2017/09/08 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にジグリアさんが現れました。
■ジグリア > 日が落ちて視界が悪くなった夜の山道。
日中でも相当危険が付きまとう山賊街道を、よりによって夜に進んでいく背の高い女冒険者。
採取の依頼でこうして山までやってきたはいいが、運が悪い事に日中あちこち探しまわったというのに目当ての品が見つからない。
「…困った…。……いいお金になるのに…ほとんど見つからない…」
特別強力な薬の素材となる一風変わった薬草だが、それなりに経験があってもまるで見つからない。
「……そろそろ、水浴びじゃなくて温泉に浸かりたい。……お金がないからダメか……はぁ」
何度も山を上り下りしているものだから、相当疲れている。おまけにムシムシした空気で体から浮き出た汗が、肌と服をぴっちりとくっつけて気持ちが悪い。
「……ちょっと、水場を探さないと……確か…こっち……」
服がぴっちりと肌に吸い付いて気持ちが悪い。おまけに、拘束具で抑えつけている自らの性器は蒸れ蒸れ。性的な欲求でなくても、いったん露わにして楽になりたい。
だけども、流石に露出する場所は選ぶ必要がある。今は我慢だ
■ジグリア > 「……ふう」
仲間同士で行動する冒険者たちが、時々羨ましくなる。だが、本格的に誰かと組みたいとは思わない。
面識のない人物と1日や2日、短い間だけ組むというのが性に合っている。
しかし、それ故一人では大変な仕事も自分1人でやり遂げるか、そもそも出来ない事が多い。
覚悟はしていたが、こんな状況のようにどうしようもいかなくなるたび思い知らされる。
女はため息を繰り返しながら、草が密生する暗い道を進んでいく。魔法を頼りに、山中の湖や川の位置を探り、進んでいくがあちこち虫に刺されたり噛まれたりして、次第に痒みも増してくる。
「……っ……」
ああ、いやだ。早く通り抜けて、水浴びをしたい。水も飲みたい。
そんな思いで、がさがさと草をかき分け、踏みながら歩いていった先には、小さなせせらぎの聞こえる川が見えた。
「…………見つけた。よかった、何も起きなくて」
露出の少ない恰好ゆえ、草や木で足などを切る事はそんなになかったが、あちこち噛まれたりしてかゆい。
川辺へやってくれば、ランタンを置き、早速下からいそいそと脱ぎ始めて汗まみれの素肌を下半身からさらし始める。
腰につけていたレザー製の拘束具を強引に外すと、ぼろん と太く長い陰茎と、丸々と膨れた陰嚢がぷるんと揺らぎながら顔を出し、一気に開放的な恰好となる。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にリスさんが現れました。
■リス > 「ついてないわ……もう。」
夜の山脈をがさりがさりと歩くのは、冒険者には到底見えない少女。
遠くに商売に出て、物を売りその帰りの今現在。
夜は危険なので、どこか泊まりたいとは思ったが、護衛の人数と護衛の大丈夫だという太鼓判に夜の山賊街道を進むことにした。
―――結果、物の見事に襲われました―――
襲撃にあい、まずは命をということで、護衛に馬車から連れ出され。
護衛の人々に荷物などを任せて脱出。
しかし、随伴の護衛ともはぐれてしまい、ひとり夜の闇の中歩き回るハメに。
水の音がしたので少女はそちらの方に足を運ぶことにした。
少しでも離れなければならないし、護衛の人間に川があれば川沿いに歩けば街に到着するという話も聞いていたから。
冒険者のみでもない少女には、先の川で水浴びをしている存在に気が付くこともできずに、接近していた。
