2018/03/10 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にブレイドさんが現れました。
ブレイド > 暗い森の中、小さく灯りをともし、少年は野営の準備をしていた。
魔法は相変わらず苦手なので、今回は少し奮発して購入した結界石を周囲に置いて万全の体制。
月明かりが照らす森の中でなぜこのようなことをといえば、いわゆる採取依頼をうけたためだ。
ここらあたりは一度野盗に襲われ死にかけたため、トラウマ払拭のために来たのだが…
今回は特に危険もなく終えることができた。
だが、すっかり日も落ちてしまったため、街道に戻るのは逆に危険と判断した。

「ふう、こんなもんか…」

ランタンのシャッターを半分くらい落とし、光を抑えていた。
野生動物を刺激しないように。ここらあたりはまだ危険はないらしいが…
ふと、そこに響く少女の声。
こんなところで?同業者だろうか?

エリミア > 「って、居たら苦労しないよね~…はぁ、帰りに盗賊のアジト一つ潰したら、代わりにならないかな…」

暗闇に響く少女の声は、何匹かの獣の安寧を妨げただけに終わり、残響もなく消えていく。
しばし、声を出した体勢で固まっていた少女は肩をすくめて。
もう一度馬車を確認したら街に戻ろうかとさえ考え始めて、周囲を見渡す。

「……あれ、何か光ってる」

馬車の方へ回れ右して戻ろうかとしたところで、ふと森の一角が地面から明るくなっていることに気づく。
月明かりとは違う光源に、興味を覚えた少女はそちらへと歩を向け直し。
特段気配を隠すつもりもなく、枝や下草をかき分ける音を立てながら、光源へと向かっていく。
少女自身は何の光源も持っていないため、夜目が効かなければ、光に当てられるまで相手には何かが来るという漠然とした知覚になるかもしれない。

ブレイド > 「…(誰か、近づいてくる?さっきの声の主ってやつか?それとも動物か…)」

木の枝や枯れ葉を踏み鳴らす音に混じり
ときおり茂みをかき分ける音。
複数の生き物ではないだろうが…場所が場所だ。
野党の斥候だったりするかもしれない。
念の為様子を見てみる。
もちろん手に武器を添えたまま。

「かといって…」

完全に灯りを落とすわけにもいかない。
夜目も聞かないわけではないが、それでもなれないところで、暗闇で戦闘などとなったら危険だ。
そもそも、逃げることもできないでは困る。

エリミア > 「この辺かな~…んん、男の子?」

がさがさと音を立てながら茂みをかき分けて、視界が明けた少女は、地面に置かれたランタンと、その傍で武器を構えた少年が見える。
傍目にはダークエルフのような外見をした少女が、目を丸くして少年を見下ろす形になる。
背中には物々しいグレイブを背負い、手の甲にセスタスをつけた出で立ちは、冒険者然としたものに見えるだろう。

「あ~~っ…と、あ、私ただの冒険者で、ただの通りすがりだからっ!ほら、武器も構えてないしっ!」

よもや人がいるとは思っていなかった少女は、特に警戒もせずに歩いてきてしまったことに気づき、両手を広げていく。
言葉に詰まる少女は戦う意志がないことを示しながら、周囲を見渡して、盗んできたようなモノや、他の人影がないかを確認する。
少年も冒険者のように見え、特に他の人影もないと推察できる。
そうとわかれば、フレンドリーな態度で改めて敵意のなさをアピールしていき。

ブレイド > 「んお…女……?」

身構えて待ち構えているそこに現れたのは、武装をした女性の姿。
ものすごい格好はしているが、野党のようにも見えない。
目を丸くしてこちらも驚いたような声を出してしまう。
結界石のおかげで完全に距離を詰めるには少し骨が折れるはずではあるが…

「通りすがりって…こんなとこでかよ。
人のことは言えねーけどさ。まぁ、オレも冒険者だ。採取依頼でここに来てた。
あんたは?」

女性の態度から敵意は見られないし、他に仲間がいるようにも見えない。
危険はあまりあるようには見えないが、一応確認の意味を込めて質問を投げてみる。

エリミア > 「あぁ、びっくりしたー、でも生きてる人でよかった」

旅をするには露出の多すぎる恰好に注がれている視線には、何が問題かわからないようにきょとんとした表情になる。
見た目はダークエルフであるが、その身は余すところなく魔のモノで構成されている少女。
擬態しているため、簡単な探知なら潜り抜けられるが、少女にはそれが少年の結界に作用するか知るどころか、張られている結界にすら気づいていなかった。

