2017/04/26 のログ
サヤ > 「ん……ふ、ぅ」

もらった薬のおかげか、心が落ち着いていき、それと同時にふわふわとした幸福感に包まれていく。
そうなれば相手の話など頭に入らず。
先ほどまでの狂った表情は消えて焦点の合わない目で、相手にされるがままに抱きかかえられ。

「ふぁ……ぃ」

相手の言葉に熱に浮かされたように返事をし。
薬のおかげで今はこの先待ち受けるであろう新しい試練のことは考えずにすんでいて。
そのまま、相手に連れられるまま、行くことになるだろう。

アシュトン > あー、こりゃ完璧にキまっていらっしゃる。
扱い易くて楽にはなったがな……それはソレでツマランな。

(つまり、何処か連絡の取れる場所まで、殆ど反応のない歩く人形を連れていかなければならない、という事だ。
奇声を突然発せられるよりかは、余程マシと言えばそうなのだが。
まぁいいかと一人納得すれば、拘束に使った分から伸びるワイヤーを手に掴み。
街道の載った小さな地図を一目見て、頷く)

それじゃ行くぞ

(見事に思考能力も飛んで行ってしまっているらしく、反応も曖昧であるが。
先導して引っ張ると、そのまま道を歩いてゆく――彼女を迎えにくる予定だった馬車とは、恐らく上手い事行き違いになった事であろう。
これから彼女がどんな目に合うのか分からないが、此方は、仕事の金を貰うだけだ……)

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からアシュトンさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からサヤさんが去りました。