2018/05/04 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にエレイさんが現れました。
エレイ > 「──♪フンフンフフーン フンフンフーン……」

夜。
広く作られた山道のど真ん中を、腰に引っ掛けたランタンを揺らしながら
のんびりと闊歩する金髪の男が一人。
ヘタクソな鼻歌など小さく奏でながら、暇そうなツラを下げてマイペースに歩を進めている。

山賊がしばしば出没する場所を歩いているというのに、その振る舞いに危機感や警戒感といったものは全く見受けられず。
何も考えずのんきに夜の散歩を楽しんでいるといった風情のその姿は
絶好のカモのようにも見えるし、あるいはあからさますぎて要警戒と感じるかも知れない。
まあ、男はそんな事には微塵も気を払うこともなく──

「んんーむ……しかしヒマだのぅ。たまには山賊とかの残念な雑魚じゃなくて、もっと可愛い迷子の子猫チャンとかが現れたりしてくれませんかねぇ? ……ないか」

──なんて、頭を掻きながら詮無い独り言を漏らしているのだった。

エレイ > そうして、男の姿とヘタな鼻歌は山の奥へと消えていって……。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からエレイさんが去りました。