2018/04/19 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にリリィさんが現れました。
リリィ > (ふらりふらりと一人旅。ダイラスを出てとりあえず北へ、あてもなく適当に一人で道を歩くエルフの姿。
 鎧も無ければ剣もない。槍や斧はおろか、短剣すら携えずにのんびりとした様子で自分のペースで道を歩く。)

「~~♪」

(幸いにも、音痴というわけではない。気ままに歌を歌いつつ、人の歩くペースで警戒もせずに天気のいい道を気分良く歩くのだ)

リリィ > 『うーん、天気もいいしピクニック日和?』

(歌いながら空を見上げ、青空に流れる雲を目で追いつつ道を歩く。
 昨日は自分と同じく北へ向かう馬車と出会い、同乗させてもらうことで少しの距離を稼げたものの……
 今日はそういう事はなく、ただ涼やかな風に髪の毛を揺らしながら気分良く道を歩くだけ。)

「あ、いい場所はっけーん」

(そうこうしている内に見つけたのはちょうど座り心地の良さそうな石。
 上に積もった土を少し払うと、そこに座って右手の手袋の先に開けた異空間からバナナを1本取り出す。)

「ではいただきまーす♪」

(幸いというべきか、今は人気のない道。にこにことした様子でバナナの皮を向いて頬張る姿が見られる事はない。)

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にエレイさんが現れました。
エレイ > 「──んー、この辺だったかのぅ……?」

そんな声とともに、近くの茂みがガサガサと音を立てる。
やがてのそりと姿を表したのは、一風変わった銀色のジャケットを羽織った金髪の男だった。
男はキョロキョロと周囲を見渡すと、程なく近くの岩に腰掛けバナナを頬ばるエルフの姿を見つけ、
へらりと緩い笑みを浮かべて。

「……やあやあコンニチハッ。ピクニック中かなんかですかな?」

片手をシュタ、と上げつつ気安く声を掛けた。

リリィ > 「んー?」

(バナナを咥えてもごもごとしながら、近くの茂みから出る音に視線を向ける。
 やがて、その音の源である金髪の男性が出てくると、視線がかちあい少しだけ見開き。)

「はぁい、こんばんはー。じゃなかった、こんにちは、ですよー?
 えーっと、そうですねー……ピクニック?かな?ちょっと北の方に、っていうかー……
 首都、ですっけ?そこに旅行に行こうかなー、と」

(バナナをもぐ、っと食べてしまうと男性に合わせて片手を上げて挨拶を。旅の目的地はここからはるか遠く、徒歩で一人で軽装で向かう事の意味を普通の人なら困難だと思うかもしれない。)

エレイ > 「ほう首都行きの途中であるか。俺も暇潰しの山籠りを終えたところなので
そろそろ一度首都に帰ろうと思っていたのだが……ちょいとお隣失礼するます」

肩や頭に付いた葉っぱをぺしぺしと払いながら近くまで歩み寄ると、彼女の座る隣に
軽く断りを入れてから腰を下ろし。

「とはいえこっからだと歩きではかなり遠いと思うのだが……キミはお一人かな?」

軽装の彼女をジロジロと無遠慮に上から下まで眺めてから、同行者らしき者もいない様子に首を傾げて問いかけ。

リリィ > 「暇つぶしに、山ごもり?私も普通の人とはちょっと違う感性してる、とは思うけどー。
 貴方も、ちょっと変わってるかな?ふふ。
 あ、はいどうぞー。食べます?」

(隣に腰掛ける男性に笑いかけつつ、バナナ残り2本のうち1本をもいで差し出してみる。)

「遠くても、歩けばそのうちつくでしょー?
 予定がある、って訳でもないしー。そのうちつけばいいかなー、って旅行だからねー」

(身体を見られながらバナナの残りを咥えてもぐもぐ。
 ごくんと飲み下してから腰に下げていた中空植物で作られた水筒の蓋をあけ、中の水をごくりと飲む。)

エレイ > 「そうだな俺様は特別な存在なので貧弱一般人達からは変わり者扱いされてしまうことはまれによくある。
──おうかたじけない。折角なので俺はありがたく頂くだろうな」

ドヤ顔しながら大きく頷くと、差し出されたバナナを礼を言って受け取り、
皮を剥いて食べ始める。

「ほむ、そのお気楽さは個人的には好感度が高いが女一人だと危ないのではないか?
首都までのこの道は、貧弱な雑魚とはいえちょくちょく山賊が湧くからのぅ……
それとも見た目に反して腕に覚えありとかだったり?」

バナナを3口ほどで食べ終え、モシャモシャと咀嚼しながら首を傾げ。
彼女の露な白い二の腕にぺた、と掌を触れさせたりして。

リリィ > 「なるほどー?きみもまた、特別な存在だったのです?
 などと言いつつ、私は別に、特別な存在でもなんでもない、ただのエルフのリリィ、と言いますー。よろしくね?」

(バナナを受け取り食べ始めた男性を見ながら、何やら港町で聞いたことがあるような飴玉販売人のセリフをふと口にしてから流れるように自己紹介。
 少々人とテンポが違うとは言われるのだが、この通り長命すぎるエルフであるためテンポが違うのも当たり前。)

「危ないのー?まぁ、大きすぎる獣とか出れば、危ないけどー。
 街道沿いに、流石にそういうのは出ないでしょー?
 人間だったら、捕まってもせいぜい1年くらい性奴隷でもしたら、解放されるでしょーしー。」