「ふぅん、やっぱ冒険者だったか。
私は馬車探しの依頼があって、この辺を探してたんだ。そしたらなんか光ってたからさ。
いつぐらいからここにいた?何か見つけた?」

冒険者が、人の寄り付かない場所で何かを探すということは珍しいことでないし、少女も今しがたその真似事をしていた。
ランタンを指さした少女は、興味津々に少年を見つめながらスタスタと武器を構えないまま歩き出し。
そして、顔が見えるぐらい近くまで進んでいこうとするだろう。

ブレイド > 「びっくりしたのはこっちだ。
こんな暗い…森ん中で大声出しやがって」

周囲に野党やら、凶暴な野生動物などいたらどうなっていたことやら。
少なくとも、自分もそれなりに危険にさらされていたことは間違いないだろう。
この少女の腕前が知らないが、自分はそれほど強い冒険者というわけでもないのだから。

「馬車探しか。ん、邪魔したならわりぃな。
オレはしばらく森ん中にいたけどなんも見なかったぜ?
あんた、近くの旅籠とかで聞き込みしたか?」

馬車が遭難かなにかして、もし生存者がいたとしたら近場の人がいる場所に向かうだろう。
声をかけつつ、近づく少女に少し驚きを隠せない。
結界が効かないのか?もしくは不良品を掴まされたか?
少女の歩みに淀みは見えない。

エリミア > 「だって、馬車の荷台以外何もなかったし、もし行き倒れてたら大変じゃない?でも、驚かせちゃったね、ごめんごめん」

単なる野盗ならそれほど気にする相手ではないため、不用心過ぎる態度の少女。
むしろ向こうから手がかりがやってくるかも、という計画性のない考えすら浮かんでいた。
頭を掻きながらはにかんで、それほど真剣じゃない態度で詫びていく。

「うぅん、実質なんにもわかってなかったから全然。
そっか、そしたらそれより前には襲われちゃってたのかな…?
……旅籠?っていうか、私の顔に何かついてる?」

少年の言葉に頭を振りながら歩いていく少女は、特に不思議な感覚を覚える、ということはなかったようだった。
魔族の気配を遮断していたおかげか、それとも魔族であるから効かなかったのか、真相は不明であったが。
そして、少年の問いには、虚を突かれたような表情になる。
そもそも、この辺りにいる人に聞き込みをすること自体、少年を見つけて初めて試みたぐらいで。
何故か驚いている少年に、少女は首を傾げながらその顔を覗き込んでいく。
その頭から生える耳や、目つきの悪い金の瞳などを、間近でじろじろと見つめる形になるだろう。

ブレイド > 「ちっ…いいけどよ。
とりあえず、夜中に森のなかでウロウロってのは褒められたもんじゃないぜ?」

土地に慣れたものであればまだしも、少女もまた冒険者だという。
ならば、この森での土地勘なんてものもないだろう。
それほど深いというわけでもないが、迷ったら厄介なものだろうに。
やや呆れた表情。

「かもしれねぇな。
少なくとも、今日になんか大きな変化があったー的なことはねえし。
てか、行ってねぇのか?最寄りの人が集まるところで情報収集ってのは常套手段だろ…
……で、あんた、なんともねーのかよ」

少し引きつつも、直ぐ側で顔を覗かれて、思わず見つめ返してしまう。
ここまで近ければ、フードの中の耳も看破されてしまうだろう。

エリミア > 「そうかな?私夜目利くから、そんなに危なくないと思うし…それにほら、故郷でもよくやってたし」

初めてきた場所をあてもなく彷徨うことには、ある意味で慣れていた少女は、少年の感覚に首をかしげる。
それでも手に持っている地図がなければ、来た道を戻ることも一苦労だっただろう。
呆れた少年の表情に、少女はとってつけたように自分の尖った耳を指さす。

「うぅん、もうちょっと調べなきゃダメか。
そう…かも、そっかぁ、こんなとこに人なんかいないと思ってた。
え、大丈夫だよ?キミに会う前に野盗にも魔物にも会わなかったしっ。
私エリミアって言うんだ、キミは?」

最もな少年の指摘には、少女は感心したように頷きながら目録を取り出してメモしていく。
見つめ返す少年のフードに隠れる耳には、視線を長くとどまらせてうずうずとした様子の少女。
見た感じ猫に近く、ぶっきらぼうな少年にいきなり触れると機嫌を悪くしそうに見えて、手は伸ばさなかった。
そして依然として警戒気味の少年に、少女は溌剌と笑いながら名乗っていく。

ブレイド > 「そうかよ。ってか人間…とはちょっと違うのか。
それにしたって…だけどよ、自信があんならオレがとやかくいうことでもねぇか」

耳を指差す少女の姿に、種族的な意味での警戒は不要と判断しフードを外す。
実力もありそうだし、森あそびに慣れているというのなら
まぁ、警戒心も薄くて当然か。

「んー、まぁいいか。オレはブレイドだ。
現場に急ぐってのも大事かもだけど、探索ってなると情報はほしいと思うぜ?
っと、そうじゃねぇ!
いや、いや!そうじゃねぇよ!オレこの辺に結界張ってたんだって…」