■ジグリア > 下半身だけ露出した状態になれば、川辺の前に座り込み、さっそく清水を手にすくい、露わとなった陰茎の包皮を剥いて洗うべく、包皮を剥くが、
「……ん」
普段の唐突の快楽や衝動に耐えうるべく、尿道へ挿し込んだ栓を抜くのを忘れていた。鬼頭付近をそっと手で握りつつ、ゆっくりとフックに指をかけてにゅぷぷ…と栓を抜いてしまえば、異物感のなくなった尿道の解放感に「ふあぁ…」と熱い吐息をこぼす。
そうして、ようやくむき出しになった陰茎を水で洗っているところ、不意に長いエルフ耳がぴくりと揺れる。
「……誰か来る…」
快楽の波に溺れる手前だったからか、慌てて陰茎を洗うのを止め、立ち上がれば内股になって陰茎と陰嚢を密接させた太腿の裏側へ隠すようにして、かなり不安定な態勢で、得物である銀の長剣を右手に、迫る人影を警戒する。左手は性器を隠すように、申し訳程度に股間へ添えて。
「…………こんなところに…一人…女…。…用事…何」
ぶつぶつと、人を前にしているからか小さな声で口にしつつ、冷たくそっけない口調で剣を下ろしながら、いずれ顔を合わせるであろう少女に声をかけるであろう。
声が聞こえずとも、眩い剣光から武装しているのは分かるかもしれない。
■リス > がさり、と草をかき分け月明かりの下に、月明かりを反射する川のもとに出てきた。
そこに見えたのは、こちらに厳しい視線を向けて、銀色の光……剣だ。
銀製の業物と言えるだろう、それなりに効果であり、おそらく人狼とかそういった類を相手にするときに絶大な効果を……ではなかった。
いま現状は、自分に向けられている、彼女の厳しい雰囲気とともに少女の腰を抜かさせるのには十分だったであろう。
「ひ……っ!」
その場でペタンと尻餅をついてしまえば、ガクガクと震える。
足に力が入らず、逃げることさえ咄嗟に思いつけないでいて。
「え……ぁ。」
小さな、本当に小さな声。川のせせらぎに消えてしまいそうなそれをなんとか耳にし。
彼女の剣が下ろされて、息を一つ吐き出した。
「あの……盗賊に襲われて逃げてきて……ここに、たどり着いたんです。
助けて、いただけませんか、お礼は、いたしますから。」
実力を図るようなことはできないが。
こんなところにひとりでいるのだから強いのだろう。
少女はそう思い、彼女の目を見て、懇願を。
■ジグリア > 闇の中から現れるのが誰であれ、自身も決して余裕のない状況だ。
武装して相手を威嚇するのは決して間違ってはいない。
が、剣を見た相手のリアクションを見れば、対人恐怖症の気がある女は狼狽え、静かに剣を下ろして目をそらした。
「…ぁ…。…え…と…。……ごめん」
先ほど冷淡に警戒心を見せた女とは思えない、おどおどとした小さく聞き取りづらい細々とした声。恰好が恰好なので顔を赤くしながら、目線をたびたび目の前の少女から逃げるようにずらして
「……盗賊……。……わか……た。…私…来たら…倒す」
相変わらず少女と目を合わせようとしない背の高い女。その眼付は酷く弱気で、まるで貴方を恐れている風にも見える。
「……水浴び……中。……すぐ…終わる……じろじろ……見ない…で」
こんな格好をしている上に、今はひた隠しにしているが、おのれの異形を知られるのが怖かった長身の女は、絶対にふたなりである事を隠すべく、剣を置くと不自然な歩き方で川へ下半身を浸からせようとするが
「っ…。…!!!!」
そそっかしく、湿った草地に足を滑らせた。そしてその勢いで、大きな陰茎と陰嚢が豪快に露わとなってしまう。
女はといえば、この世の終わりが訪れたかのような絶望溢れる表情で貴方を見ていた。
■リス > 自分に剣を向けていた相手が、急に狼狽え始める。