(二の腕をぺたりと触られると、そこに感じられる確かな非力さ。
 筋肉なんて見た目程度しかなく、感触だけで『あ、こいつグレートソードとか絶対持てない』と誰でも理解できる程度のものだ。
 しかしながら自分の見た目には少し自信がある様子で、ふふーん、と逆の手で自分の胸をぽんと叩いて人間相手からは逃げる自信を見せてみる。)

エレイ > 「おうお爺ちゃんから美味しい飴玉貰えるぐらい特別だぞ。
エルフのリリィちゃんだな、俺は謙虚な旅人で冒険者のエレイというんだが呼ぶ時は気軽にさん付けでいい」

男もそのあたりは知っているのか何なのか、淀みのない受け答え。
彼女の独特なテンポに怯むこともなく、笑顔で変な自己紹介を返すとビシ、とサムズアップしてみせ。

「大きいのはそうだな……森の奥とかならたまにいるけど流石にココらへんでは湧かないだろうな。
って、性奴隷とかハードな単語をのんびりした口調で言うなし。何、そういう経験でもあんの?」

拒否されないのを良いことに、そのままさすさすと二の腕を撫で回し、エルフらしい非力さを
理解すると同時に、自分よりも遥かに長い期間を生きている事も理解する。
そんな長い生の中で、そんな事もあったのかと自信有り気な横顔を眺めながら訝しげに問いかけ。

リリィ > 「謙虚なエレイさん、ですねー?格好いいなー、憧れちゃうなー。」

(ぱちぱち、と拍手しながらサムズアップした手にこちらも親指をたてた握りこぶしを作り。
 いえーい、とその先をこつんとぶつけてみる。)

「森の奥ねー。山にもそのうち、登ってみたいけどー……
 流石にねー。危ないよねー。そういう時は、エレイさんを召喚するのが、よさそうかなー。」

(元々この国に来た理由はトレジャーハントするのが目的のご主人様の同行だ。
 であるがゆえに、主人を失った今でもそれをどうせならやってみたい、という欲求は残っているため、山に視線を向けて。)

「んー?200年くらい?」

(あっけらかん、と『そういう経験』の年数を口にする。
 しかし、見た目の年齢と雰囲気からは大抵の人間には『冗談』だと受け取られるのだが。)

エレイ > 「それほどでもない。謙虚だから褒められても自慢はしない」

またドヤ顔しながら言葉だけで謙遜。ツッコミは不在である。
拳の先同士を軽く小突き合わせてウム、と満足気に頷き。

「召喚て。まああでもリリィちゃんみたいな可愛いコの頼みなら俺様いつでも駆けつけちゃうけどね。自然の中は得意だし」

その時は是非頼ってくれたまえ、と笑顔でのたまい。

「──……思ったより長かった感。しかしまあ、それでいてこうものんきそうな雰囲気なのは元々の性格なのか、
それとも扱いが割と良かったのか……まあいいか」

男も普通の感性ではないので、彼女の言葉を素直に信じた。
二の腕を撫でていた手を少しずつ移動させ、背中から腰へと這わせてゆき。

「しかしまあそれなら……リリィちゃんのこのボディも見た目以上のスケベボディということになるな。
……確かめさせて貰ってもエエ?」

身体を更に寄せて密着しながら、尖った耳の近くに口を寄せて悪戯っぽく問いかけ。

リリィ > 「あっ!茂みから野生のエレイさんが飛び出してきた!って、なっちゃうくらい、ですしー?
 きっと、自然の中は得意なタイプ。間違いないねー。」

(にこやかに、何となく相手の好きそうなノリを理解してそんな言葉を投げかけてみる。
 まぁ失敗であればその時はその時。方向をまた変えて距離を縮めればいいだけだという軽い考えで。)

「フムー?なぁに、確かめてーって。
 私とセックスしたいのー?」

(手を撫でていた手が腰に届くのを感じつつ、じー、っとエレイの目を見つめて直接的な言葉で問いかけ。
 別に嫌がるつもりはない。無いが、こんな真っ昼間から路上で、という経験も久しぶりだなぁ、という事を考えている。)

エレイ > 「たしかに俺は野性味に溢れてはいるが俺をボールで捕まえられると思う浅はかさは愚かしい。
俺がどうやって草タイプって証拠だよ?」

むぅん、と眉寄せて不満げに応える。ノリは良いが扱いは不満らしい。

「是非したいです。そのかわり、と言っちゃあなんだが……リリィちゃんの首都までの身の安全は俺が保証しましょう」

直接的な問いには笑顔で即答。取ってつけたように交換条件を出したりしながら、
抱いた腰をゆるゆると撫で回し。
それからの、人気のない山道の片隅での出来事を、目撃した者はいたのかいなかったのか──。

リリィ > 「えーえー。じゃあ何タイプなんですかー。金色の騎士タイプですかー。」

(装備品からすると騎士というよりは冒険者、しかも下手すると少々汚れているので山賊に見えない事もないのだけれど。
 何となく『騎士っぽい』というイメージでそんなふうに聞いてみる。)

「わぉ、首都まで?それはありがたいねー。
 一人よりは二人のほうが、暇じゃないしー」

(ふむふむ、とその交換条件に笑顔を見せると、そのまま彼の腕の中に持たれかかって。)

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からエレイさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からリリィさんが去りました。