屈託のない笑みを見せる少女に毒気を抜かれたように。
警戒も少しときはするものの、結界を物ともしていないことを思い出しまじまじと見つめ返す。
その視線は怪しげなものをみるようなもので。

エリミア > 「うんうん、里は出ちゃったけどエルフなんだ。一般的なイメージと食い違うかもしれないけど。
でも心配してくれたのは嬉しいかなっ」

フードを外して露わになる猫耳には、またうずうずと手が動きかけるのを少女は制する。
エルフのイメージから、森を歩き回ることには納得してもらえたようだった。
最も警戒心の薄さは別の要因があるわけだったが、森ばかりで久しぶりに会った人を前に少女は笑顔を浮かべていて。

「ブレイドね、うん覚えた。
見つけちゃえばオッケーだと思ってたんだよねぇ。
わっ、なになにっ!?……え、結界?
……えーっと、ほら、体質かも、エルフだし」

笑顔で名乗り合い、警戒も解いて…とは行かず、少年の上げる声に驚いて跳びあがりかける。
続く結界という言葉に、ぴくりと少女は反応して硬直する。
少女には魔術の知識は絶無に近く、知らぬ間に突破した結界が如何なる術で張られて如何なる効果を持つかさえ知り得ない。
結局、怪しむ相手の前で考え込むという愚を犯しながら、棒読みで絞り出したのは苦しい言い訳そのものだった。

ブレイド > 「エルフか…あー…そっかー
なんか恥ずかしくなっちまったな。森の民に説教なんざ…」

エルフと聞けばバツの悪い…すこし苦みばしった表情。
釈迦に説法とはまさにこのこと。偉そうな口を利いてしまったことがあまりにも恥ずかしく、苦々しい。
耳が元気なくぺたっとへにゃってしまった。

「そうだよ、結界。
動物とか野党避けっつーか、行動阻害結界?
の…はずだったんだけどよ…。
まぁ、あんたはわりーやつじゃなさそうだし…いいけどさ」

魔法に関してはこちらも門外漢であり、魔法店で適当に買ったものであるため
効果の程は実感はなかったというか…少女が難なく突破してきたので、実は起動してなかったのでは?
とすら考えていた。
だが、少女の言い訳に苦笑しつつ、警戒を解く。
言い分を聞くに、野盗やそのたぐいではあるまい。

「まぁ、オレはここで野宿だけどよ…アンタはどうするつもりだったんだ?」

エリミア > 「あ、でも、そんな森って感じの一族でもなかったからっ、ちょっと変わってて…」

しゅんと耳が垂れる様子には飛びつきそうになるのを堪えながら、少女は慌ててフォローしようとする。
特に考えナシの言であり、思い付きで喋っているだけなのだったが。

「あ、アハハ…そうだったんだ。
きっと力が強すぎたのかな?でも、そんなの張ってるなら最初から教えてよーっ」

警戒を解く相手に、朗らかに笑いかけながらもべしべしとその肩をやや強い力で叩いていく。
そんな風に振る舞いながらも、まさに正体を露見しかけたことには内心焦っていた。
うっかり魔封じか何かだったら、一発でアウトだったのだから迂闊さを顧みるだけの思慮は持ち合わせていて。

「私は野盗のアジトでも乗り込もうと思ってたんだけど…。
ねぇ、ブレイドってミレー族だよね…私のこと泊めてくれたら、お礼に気持ちいいことしてあげるよ?」

顔を再び近づけて、魔力の図るために匂いを嗅ぐような仕草をする少女。
そのまま少年を見上げながら、唇を半月状に歪めて、これまでの屈託のない笑みとは違う笑みを浮かべ。
少年の種族が高い魔力を持つことは少女も知っており、無邪気そうな気配のない艶めいた表情で小首をかしげてみせる。

ブレイド > 「はは、ありがとよ。
でも、オレもアンタのことよく知らずにいらねー世話焼いたようなもんだし」

フォローしようとしてくれているのは流石に気がつく。
力なく笑いつつも、片耳をパタリと上げる。

「教える前に突っ込んできたんだろ。
正直驚いたんだからな?」

べしべし叩かれる肩は少しじんじんする。
少女の内心には気づくことなく

「アジトって…この辺の野盗でねぐらが割れてるやつとかいんのか?
てか、一人で大丈夫かよ?」

少女の言葉にはまた心配性が顔を出してしまう。
実力が測れない以上、少女が荒くれ共の巣に突貫など…
知り合った者がひどい目にあうようなことは流石に無視できない。
が、続く言葉にそんな考えも吹き飛ぶ。

