を現してゆき


数刻後には表の見張りも、ダンジョン内にいた山賊達も全て
男に刈り取られ、無残な肉塊と化しており。
邪魔者も居なくなった所で、男は双眸を閉じると、意識をダンジョンの中へ噂の鉱石の気配を探り始めた。
勿論この程度で見つかるとは思っていないが、力ある石ならば何らかの反応は感じ取れるかもしれないと、まずは手抜きで宝物探しに勤しみ始めた。