2016/08/27 のログ
ご案内:「山賊街道・バフ―ト近隣」にセリオンさんが現れました。
■セリオン > 【待機】
ご案内:「山賊街道・バフ―ト近隣」にリーゼロッテさんが現れました。
■セリオン > 「リゼ……?」
来たら、と言わず、出てきたら、という表現を使う――その言い回しが、気にかかる。
だが、そういう人間も、この国では幾人か見てきた。
自分の体の中に、別な魂を持つ人間――面白いが、主人格と、その魂との関係性は様々だ。
1人、面白くないものを見たことがある。主人格はただの子供のようなもので、内包する魂が、全ての面倒を見ている――
つまり、当の本人は白痴に過ぎないというような、そんな姿を、である。
「誰に頼っているんですか……犯されるのは、貴女ですよ」
少女自身の愛液を絡めた指が、少女の舌を弄び、唾液に塗れる。
舌裏を指先で擽り、歯茎を爪でなぞるその動きさえ、今の少女には快楽となるだろう。
その間も、ゆるゆると秘所を撫でまわす動きは止むことが無く、陰核も一定の周期でつつかれる。
軽い絶頂が起こり、それが引く前に次、余韻が引く前に次――
快楽は積み重なるように、天井を知らずに高まって行く。
やがて、咥内から指が引き抜かれる。
唇との間に銀糸の橋を架けた指は、少女の視界から外れて――
ぴっ。
と、音がする。少女の上着が、背から、ナイフで切り開かれて行く音である。
何枚か、重ねて着る衣服を、一つ一つ脱がす手間が惜しいという無精の為に、少女の服は布切れへと変えられて行く。
そして露わになった背。飾りの施された下着の下へ、愛液と唾液で濡れた指が滑り込む。
少女自身の体液が潤滑剤となって、女の掌はぬるぬると、少女の胸の上を這う。
固く尖り始めた胸の先端が、指の節や肉の盛り上がりに、幾度も幾度も弾かれ、押し潰される。
その間も、秘所へ与えられる快楽は緩まない。むしろ、胸と同時に触れられるだけ、その度合いは強まっている。
女の指と、少女の淫肉が触れて離れる度、にちゃ、ぬちゃ、と粘性の水音が聞こえて、それは静かな森の中、少女の耳までも届くだろう。
「もう、こんなに濡れているなんて――なんて弱い体と、心でしょう。
名も知らない同性に組み敷かれながら、ここは受け入れるべきものを望んでいるだなんて、はしたない」
詰る言葉と共に、割れ目に強く押し当てられる指、二本。
やがて女の人差し指と中指は、少女の内壁を押し広げるように、割れ目の奥へと入り込んで行く。
その間も女は、少女の淫らな体を。そして、自分でない誰かの力を誇る、少女の心を嘲笑う。
■リーゼロッテ > 「頼ってなんて…っ…く、ぁっ……」
口内へねじ込まれた指が、舌を、柔らかな部分を蹂躙していく。
こんなところで感じるなんて普段はないはずなのに、無理矢理薬で感じさせられた身体は、受け入れたくない快楽で震え、甘ったるい吐息をこぼしてしまう。
更にスリットを撫でられれば、蜜がとろとろと溢れ続け、肉芽を揺らされる度に、ビクビクと背中を震わせていく。
自分が焼き落とされ、いなくなっていく感覚は心地よさに胸が苦しいほどの恐怖と喪失感を齎す。
「ふ…はっ……」
だらりと開かれた唇から指が抜け落ちると、苦しげに息を吐きだす。
背中の感覚が急に軽くなり、熱気の篭った外気が入り込み始めた。
あの時と同じ、大好きな制服も全て失ってしまう。
ショーツと同じ白地に薄桜色のレースが飾られたブラの下は、小振りの房がある。
ビーズクッションの様に指を沈めて、こつんと丸い肋骨の感触を与える未発達の胸元に、少し硬くなった小粒の尖りが彼女の手の中で触られていく。
「ぁっ…ん……ぁ、っ…は…ぁ…っ……! ゃ…あっ……」
汚された事もあったものの、粉々に心を砕かれ、やっと立てると仕事に戻って直ぐの今。
厭らしい水音と、鼻に残る匂いが再び精神へ罅を走らせる。
丸い瞳が伏せられ、ぽたぽたと涙が頬を伝い落ちながら、もろくなった心に言葉が深く突き刺さっていく。
「ひぐっ……! もぅ…ぃゃ……やだ…っ……ぃやっ……!」
逃げようと少しだけ体が動いたが、指が膣口から入り込んでいくと再び力が抜けてしまう。
幾度と引き裂かれた膜の名残が、あまり大きく開くことを拒み、綺麗なピンク色の粘膜をした膣壁が顕になる。
たらたらと少し濁った蜜が滴り続け、動こうにも逃げれない今にあの日の絶望が再び心を崩していく。
■セリオン > 胸と、秘所と――まださしたる時間も過ぎていないが、注ぎ込んだ媚薬の効力は絶大。
手を濡らし、袖口さえも濡らす程の少女の愛蜜を指に絡めて、女は少女を犯し続ける。
薄くも自らを主張する胸には、ただひたすらに優しく、ゆっくりと満たすような快楽が。
二本の指で内側を削られる膣には、針のように鋭く、体の中心へ強引に割り入るような快楽が。
種類は違えど、そのどちらも、延々と積み重なって際限なく膨れ上がって行く。
「やだ、いやだ、と――そればかりですね。ほんの少しでも、意思のようなものがあるのかと思ったのに」
女は、少女の耳元に口を寄せて詰る。その声と吐息さえ、耳朶をくすぐる快感と変わる。
「嫌なら抗えば良い。受け入れるなら、素直に快楽を楽しめば良いと言うのに……
ねえ、快楽を否定する理由なんて、貴女には無いでしょう?
