2016/11/20 のログ
ルーフェン > 洞窟の奥、眠っていた身体をむくり、と起こせば目元を擦りながら出入り口へ向かう
むにゃむにゃ、と未だ寝ぼけ眼で外界を一望すれば、突然、ハッとしたような表情になり―――

「ま、また眠りすぎた―――っ」

やらかしてしまった、とでも言いたげに声高に叫び、続けざまに竜の咆哮
山脈麓に広がる森林の隅々にまで咆哮が響けば、す、と辺りの動物、魔物の気配が遠ざかっていく
わなわな、と震えながらまたやらかしてしまったか、と思っていたが、よくよく考えれば、
数百年程度、寝過ごした所でそれほど問題もないことに気が付き、ぱあ、と表情が明るくなった

「長く寝すぎたからといって、気にするやつもおらんか…」

そうだったそうだった、と高台にあった洞窟を下っていけば湯の沸く泉まで歩いていき、
傍に来ればボロボロの衣服を脱ぎ捨て、そい、と泉に飛び込んだ
身体が温まり次第に戻り始める四肢の感覚に心地良さげに息を零し、適当な深さの岩場に腰を落ち着ける
鈍った関節をぽきぽき、と解すように動かせば、肩までしっかりと湯に浸かる

ルーフェン > 「腹が減った、な…」

身体が調子を取り戻せば、次は空腹を訴える
近くで狩りをしてもいいが先程の咆哮で近場に動物の気配は感じられない
となれば、街へ降りるのも良いかもしれない。しばらく寝ていた間に街の様子は変わっただろうか?
色々と考えながらざば、と湯から上がれば身体をボロで拭き、さらにはそれを身を纏い
宛もなく夜の森の中へと入っていくのであった

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からルーフェンさんが去りました。