2016/06/02 のログ
ご案内:「九頭龍山脈・山中」にシナトさんが現れました。
シナト > 「…あ~~…これ、十中八九迷ったかもしれないねぇ~…」

夜の九頭竜山脈、そのとある山中にて呟く姿は黒ずくめ。闇夜に溶け込むが如き、だ。
久々に冒険者ギルドに顔を出し、適当に山賊退治の仕事を請け負った結果…目的は果たしたが道に迷ったようで。

「ん~~…地図何処にあったっけ?…ありゃ…落としたかな?」

地図を懐から取り出そうとするも、山賊退治のドサクサで落としたのか見つからない。懐をあちこちゴソゴソと探るが矢張り出てこない。

「…ん~~まぁ、野宿とかは慣れてるから別にいーんだけど…はてさて、ゆっくり眠れそうなポイントとか探さないといけないんだよねぇ」

シナト > 「まー山賊から身包み剥いできたから、一晩くらいは別にいいかなぁ。」

既に山賊は粗方斬殺し、ついでに彼等が持っていた使えそうな物品は粗方没収しておいた。
とはいえ、ロクな物を持っていなかったので、携帯食料や水、あとは何か適当にといった塩梅で。
隻眼とはいえ夜目はかなり利くのもあり、灯りも無しでマイペースに山中を歩いていく。険しい山歩きも割と旅で慣れている為か、それ程苦にもならない。

「とはいえ、一人寂しく山の中とか悲しいねぇ、まったく。」

本気でそう思っているのかいないのか、ヘラヘラと笑みを浮かべながら呟く黒ずくめ。

ご案内:「九頭龍山脈・山中」にシナトさんが現れました。
ご案内:「九頭龍山脈・山中」にシナトさんが現れました。
シナト > 「けど、やっぱり山賊退治とか面白みがないねぇ…んーどうせならドンパチやってる所に助っ人とかも面白そうかなぁ。」

山中を歩きながら独り言は続く。さしてやるべき事も無く、強いて述べるならさっさと街道へ出る事なのだが、その方角も分からず。
「左目」を使えば手っ取り早く街道への道も分かろうが、それはそれで面白みが無い。
結局の所、何か楽しみがあればこんな鬱蒼とした山中でも楽しめたりするものなのだ。

「えーと、ナントカ砦ってトコとか…確か魔族とドンパチしてたよなぁ。あそことか面白そうなんだけど、なんて名前だっけなぁ」

ご案内:「九頭龍山脈・山中」にシナトさんが現れました。
ご案内:「九頭龍山脈・山中」にシナトさんが現れました。
ご案内:「九頭龍山脈・山中」にシナトさんが現れました。
シナト > 「んーでも、魔族さんの上の方に面が割れると面倒な事にもなりそーな…「初代」が散々暴れたりして迷惑掛けてるしなぁ…」。

緩い笑顔が微苦笑へと変わる。「二代目」の己の知名度はそれ程に高くは無い…と、思いたいが抜け目の無い者達には知られている事だろう。勿論悪い意味で。
己は魔族の国に赴いた事は無いが、「初代」のツケを支払わせられる可能性も多分にあろう。

「でも、興味あるなぁ…魔族の国ってどーゆートコなんだろうねぇ」

ご案内:「九頭龍山脈・山中」にシナトさんが現れました。
ご案内:「九頭龍山脈・山中」にシナトさんが現れました。
ご案内:「九頭龍山脈・山中」にシナトさんが現れました。
ご案内:「九頭龍山脈・山中」にシナトさんが現れました。
シナト > 「…おーーっと?」

そうこうしている間に視界が開ける。出たのはある程度の舗装された道…つまりは街道だ。見覚えのある地点ではないが、行くなり戻るなりすればまぁ、戻れないことも無いだろう。

「んーー抜けられた事だし、まー野宿はせずに済みそうかなぁ」

相変らずノホホンとした調子で呟きながら、黒ずくめは街道を適当に歩き出すのだった。無事に戻れたかは謎である。

ご案内:「九頭龍山脈・山中」からシナトさんが去りました。