「なっ!?え?なにいってんだよ!
そりゃ、せっかくだし泊めるくらいどうってことねぇけど…気持ちいいことって、お前…」

耳と一緒に尻尾の毛も逆立つ。
驚いた様子で顔を真赤にしつつおろおろ。
魔力の匂いは良質で容量も大きく感じるだろうか。

エリミア > 「でも、そういう風に考えられるって優しい証拠だと思うよ」

耳が上がったり下がったりという様子に、少女は目を奪われていく。
少なくとも、気落ちした気分は戻ったと思えば、少年に微笑んでみせる。

「あー……でも、ほら、通りすがりのエルフに効かないってわかったからよかったじゃない?」

結界については、完全に無警戒だったことが原因であり、少女も反省する。
どちらかというと軽率過ぎて正体がばれる危険を呼びこんだ方で、ほっと嘆息する。

「うぅん、でもフラフラ歩いてたら向こうからくるかもしれないし、結構多くいるから外れないかもしれないし。
一人でって、他に誰もいなかったしね」

心配そうな表情を浮かべる少年と対照的に、少女は全く危機感を抱いてない口ぶりで。
心配するのも、野盗にうまくかち合えないことだと思って、少女は少しだけ考え込む素振りをみせ。
そんな少年を安心させようと、力強く笑顔で頷くが、そもそもその実力を疑われていることに気づいていない。

「もーっ、ブレイドも冒険者なんだからタダで、なんて安請け合いしちゃダメだよ?
気持ちいいことって、エッチなことだよ?それも男女のねっ」

ぶわっと毛が逆立つ反応は傍目にもわかって、少女は楽しそうに笑う。
おろおろする少年に、まるで諭すような口調で告げた直後に少年の顔を覗き込み。
どんどん顔が近づく中、唇同士を重ねてキスをしようとするだろう。

ブレイド > 「優しいとかそういうんじゃ…」

年頃の少年らしく、そう言われると照れくさくて。
ついつい否定してしまうのだが、微笑む少女の表情にまんざらでもなさそう。

「まぁ、そういうことにしておくさ。
あと、ちょっと勘違いしてるかもしれねぇが…その、なんだ…
あんた一人で危なくねぇかってことなんだけど…」

野盗に関しては自信が伺える彼女の言葉。
強い冒険者であるのかもしれないが…それでも一人で大勢となったりするのではないかと心配になってしまう。
剣で斬りつけてくるやつだけではないかもしれないし、心配は尽きない。
のだが…

「安請け合いとかそういう問題じゃ…むしろあんたがっ!
んむっ!?ん、ぅぅっ!?」

近づく少女の唇。
ほとんど不意打ち気味にキスを受けて、驚いたように呻く。
だが、舌を絡めるうちに力が抜けていって。

エリミア > 「そんなことないよ、とっても優しい男の子だよ?」

照れ臭そうに笑う少年には、少女は少し揶揄うように笑いながら追い打ちをしていく。

「うーん…確かに確実ってわけじゃないんだけど、それでも問題ないっていうか、うーん…。
でも、私はブレイドとがいいなっ!」

経過はどうであれ、魔力を得られればまた暴れることも可能であり、その辺も楽観的に考える所以であった。
最も、そうなるよりは相手を選んで交じり合う方がずっと好みだったが。
そんな話をうまくまとめ切れず、答える言葉は歯切れの悪いものになっていく。

「ほら、一宿一飯の恩っていうしさ、んんっ…ちゅっ…ふぅっ…。
んぅっ、舌使うなんて、ブレイドも結構乗り気じゃんっ」

唇を重ね合わせて少年が舌を絡めてくると、少し驚いた表情を浮かべる。
それでも直ぐに舌を絡め合って唾液を交じり合わせるディープキスに移行していって。
やがて唇を離すと、脱力する相手のズボンに手をかけていこうとする。

ブレイド > 「むぅ、だからそういうんじゃねーって…
目の前でなんかあったら気分わりーし」

キスを受け、言葉を交わし、少し熱に浮かされたように。
森で出会った少女とのキスはいきなり過ぎて、やや夢見心地。
舌を絡めてしまったのも反射的なもので。
説明をすっ飛ばす楽観的な言葉にもツッコミを入れられない。

「メシはおごってねぇだろ…ん、く……はぁ…
だって、お前…エリミア…だっけ?
とまらねーだろ、ここまでしといて…」

反射でしてしまっただけではあったが、少女の楽しげな様子や蠱惑的な雰囲気に
すでに大きくしてしまっていて。
自分も断るに断れないのだった。

エリミア > 「そうだね、ブレイド優しいし、私がそうなっちゃわないためにも、一緒に気持ちよくなろうよ」

どこか熱っぽい表情で上の空になっている少年に、満足気に笑む少女。
森で出会ったばかりのエルフに誘われている恰好であると考えれば、どこか幻想的だなんて考えて。
舌を絡めて唾液を掻き混ぜ終えて唇が離れれば、唾液の銀糸が橋渡しのように伸びていき。

