2017/05/17 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にカタナさんが現れました。
カタナ > 何時も何時も仕事ばかり、というのもそれ程苦にはならないが…人間、息抜きをしたくなる時はしたくなるもので。
九頭龍山脈…の、山中の何処かを一人、動き易い和装に古びた刀一振りだけ、という軽装にて歩く青年。
木々を時折揺らす夜風が、彼の白と黒の斑模様の頭髪を緩く靡かせて行く。

「……んーむ…考えたら、この山脈はあんまし来た事が無かった気がするのぉ」

見た目と反して妙に年寄り臭い雰囲気と呟き。実際人間ではあるが中身は80歳過ぎのジジィだからしょうがない。
幸い、若い頃の失敗で偶然そうなった不老の体質に助けられ、こうして若い頃の姿のままを維持できてはいるが…。

「こう、もうちょっと身長とか…だんでぃずむが欲しいもんだの…」

どうあっても青年には手に入らないものだが。土地勘がそんなに無いとはいえ、歩く速度はゆったりとしながらも一定。
飄々とした感じで恐れも迷いも焦りも無い。むしろ、先程から青年の瞳はずっと閉じたままだ。