誰かが来る、誰かが助けてくれる、貴女の言葉は他人が中心で、貴女が何かをするという意思が無い。
だったら、私が与える快楽に身を委ねて、天上の心地を味わうことに、何か差支えがあると?」
そして女は、毒を吐く。
凌辱される少女に、お前は犯されるのが似合いの存在だと、拒む理由など無いだろうと。
その言葉は、少女に残る理性や反発心を煽り立てるのが目的であったが――さりとて少女の体に、抵抗の力など残っていないだろうとも踏んでいる。
「素直に、欲しいと言えば――その通りにしてあげるのに。
来もしない誰かに助けを求めるより、今の悦びを与えてくれる者にこそ、貴女は恋をするべきなのですよ」
それは自分なのだと、明言こそはせぬが、言外に示しつつ。
やがて女の指先は、少女の膣洞の中、雌の神経が集まる一点へと届く。
快楽を教授する神経が寄り集まった、手触りの違う、敏感な層――そこを人差し指と中指が、荒々しく掻き乱した。
飛沫が跳ね、女の膝を濡らすほどの指の往復も、然し痛みは薄いか、殆ど起こりもしないか。
代わりに有るのは、少女という小さな器には過剰の、濁流の如き快楽だった。
■リーゼロッテ > 体中の水分が全て蜜になって溢れていくように感じるほど、だらだらと愛液が溢れ続けていた。
可愛がるような肉粒への愛撫に声を詰まらせながら喉をそらし、膣内を突き抜ける指はザラリとした面を入口の左右と中程にある腹側の部分にこさえ、男が入れるなら強い緩急をつける体付きをしているのが分かるかもしれない。
そして、一層に腰が突き出されると、スリットの上にある茂みが幼い雰囲気とは真逆にハートの形を象っているのにも気づくかもしれない。
「ぅ……ぁ…ぁっ…」
抗ってみせろと煽る言葉に何も出来ず、ボヤケた意識を支配するような言葉に壊れかけた心が折れ始めていた。
もう嫌だと何度も心の中で繰り返し、自暴自棄に快楽に沈んでしまおうと、思いかける。
けれど、恋という言葉に脳裏に恋人の姿がよぎった。
最愛の気持ちを彼女以外に渡すなんて出来ない、帰りたいと思うほどに罅から黒いものが滲む。
「んぁっ!? ふぐ…っ…ぁ…ぁは…っ…!?」
ざらついた弱い分を徹底的にこすり続ける激しい動きに、掠れた呼吸のように喘ぎながら送信を震わせる。
強引な心地よさに、一度の絶頂でも許されず、二度三度と上り詰めて、ぷしゅっと蜜が吹き出すように溢れてしまう。
このままされたらもう二度と自分でいられなくなる。
その瞬間、胸元の紋章がすっと消えてしまった。
「ひぐっ、ぁ…っ、あっ…は…ぁぁぁ――――っ…!!」
どろどろっと蜜を溢れさせながら、膝に力が入らなくなり、腰が沈む。
同時に手の甲に黒い羽の文様が浮かぶと、周囲が急に不気味な空気に包まれる。
どこからともなく鴉が集い、けたたましく鳴き声を上げると自ら身体を仰向けに転がした。
ぼんやりとしたまま、透き通るような青い目のまま自らの手の甲を目の前に掲げ、瞳を大きく開いて凍りつく。
快楽は消えていないけれど、その変化は少女にとってはとても怖いことだったからで。
■セリオン > 愛撫を続ける内に、分かることがある。
この少女は、見た目とは裏腹に、決して清純な肉体をしていない。
鋭敏な部位は広く、雄を受け入れる際に、より多くの快楽を貪るようにと発達している。
薄い胸や、幼げな顔立ちとは裏腹、淫裂の上を飾る茂みは、誰の手か、媚を売るように形を成している。
「あら……案外に、可愛がられている体ですね。良いですね、好感が持てます」
男のものより、指二本は、体積は小さいが――その代わり、鉤のように曲がり、余す所なく性感帯を擦りたてる。
女の泣き所なら誰より知っていると自負する狂人の指は、少女の、天性とも言えよう淫猥な部位で、飽かずに踊る。