「でもこれからブレイドのこと食べちゃうから…勿論エッチな方だよ?
うんうん、エリミアだよ。ここまで?まだキスだけだし、ブレイドも触ってみて?」

少年のツッコミにやや物騒なニュアンス物言いになったことに、少女は付け加えていき。
続く言い訳がましい声には、小首を傾げながらズボンを膨らませているものを露わにさせてしまい。
そして手袋を地面に落とし、素手で指を竿に絡めるように触っていく。
さらにもう片方の腕で、少年の手を取って僅かな布に包まれているだけの湿り気を帯びる秘所に触れさせようとする。

ブレイド > 「ん?う?なんで、だよ…はぅ…っ…」

目を細めて解けて落ちる銀糸を眺めつつも
うっとりとほおけた様子で耳をパタパタとさせて。
なぜ一緒に気持ちよくなることが、彼女が危険な目にあわないことにつながるのかは疑問だったが。

「く、うっ!
食べるって…はぁ……あ、ちょっと…」

少女の秘所に触れてしまえば、晒された肉棒も思わず跳ね上がる。
拠点が王都であるために、すこし長時間移動をしてきた少年のそれは少し強いオスの匂い。
さらに、移動中は当然性欲処理もしていなかったようで、とろとろと先走りを溢れさせて。

エリミア > 「ふぅっ…ブレイドが泊まらせてくれたら、私も危ないことしなくて済むわけじゃない?」

すでに熱の入った顔を見せる少年の疑問には、それとなく答えておく。
魔力を得ることが少女の食事にもつながるわけだが、交わる前にそんなことを言うのはムードを壊すと思っていて。
ぱたぱたと動く耳は、後で撫でさせてもらえないものかと考えながらも、今は快楽を貪る方を優先する。

「比喩だよ比喩。おぉ、結構蒸れてるし、ガチガチだね…。
溜まってるみたいだし、一回吐き出しちゃえ…!」

掌を滑らせる先走りの音を立てながら、蜜に塗れる秘所に這う指に、細身の身体を跳ねさせて。
掌で跳ねる陰茎の活きのよさには、満足気に頷いていきながら手を離していき。
そして少年の前に膝をついていく少女は、強い性臭を放つ陰茎を咥えこんでいく。
舌先で縊れに這わすように強い香りの元まで先走りごと舐め取って、頬を窄めて吸引していく。

ブレイド > 「そりゃそうかもしんねーけど…
あんた、すこしあぶなっかしいとこあるしさ…」

実力的なところではなく、直情径行というか…
ずんずん突っ込んでいくタイプのように見えていたための心配でもあった。
少女の視線が耳に入っているのに気づき、少し頭を下げて見せて。

「わかってるけどよ…流石にちょっと汚くねぇか?
臭いとかキツイし風呂も…おぅっ!?
やばっ…ちょ、敏感…だからっ…うあっ!!」

流石に言われてしまえば恥ずかしく、少女に奉仕してもらうのも悪い気がする。
蜜に濡れた指をなめながら、困惑していたが、ひざまずいた少女が陰茎を飲み込んでいけば、思わず声が漏れてしまう。
舌先の繊細な愛撫に咥え、強い吸い付き。
彼女のボサボサ髪を撫でるように、頭に手をかけ、あっという間に濃厚な精液を吐き出してしまう。

エリミア > 「結構向こう見ずだからね、危ないことしないようちゃんとブレイドが見ててねっ」

思い込んだら一直線な部分は自覚するところであり、心配そうな少年には安心させるより頼る素振りで。
頭を下げる少年には、存分に耳を観察することができ、やっぱり後で撫でようと心に決めて。

「んん?そうでもないよー?ブレイドだって私の舐めてるじゃん。
んっ、ぷはっ…あはっ、ブレイドが溜めてたの、すっごく濃いね…!」

恥ずかしがる少年を尻目に、少女は躊躇なく陰茎を咥えこんでいく。
飴のように指を舐めている様子を指摘しながら、口の奉仕は続く。
形を確かめるように絡みつく舌は触手めいていて、精を吐き出していくとそれを受け止める。
頭を撫でる手に押さえられながら、少女も中々離れずに残った分まで吸い出そうと。
その濃厚な精を呑み込んだ証のように、少年を見上げながら空になった口の中を見せていく。