剣が降りて、視線を外す相手に、大きく安堵のため息、このまま攻撃されないという安堵が強く吐き出される。
「いえ……、大丈夫です。
こんな場所にこんな時間、ですもの。」
首を横にふるると、振って、彼女の謝意に仕方ないことと理解を示す。
あまり視線を向けてこない相手、少女は首をかしげる。
何かあったのかしら、と。
座っている状態で身長の高い相手を見ている故に自然と視線は上に移動していて。
おどおどしているようにも見える相手に何がと。
盗賊を倒すという言葉は心強いのだけれども、疑問が疑問を。
「え、あ……。」
彼女の言葉に初めて気がついたように視線を下ろして。
彼女の下肢に視線が降りていく。
そこで初めて彼女の下肢が裸だということに気がついて。
転んだ彼女、そして見える二つの性器。
自分を見る相手の視線に、納得がいく。
「大丈夫、怯えなくてもいいわ。
貴女のオチンチンは、素敵ですから。
それに、ほら。」
先ほどと今度は入れ替わったかのよう。
少女は笑みを浮かべて立ち上がり、近づきはじめる。
はらり、と服を落とし始め、己の肌を晒していく。
ベストがまず、川原に、続いて、トップス、スカート。
下着のみとなれば、下着さえも、するり、と落としていく。
彼女と同じく、肉棒のある女の肉体。
「貴女と同じ、両方あるからだ、ですから。」
と、怯える彼女に近づいて、彼女の目の前に立ち肉棒を、抗がんを持ち上げる。
月明かりの下に、濡れて光る秘所が彼女の視界に晒されよう。
恥ずかしくて顔を赤く染めながら、ね?と笑いかける。
■ジグリア > 決して見せるまいと心に誓っていた、己の下半身につく男性器が露わとなれば、ショックのあまり言葉を失う。
「ぁ…ぁ、ぁ、ぁ…」
見られてしまった。顔は明らかに落ち着きを失っており、滝のように汗をかき、その場から逃げようにも変に力んでしまい動けない。
その癖、見られたくない肝心のイチモツはむくむくと真上を向いている。
「…しま……った…」
その場で俯く。勝手に絶望する女の考えに反し、少女は驚く様子も見せず、なぜかうれしそう。
しまいには、その場で衣服を脱ぎ始め、瞬く間に自ら裸体を晒す。
貴女と同じ なんて言葉が聞こえれば、ようやく振り返る。そこには、華奢な体に、存在しないはずの己と同じ男性器が。
「……!!?…な…っ!?」
ぽかーんと口を開き、少女の肉棒に釘付けとなる。
「……同じ……。……本当に……。…」
羞恥心を帯びながらも、先ほどの不安が消し飛んだかのような、小さな声でそっと言い放った。
■リス > 彼女の表情を眺めて、少女は理解する。
過去の自分を見ているようだ、自分も小さい頃には、恐れていたし、隠していた。
両親や、周囲の協力があり、今の自分ではあるのだけれど、彼女はちがうのだろう。
絶望の表情、しかして、彼女のそそり立つ肉棒に、それを推測して。
「私も同じ、両方あるわ。
リス・トゥルネソルというの。マグメールで、お店を開いているわ?
えっちなお店じゃなくて普通のお店だけど、ね。」
少女は、あえてここで自分の素性を明かしておく。
自分の居場所を彼女に教えておくために。
「盗賊から守ってくれるお礼、お金で考えていたけど。
お金で、いい?」
少女は、自分の肉棒を見つめる相手に、笑みを浮かべて問いかける。
「女の子同士の、イケナイ交尾、しちゃう?」
そう言いながら上からのしかかっていき、抱きついていく。
お互いの乳房を重ね合わせ、固く熱い肉棒をこすりつけ合う。
「貴女を受け止めてあげること、出来るわ。
流石に、子供孕ませたいって言うなら、逃がさないし
私も、あなたを孕ませるけれどね。」
なんて、冗談みたいに、囁き、かのじょのくちびるをぺろり、と舐めてみせる。