二度、三度、大きな絶頂。小さな絶頂なら、もう幾度も過ぎたのだろう。
それでも女は手を止めない。赦さない。
少女が快楽に呑まれ、自ら腰を揺らすまでは――
――然し。如何に色に狂っていたとて、この女、一端の戦士ではある。
「お……?」
膝の支えすら失って、地面に潰れた少女と、その周囲に、何やら異変が起こり始めた。
少女の身体、胸元の紋章の消失と、手に浮かぶ謎の紋様――
いずこからか集う鴉の群れと、空気の臭いの変化――
何かが、来る。
それは、人の領域から外れたものであるかも知れない。
これがもしかすれば、少女の内に巣食った、少女を助けに現れるという何かかも知れない。
成程、と女は口の中で呟き――
女は、逃げることも、気配の変化に身構えることもしなかった。
それどころか、少女が自ら、体勢を仰向けに変えたのを良いことに、自ら、その上へ覆いかぶさって行ったのである。
少女の両脚の間に体を割り込ませ、少女の首を両腕で抱き――
少女の顔を、彼女がかざす手の間に頭を割り込ませ、強引に彼女の唇を奪った。
だが、触れるまでの性急さに比べて、その後の口付けは、驚く程に優しかった。
少女の咥内へ進もうとする舌も、唇を抉じ開けるのでなく、隙間から忍び込むように、慎ましく。
唇の裏を下が撫ぜれば、快楽が背から秘部まで駆け降りて行くが、それも穏やかに、降り積もる雪のような緩やかさ。
「過保護な庇護者め、貴方の出る幕ではない」
唇を重ねながら、はっきりとは音にならないまま、女は言う。
「貴方が出しゃばるから、この子の意思が、まだ見えない。
この子を人形に貶めるだけが望みと言うなら、この子は私に譲りなさい」
誰とも、何とも分からぬ存在へ。
少女の身に耽溺し、無防備な背中を晒しながら。
この女は、己こそが天上の人であると言わんばかりに、轟然と見下して言葉を吐く。
■リーゼロッテ > 生まれつき、男を喜ばせるような胎内の作りをしてしまったのは意図せぬこととはいえ、茂みの整え方は言い逃れも出来ない形。
勝手な評価に、そんな言葉なんていらないという様に緩くかぶりをふるものの、それだけが限界で一層強くなった刺激に意識が真っ白になっていく。
「っ……!? ぁ…―――っ、―――っ…!!」
繰り返される絶頂、強引な快楽で声も出せず、絶頂を教えるようにギュウギュウに何度も指を締め付け、さらさらとした蜜がいっぱいに溢れ続ける。
そして、連続した絶頂に心身とも共弱り切ったまま、変化が始まり…。
「ふ…っ……」
仰向けになると、無理矢理に奪われる唇。
重ねるだけの唇は、ゆっくりと隙間を開かせようと動き、くすぐったそうに僅かに身を捩る。
嵐のような貪り方から一転する優しい動きに戸惑っているのか、ただ動かず貪られている。
「……もう、リゼはいないよ」
彼女の呼びかけに幾つも涙が伝い落ちる。
もしもうひとりの自分が出てきてくれたなら、壊れる前に眠りに落ちていたことだろう。
壊すことに、傷つけることを嫌がり、何も信じられなくなった暗い心を集めた自分。
その証拠が自分のまま宿ったのは、自分が皆に好きと言ってもらえた清らかさを失ってしまった証拠。
涙を流しながら、無理に作り笑いを浮かべて彼女の背中に腕を回そうとする。
「終わらせてあげる…全部、全部」
自分では使えなかった炎が体中から溢れる。
青い炎は触れるだけでは身体を焼かないが、魂を直接焼き焦がす。
急激な虚脱感と、衰弱、そして苦痛が、炎に触れた分だけ訪れるだろう。
力も何も最初と変わらないが、使う力ががらりと変わってしまった。
■セリオン > 少女を貪りながら、狂人は、根拠も無く確信していた。