ブレイド > 「オレもついてくのかよ…いや、ほっとけねーしいいけどよ。
あと、耳は別に…その、いいからな?」

こちらの依頼は済ませているし、少し時間がかかったからと言ってダメになるものでもない。
付き合うこと自体は吝かではない。
そして、ウズウズしているのが見て取れたのか、触ってもいいと予め許可を出しておく。

「オレは別に…こういうのは気になんねーし…
てか、全部飲んだのかよ。その、苦しくなかったか?
結構、出ちまったんだけど…」

むしろ少女の匂いや味は興奮を掻き立てるものでしかなく
もっと味わいたくもっと嗅ぎたいものだった。
少女の舌技にたっぷりと吐き出してしまったのだが、嬉しそうに口を開けて
飲み込んだことを示すエリミアにさらなる興奮をおぼえてしまい

「あー…えっと…」

溜めてたこともあってか、陰茎ははちきれんばかりのままで。

エリミア > 「ふふふっ、ありがと。
ホント?くすぐったいって聞くし、やったら怒るかなって思ったんだ」

同行を許してくれる少年には、屈託のない笑みを浮かべてウィンクする。
頭を差し出す少年の許可に、優しく掌を置いて撫でていく。
一応、陰茎は触っていない方の掌で触れるぐらいの配慮はあって。

「へぇ、意外とエッチなんだ…男の子だもんね?
ん、全然。でもいっぱい出せるみたいだし、期待大かなっ」

匂いを好む少年に少し揶揄うような言葉を投げかけていく。
笑みを浮かべて、満更でもない表情で、嫌がる素振りはないのが見て取れるだろう。
飲み干していった様子を見せれば、また昂る少年の様子は、少女も気分が昂ってくるのを感じていて。

「んっ、いいよ。治まるまで搾ってあげるからさっ、ぜんぶ出しちゃいなよ」

張り詰めた陰茎を苦しそうにしている少年に、少女は木に手を突いてお尻を突き出していく。
そして自分の指で股布をずらして濡れた秘裂を見せつけながら、挑発的に笑ってお尻を揺らしていく。
うねる肉襞が、その陰茎を待ち望むように垂らす蜜が唾液めいてさえいて。

ブレイド > 「別に、突然引っ張ったりしなきゃ怒んねーよ
ちんぽしゃぶらせといて…触んななんて言えねーし」

耳をぺたりと寝かして撫でられるがままに。
少し照れくさいらしく視線をそらす。

「女の子の匂いってなんかこう…いや、そりゃいいか…。
ん、その、いつもする時一回じゃおさまんねぇし、今日はちょっと移動が長くて…」

昂ぶった様子のまま、お尻を突き出す少女の秘所の顔を近づけ舌を這わせる。
意図した攻めとは違ったかもしれないが、匂いも味も興奮材料としている少年としては当然のことで

「ん、ぢゅる…ちう……はぁっ…」

少女の秘所に舌を這わせ、膣口尿道口と隅々まで味わう。

エリミア > 「そっか、引っ張られるのはやっぱ嫌なんだね。
ふーん、そしたらもっとすごいことさせてあげたら、引っ張ってもいい?」

ぺたんと寝る耳を、髪ごと撫でて堪能した少女は頷きながら納得していく。
照れ臭そうな言葉を聴けば、意地悪く笑いながら問いかけてみて。

「ブレイドったら、へんたいさんなんだ…溜め込んでた分、全部抜いてあげるっ。
ふあぅっ?ほ、ホントに好きなんだねっ…はぁっ、んんっ…!」

近づいてくる少年の気配に振り向けば、立っているはずの姿がなく、露わにした割れ目に当たる吐息に腰が軽く浮き。
割れ目から溢れる蜜は、舐めとる端から愛撫される刺激で新たな蜜が零れ落ちていく。

「あっ、ぁん…!んはぁっ…あっ…!ん、ぅぅぅっ…!」

奉仕で昂っていた身体に、予想外の愛撫を加えられたことで、溢れる蜜が少年の舌を濡らしていき。
舌だけで達してしまった少女はちょうどよく木に縋り付きながら身を強張らせて、軽く潮さえ噴いてしまうほどで。