■ジグリア > まるで金縛りでも食らったかのような、恐ろしい何かに縛り付けられその場を受けずにいた女はひどく焦っていた。己の特異体質を分かち合ってなお、狼狽える女を黙らせるべく、少女は名乗ると同時に自信満々な様子に語る。
「……!!…こう……び…?」
いかにも興味ありげな、恥じらいを帯びた返答の意図は、「はい」という返事よりも素直だった。むくむくっ と太く大きな陰茎が力み、今にも破裂しそうにギンギン膨らむ。
「……ん…ぅ…。……その…話…乗る……」
うっとりした風な表情で、己の唇をなめる少女に対しては、あっさり頷いた。
「…………。…手伝って…。…気持ちいい事…」
乳房同士が擦れ合い、肉棒を重ねれば、鬼頭からぬるりとした暖かい分泌液を滴らせながら、甘えるように少女へせがむ。
■リス > 「ふふ、嬉しそう……。」
膨らんでいく彼女の肉棒、大きくなる相手のそれに少女は舌なめずりしてみせる。
自分の肉棒も彼女に答えるように大きくなり、硬くなった肉棒同士がこすれあう。
溢れる先走りをお互いに絡め合い、ぬちぬちと、音を立てて擦り付け合い始める。
「じゃあ、契約は成立ね。
ん。」
頷いた彼女に、笑みを浮かべて唇を重ねて、チュと音を立ててキスを。
肌を押し付けて、胸を絡ませるようにこね回し、肉棒をこすりつけていく。
ぐにぐに、と胸を押し付け、硬くなった先端を彼女の先端で、こりこりところがした。
「ええ、わかったわ。
これは報酬だし、先に、気持ちよくしてあげる。
でも、オマンコに入れたいなら、ちゃんと言ってね?」
せがむ相手に、ウインクして見せながら体を起こし、彼女の肉棒に手を伸ばす。
そして、己の乳房で挟み込み、柔らかな胸の肉で上下に擦りあげて亀頭に舌を這わせ、尿道を舐め始める。
そのまま、口の中にいれて、じゅるじゅるすすりながら、奥まで吸い込み、ゆっくり引き抜いていく。
丁寧に肉棒をすすり、雁首を唇で愛撫し、舌は幹に絡みつく。
じゅぼ、じゅぼ、と彼女のペニスをすする音が響き渡る。
■ジグリア > 少女の言葉通り、何者かに取りつかれたかのように情欲へ溺れる女は嬉しそうだった。
あれほど見せるまいと隠し続けていた肉棒は、ずっとこの日を待っていたといわんばかりに、僅かな刺激で濡れ、今にも射精しそうに小さく震えては女の全身を快楽が駆け巡る。
「ふぁ、ぁ…う…んっ…。…わた、し…加減…できな…かも…」
目の前の快楽へ夢中になるあまり、理性が弾けそうな思いだ。キスを重ねると、そんな弱音を口にする。無論、激しくなることなど承知でこうして行為に至ったのかもしれないが
「ふぐぅ、あぁっ!い、いぃ…!も、もっと…ひゃ…ぁぁ…!!!」
少女の柔らかな乳房で挟まれる肉棒。柔らかさと温もりでますます我慢が効かなくなりそうだ。実際、挟まれただけというのに、鈴口からはだらしなく粘り気のある透明な汁が垂れ始めていた。
「っは、ふぁぁ…あっ!…きも…ち…ひ…!!っ…ぁ…が、我慢できな…っ!!」
ぷるぷる 全身を震わせると根本から何かがこみあげてくるような感触に襲われる。
「ぁ、ぁ…ふぁ…ぅ…っ…ぁ…んっ…」
射精だ。もうすぐイきそうだ。だらしなく舌を出し、よだれを垂らしながら小さく「イく、イキそう…」と細々と続ける。
「こ、こんな…外でっ、裸でっ、恥ずかしいこと…っ、ぁ…ぁっ」
■リス > 「加減なんて、しなくていいのよ?
貴女の思いを、さみしさを、全部ぶつけて?
このおちんぽには、1回2回じゃ終わらないぐらい、精液、溜まってるんでしょう?」
優しく彼女の肉棒を、それから陰嚢を撫で回し少女は尋ねる。
今まで我慢して、溜まっていた鬱屈を全て吐き出してしまえ、と言わんばかりに。
「嬉しいわ、もっと、よくなって?