この少女は――守られるものであろうと。だから、守るものが居るのだろうと。
その存在が、何であるかは分からない。
守護者とかいう類のものかも知れないし、悪霊やも知れないし、もっと別の何かかも――
だが、この狂人は、目の前の少女は嬲られる役割を持ち、それを守る役割の者がいると信じていた。
何故か。何故なら、自分の考えは絶対だからだ。自分がそう考えたのだから、そうである筈だというのが根拠で――
「ほう、いない?」
リゼは居ない―― リゼとは誰だ……? ――その言葉を、始めはただの音として受け取ったが、意味を解した時には少なからぬ驚きが有った。
それでも、口付けをただ甘受し、腕を背へ回してくる少女は、己に屈したのだと――思い込んだ。
その体が、炎に包まれた。
「――っ、!?」
炎――熱も無く、酸素を奪うことも無いが、それは青々と、自らと少女を共に抱いて燃え盛る。
その炎は、肉体を焼く事は無かった。だが、代わりに訪れるのは、体の奥に針が生まれ、肉と皮膚を破って外へ出ようとするような苦痛――
「ぎっ、ぃ、ぐ――ぐが、がぁ、ああぁっ!!」
女は獣のように呻き、首を仰け反らせ、歯を食い縛った。ぎりぎりと聞こえたのは、強く噛み締めた奥歯が軋む音だった。
それでも、女は暫くは耐えた。
耐えて、その傲慢な言葉を存分に吐いた。
「そうですか、終わらせますか――殺しますか、私を! 私の行為は、貴女をして、殺すと決めるに値しましたか!
いいや、それは違いますね、突き詰めれば全ての行動は欲求に辿り着く!
貴女は! ただ! この私を殺したくて、苦しめたいから、この炎を燃やすのでしょう――」
魂を焼く炎を浴びながら、良くもこの狂人は吠えた。だが、ここまでが限界だった。
女は、身の毛もよだつ獣の咆哮と共に、少女の腕も振り切って、地面を転げるように――のたうつように、炎から逃れた。
四肢で地面を滅茶苦茶に殴りつけ、砂利や小石に額を叩きつけては、聖女面を血に染め上げて。
絶叫で吐き尽くした息を吸い直すや、また苦痛に呻きながら――
それでも、とぎれとぎれに聞こえるのだ。
「そう、しなさい」
肯定――少女の思惑がどうあれ、それを肯定する言葉だった。
「そう、したいなら」
行為の一切を、それを貴女が望むならと肯定する。魂を焼かれてさえ、この傲慢の性ばかりは燃え尽きない。
■リーゼロッテ > 「リゼ…リーゼと分かれてる必要がなくなっちゃったんだもん……もう、リーゼは…綺麗じゃなくなっちゃった」
悲しげに笑いながら炎を纏うと、彼女の魂を焼き始めた。
その炎に歓喜するように鴉達が鳴き声を上げ、騒ぎ立てていく。
このまま焼き払ってしまおうと本気で思っていたものの、力の篭もらない腕から、彼女は飛び出してしまう。
彼女の叫びをぼんやりと聞きながら、ゆっくりと膝立ちになると血染めになった顔を見つめる。
ぼんやりとしながら、虚ろで、薄ら笑みを浮かべた壊れた表情で。
「そうだよ」
あっさりと認めてしまった。
クスクスと微笑みながら炎を掌に移していく。
熱くも痛くもないはずなのに、ずっと心が苦しい。
炎を握りつぶすようにして消していくと、動こうとすると同時に快楽が振動で溢れ、立ち上がった瞬間に地面にベシャリと崩れた。
「リーゼだけ苦しいのも、リーゼだけ辛くなるのは嫌…もう皆殺してあげる…。ここにいる悪い人…全部全部殺して…焼いて…悪い人がひどい目に合えば…もう悪いこと、しないもん」
崩れたまま顔を上げ、どうにか四つん這いになると片手を彼女へ向ける。
掌から放たれる青い炎の礫が、彼女の方へと向かうものの、狙いの悪いそれはまるで当たる様子はない。
それでもいつかは当たるだろうと思ってか、下手な攻撃を続けていた。