ブレイド > 「もっとすごいことって…ちょっと想像、つかねーけど…
まぁ、事前に言ってくれりゃかまわねーよ」

どうも、頼まれると弱い節がある。
自覚はあるが、要求に害意がないとついうなずいてしまって。
耳をピコリと動かしつつ、今回もお願いを受け入れてしまう。

「ん、ふー…んんぅ…エリミアも長く歩いてたか?
ん、ぅ…ぢゅる」

腰を浮かせたエリミアから滴る蜜を舐め取り、音を立てながら吸い込む。
エリミアの味と匂いを堪能しながら、吹き出した潮すらも…

「んきゅ、んく…ん…」

喉を鳴らして蜜と一緒に味わってしまう。甘く達したのを確認すれば立ち上がり
少女の求めに応じるように割れ目にすでに熱く滾った竿を押し付けて

「は、あ…んっ、またせたな…くうっ!」

そのまま膣内に、熱く硬い肉の棒をねじ込んでしまう。

エリミア > 「んふふ、それはお楽しみかな。
やったぁっ!ちゃんと手を洗ってからするからね」

頼み込んだ結果、頭を撫でられるだけでなく耳も弄っていいことになった。
頷く少年に快哉を挙げる少女は、ひらひらと手を振りながら楽し気に笑いかけていく。

「はっ…あっ、んあっ…!
街からここまでずっとだったけど、水浴びはしてたし…あ、あははっ…うん、結構恥ずかしいんだね…」

割れ目から滴る蜜を音を立てて吸われていくと、少女は少しばかり及び腰になる。
言い訳がましく水浴びしたことを主張するが、達した際の潮まで飲み干されていってしまえば、赤らめる頬を掻いて。
先ほどの自分の行為を図らずも顧みることになって、興奮とは別の感情で動悸が激しくなっていき。

「ふぅっ、あっ、んんんっ…!はぁっ、あっ、来たぁっ…!」

押し当てられる陰茎の熱さと硬さに、言葉通り溜まっていることがわかる。
そして一気にねじ込まれていく陰茎に、肉襞が押し広げられると、元に戻ろうとするように強い締め付けを返す。
絡みつく肉襞は蜜を塗しながら、うねる陰茎を離すまいと吸い付いていって。

ブレイド > 「そりゃそれで、ちょっとばかり不安になるけど…
ま、無茶はしねぇよな?」

引っ張ることもすごいことも。
やや眠たげに見える目も楽しげな表情を見れば可愛らしく思える。

「恥ずかしいか…へへ、恥ずかしがるとこって、結構好きなんだよな
ん…まぁ、森歩きしてるとしかたねぇか」

詳しくは言及しないが満足したように。
そして、少女を後ろから…いや、エリミアに捕食されながらもそれを伝え。

「ん、くぅっ!きっつ…あ…うあっ…」

細身の引き締まった体に抱きつくように
そして、こぶりなお尻にも打ち付けるように腰を動かし。

エリミア > 「それはしないしない、ブレイド怒らせたくないもん。
…怒らせなければ、何してもいいよね?」

期待するような少年には朗らかに笑って答えていく。
そのあとに悪戯っぽく不穏な言葉をわざと付け足していく。

「うぅ~っ、イイ趣味してるっ…。
そんなに臭い嗅ぎたいならさ、これからすればいいじゃん。水浴びいかせないぐらい、頑張らないとだけどっ!」

少年の性癖を聴きながら、褐色の肌でもわかるぐらい身体を火照らせてしまう少女は呻く。
そんな羞恥を募らされた仕返しのように、少年の欲を煽るように告げていく。

「あんっ…!ふぁっ、んぁっ…!いいよっ…!はぁっ、ブレイドの濃いのっ、ナカに全部出してぇっ…!」

レオタードだけで隔てられた身体に少年の腕が巻き付いてくると、間近で汗の匂いまで嗅がれてしまうと少女も気づく。
それも昂る身体に打ち付けられる腰と、肉襞を掻き混ぜる陰茎からくる刺激で甘えた嬌声を上げ始めてしまう。
腰を打ち付けてくる少年に合わせて、お尻を突きだす迎え腰でより深く繋がろうとする。

ブレイド > 「怒るようなこと、しなければな」

悪戯っぽい表情に、掛ける言葉が少ないのは
彼女の腟内が気持ちよすぎるせいか。
時折密着した体が小さく震える。

「んっ、ふ…いいのかよ?仕事、あるんじゃねぇのか?
ん、くぅっ…!」

褐色の肌が艶かしくランタンの灯りに照らされて波打つ。
荒くなった息もそのままに、汗の匂いも性臭も吸い込んで

「ナカっ…いいの、かよっ…!あ、うっ!エリミアそんな動かすの、やべっ!
あ、ぐっ…!うううっ!!」

巻き付く腕は胸に触れ、深くつながった陰茎からは少女の言う通り濃い精液が吐き出され
少女の膣内に流し込まれる。子宮口に押し付けながらの射精、子宮まで満たすほどの量を。

エリミア > 「しないってっ、撫でたりしたいだけだもん」

だんだんと口数の減る少年が夢中になる様子を、少女も感じていく。
密着するように触れ合う身体は、互いの反応が筒抜けになってしまう。
少女の弱いところを陰茎が通るたび、跳ねるように背筋を反らしていく。