私の胸も、体も、興奮できる牝だって証明して欲しいわ。」
嬉しそうに笑い、彼女の肉棒を乳房で上下に擦り上げていく。
舌を這わせ、溢れる先走りをすくい取り、ゴクリ、と飲み込んでみせて。
もっと、と求めるように舌を肉棒に這わせて啜り上げる。
じゅる、じゅるる、と音を響かせ、尿道に舌を差し込んでかき混ぜる。
「ん、んんっ。」
我慢できないと言われて、じゅるるる、と強く啜り上げる。
両手で己の乳房を抱きしめ、挟む力を強く、彼女の肉棒に吸い付くように肌を押し付ける。
そして、限界に近いのを知れば、少女はさらに胸をこすりつけ柔らかな乳房で扱いて。
喉奥まで肉棒を飲み込んですすり上げる。
彼女の精液を飲み込んであげる、と言わんばかりに。
■ジグリア > 「ふ、ふぁ、ああぁぁぁぁっ…!!」
ぶるぶると全身を震わせながら、今にも射精を迎えそう そんな気持ちで喘ぐのが精いっぱいの女。絶え間なく与えられる刺激に、少女の呼びかけを頭で理解する余裕があるのかはわからないが、乳房が肉棒を絞るようにして圧迫を繰り返すたび、ちょろ と何かが漏れる。
「ぁ、ぁ、ぁあ…!!!!ひぐ…ぅっ!…も、もう…だ…め…っ!…っぅ!!で、、るぅ…!!!いっちゃうぅぅ…!!!!」
ぎゅ と地面を握りしめるように、両手へ力がこもり、下半身に力む力が入ると、少女の囁きに落とされる形で、限界を迎える。
やや広がった尿道からは、激流のごとく粘り気のある精液が決壊したように溢れかえり、少女の口内をあっという間に粘り気のある白濁で満たし、喉奥まで構わず氾濫する。
どれだけ溜め続けたのだろうか。1度の射精では、肉棒が萎む様子もなく、丸々と膨れる陰嚢も未だ弾力を維持している。
まだまだ、刺激を加えれば終わりを知らない程大量の精を吐き出す女は、時に犯され、時には孕ませる側となって満足いくまで楽しむことだろう――――
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からジグリアさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からリスさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にチルユキさんが現れました。
■チルユキ > 今日は雨が降っていて、眠い。
今日は暖かくて、眠い。
今日は寒いから、動く気がしない――――――。
通りすがりに見つけた寝心地の良い塒、が。
快適過ぎて飲まず食わずで引きこもり生活を満喫し――――
空腹に耐えかねて漸く這い出てきた、けれど。
「お腹…………すいた……。」
流石、に。喰えれば僥倖、の域を超え過ぎた――――かもしれない。
或いは、あの塒は、そう言う魔の者が潜んでいたのかもしれない、と思う程。
人が―――――山賊や旅人が通るかな、位の道までは出て来れたが。
ぱたりと往来に突っ伏した。
「乾涸び……る………」
■チルユキ > 「吸血鬼………じゃなく、て。蜘蛛の化身……だったら……」
自ら出向くのではなく、生き物が良く通る場所を見定めて巣を張れば。後は、寝ていられるんじゃないか。
否、そうして良い、なら兎も角、そうしなければならない、となれば屹度長くはもたない筈。
地面は意外と冷たく、夜が更ける手前から響き始めていた鈴虫の声が多重に聞こえはじめる。
一瞬訪れる沈黙に、控えめに響き始める声に。他方から応えるよう響く音。―――呼びかけ合い、ではなく。雌への呼び合いかもしれない、が。
突っ伏していたら暗がりに踏まれかねない。
仰向けにごろりと寝返りを打つ。
理性が揺らぐよりも行き倒れるのは珍しく、
「やっぱり……何かいたのかな……」
掲げた手の甲、に。歯を立ててみるが。そそられもせずに 手慰みにがじがじやるだけ。
■チルユキ > 掲げていた手もやがてぱたりと落ち、仰向けの儘眠気に攫われる。背中とくっつきそうな腹を抱えた儘、
次目を覚ました時、――――果たして理性があるのか、如何か、
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からチルユキさんが去りました。