「仕事とエッチにかかり切りにしちゃえば、水浴びできなくなってブレイドの大好きな匂い嗅ぎ放題だよ?」

依頼を気にする少年に、少女は誘惑するように告げて交尾じみた交わりに傾倒させようとする。
褐色の肌に汗が浮かんで、薄い布地越しに吸い付くような感触を返す。
僅かな灯りの中、お互いに荒い呼吸で蠢く陰を揺らしていく。

「ふふ、そんなの気にしないで無責任に精液出しちゃえっ…!んあっ、ふぅぅぅっ…!
んっ、はぁぁっ…二度目なのに、お腹いっぱいにされちゃった…ねっ…!」

慎ましい胸に少年の腕が触れると、柔らかい感触を返していき。
少年の射精に合わせて、達した少女の肉襞が強く収縮して搾り取らんとする。
子宮を満たす精から得られる魔力で、飢えは治まっていく心地はするが、火照った身体はむしろさらに飢えていくように感じて。
その感覚に引きずられるままに、射精が終わったばかりの少年の腰に、お尻をぶつけるように再び腰を振って煽っていく。

ブレイド > 「ん、なら…怒ったりしねぇ、よっ…」

明らかに反応が違う箇所を見つけ、少し楽しそうに答える。
感じている姿をみると、ぞくぞくしてしまうのは仕方のないことで。
こちらも、エリミアの膣肉が敏感な箇所にこすれるだけで腰が大きく跳ねて。

「ん、ふーっ…く、いいのかよ…っ!
今の、エリミアの匂いでも、すげー興奮…する、のに…っ!」

もはや隠すこともなく、鼻を押し付け、舌を肌に這わせる。
薄い布地にこすれる感触すらも強すぎる快感を生む。
少女の誘惑に負けてしまったかのように、情交にふけってしまう。

「あっ…くぅっ!今、動くの…かよっ!
ナカ…もっとほしいのか?」

慎ましい胸から薄くついた筋肉を這うように、エリミアの身体を撫で下ろす。
柔らかな少女とは違う、柔らかさの中にあるしなやかさに惹き込まれたか
萎えることなく、少女に犯されるまま、再び腰を動かし交わりを深める。

エリミア > 「えへ、猫撫でたことってなかったから、楽しみっ…」

弱い部分を擦られると、素直に反応する身体が隠すことも許さない。
その反応を見られながら腰を打ち付けられるたびに、抱きつく少年の腕の中で甘い嬌声をあげてしまう少女。
その刺激で、腰を大きく跳ねさせる少年の陰茎が深く襞を抉れば、甲高い悲鳴じみた嬌声も抑えきれないだろう。

「うん、いいよ…依頼手伝ってくれるお礼に、私にいっぱいマーキングしても…森を出るまで、ブレイドの好きにしてあげる」

どちらかといえば犬のように鼻を押し付けて嗅ぎ始める少年の舌で汗の浮かぶ肌を舐められて身を捩る。
叩きつけられる腰を、突き出すお尻で受け止めていく少女は、正直な性癖を口にする少年へと語り掛けて。
夢中に腰を打ち付ける少年との交わりに、魔力を得る捕食行為を越えてのめり込んでいって。

「はぁっ、あぁんっ…!溜まっているの抜いてあげるって約束…ちゃんと守らないとね?」

レオタードに包まれる身体を撫でられれば、敏感な肌を擦られる感触で肉襞は強く締まる。
お腹の裏で、まだ萎えていない陰茎を感じながら、自らレオタードの肩布をずらしていく。
上体ごと慎ましい乳房を露わにしながら、少女は振り向いて淫蕩に微笑んでいく。
そして、少年の精力の続く限り、その身に上質な魔力を飽食すら忘れたような貪欲さで受け止めていったことだろう。

ブレイド > 「猫あつかいかよっ…まぁ、いいけど、さっ…!」

森に響く嬌声。少女の反応の一つ一つにいちいち興奮してしまう。
過剰に体が反応するたびに、更に強く攻め立て抱きしめて。
膣内をえぐりながらも、少女の中で陰茎が跳ねるように。

「んんっ!しらねーぞっ…!でも、エリミアも…好きなように、しろって!
ぢゅる、はむ…っっ!は、あぁっ…」

少女を味わいながら、嗅ぎながら…どくりと陰茎を震わせる。
この後のひときわ大きな射精を予感させるように。
上質、高濃度な魔力を提供しながらも少女の身体を貪ってしまう。

「ああっ!はっ…う、くっ…ナカっ…またっ!!」

きめ細やかでしなやかな肌が顕になり、森の中だというのに裸となった少女に更に興奮をおぼえてしまう。
そして、その少女の最奥で…音が、衝撃が、伝わるほどの射精。
結局、この交わりは長く長く続いていって…

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からエリミアさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からブレイドさんが去りました。