2016/04/17 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にグリモワールさんが現れました。
■グリモワール > 九頭龍山脈の麓、木々の広がる山中に書物を両手で抱えた少女が木の根元に身体を預けてスヤスヤと寝息を立てていた。
名前は知らないけれど、大きな戦場があって、そこで幾つかの魔法を刻ませて貰った。
そのお礼に、私の持っている魔法の一つを教えてあげた。
久し振りに大きなのを使ったからか、ちょっとだけ疲れを感じて、此処で休憩をしたのだ。
休憩のつもりだったのだけど、寝入ってしまった。
木に凭れ掛った小さな身体が、ポスンと柔らかな地面に転がる。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にアシュトンさんが現れました。
■アシュトン > さて、必要な薬草類はこれで大体揃ったが……
(薬剤作成に必要なモノを求めて、ちょっと遠くに脚を伸ばし。
木々や草の合間を掻き分け歩き回っていた所。
ひとまず必要分は確保できた所で、さてどうしたモノかとうろついていたのだが)
……………寝てる?
(ガサリと目の前を茂みを掻き分け顔を出した所、非常に安楽そうに眠っている人の姿が。
一応山賊街道、なんて言われている場所には不釣り合いな程呑気な光景。
何か罠の類だろうか、と怪訝そうに周囲を見回した)
■グリモワール > 抱えていた書物が下になり、その書物に上体を預けるようにして、そのまま眠っている。
誰かが近付いている様だけど、その誰かさんには気付いてない。
少女が敏感に感じ取るのは大きな魔力であり、そう感じ取れる魔力が無ければ反応はしないから。
それでも、あんまり近くに寄り過ぎるならば、少しだけ感じ取ったりは出来るのだけど。
サラサラと流れる微風が、木々の葉を揺らし、少女の長い白銀の髪やドレスのフリルをユラユラと揺らす。
正面から見る事があれば、とても気持ち良さそうな寝顔が見えるだろう。
■アシュトン > とりあえず、ぱっと見たところこれといった罠は無し、か……
(余程高等な技術か魔術で隠蔽されていない限り、これといった危険は無さそうである。
まぁ、逆にそれが不自然であるのだが。
もう一度周囲を見回した後に茂みから出ると、緩い足取り、仕事柄音のない移動で近づいていく。
なお、自分はただの人間。
そんな馬鹿デカい魔力が周囲にあふれ出てるなんて無駄な事は一切と無い)
ふむ……
(見た感じ、どこかの令嬢……とも違うか。
美麗ではあるが、どことなく、人間的な性質から離れている様にも思える。
暫くじーっと眺めた後に)
…………
(人差し指を伸ばし頬に触れて、様子を伺ってみようとする)
■グリモワール > 良い夢でも見ているのだろう、その表情が楽しそうに緩む。
直ぐ傍に人間が近付いて来ようとも、その笑みは浮かべられたままで。
大きな魔力も無い、音も無い、それならば尚更気付かない。
眺めている視線にさえも気付かない様子だ。
「ふにゃ…?ん、んー…あむっ♪」
近付いていた誰かさんの指先が頬に触れ、柔らかな感触を与える。
擽ったそうに首を竦めるのだけど、小首を傾げさせる様に動かせば、その指先をパクッと咥え込んだ。
取り敢えず分かりそうなのは、きっと夢の中の少女は美味しそうな何かを口にしたのかもしれない、という事か。
■アシュトン > むぅ……
(きっといい夢を見ているのだろう。
自分でもここで野営するときは、随分気を張って熟睡はしないのだが。
随分と神経が太いのか、或いは自信でもあるのか。
柔らかい頬をムニムニとと突きながら、何者なのだと色々考えていた、ところ)
ぬぅお……!
(思わずでかかった声を抑えるも、突然の事に少しと漏れてしまったらしい。
それも当然、突然指先が咥えられればそうもなる。
若干こそばゆい感覚が伝わりながら、指先で軽くと舌に触れて)
このまま起きなかったら、いっそお持ち帰りも
(などと邪な事も考えつつ、空いた方の手で軽く肩から胸にかけてを撫でてみる)
■グリモワール > あむあむと指を甘噛みすれば、漏れてしまう声に、ピクンッと瞼が揺れた。
でもまだ目は覚まさない、咥えた指が舌に触れれば、滑った感触を与えて舐め上げる。
「ふぁ…?」
指を咥える唇から今度は此方の声が漏れ、揺れた瞼がゆっくりと開いたのは、誰かさんが邪な事を考えた瞬間。
パリッとほんの僅かな痺れが、触れていた肌から感じただろう。
その考えが悪意と受け取られるも、それが僅かなものだったから、ちょっとだけ障壁が反応してしまったのだ。
ボーっとした眼が、指を咥えている、身体に触れている誰かさんを見上げた。
この人はだぁれ?といった感じに、不思議そうな表情を浮かべる。
■アシュトン > 危ない危ない……
(流石にコチラが声を上げれば反応もするか。
再び声を潜めつつ、舌に指が触れる緩く生暖かい感触をあ楽しんでいたの、だが)
おっと……防御障壁?
トリガーは何だ、接触じゃないな、思考…?
(一瞬通り過ぎた痺れに、咄嗟と手が相手の体から離れ。
眉間に薄く溝を作りながら、思案気に呟く声を漏らし)
…………もうしばらく俺が周りを見てるから、まだ寝ててもいいよ。
(咄嗟の嘘にしては、随分と無茶があるというか、何というか。
視線を軽くと横へと逸らしつつ、長い髪を指で軽くと梳いていく)
■グリモワール > 障壁の反応には十分な信頼を寄せている、だから、反応したのならば何かがあったのだ。
うっすらと開いた眼に移る誰かさん、この誰かさんがやったのだろうか?と当然考える。
でも、大きな魔力も感じないし、障壁の反応もその一瞬だけで元に戻ってしまった。
気のせいではないけれど、そこまで度胸の無い誰かさんがほんの少しだけの悪戯心で触れたのだろうと、理解。
寝ててもいいと言ってくれる誰かさんに、ニッコリと笑顔を浮かべる。
「貴方が私を起こしちゃったんでしょ?
もうっ、寝てる女の子に悪戯なんて駄目でしょー?」
気持ちを落ち着かせ、私の髪を梳こうと絡める指には障壁は反応しなかった。
勿論、それは悪意と受け取るものが無かったから。
目を細めて気持ち良さそうにし乍、クスクスッとおかしそうに笑って言葉を掛ける。
■アシュトン > (もう一度言うが、ただの人間なのでそんな馬鹿デカい魔力はない。
度胸というか、まさに悪戯心と様子見が半分半分だった訳であるが。
言ってみたセリフも当然だが特に効果はなく、笑みを向けられれば、此方ははっはっはっは、なんてごまかし笑いを含めて)
流石に騙されないか。
随分気持ちよさそうに寝てたから、簡単には起きないと思ってたんだがな。
精神感応系の防御障壁だろうか、寝たままで維持するとは中々やるもんだ。
(肩をちょいと竦めてから、小さくと喉を鳴らし)
とはいえ、こんな場所で寝てるのもどうかって話なんだがな。
山賊なんかも多いからな、悪戯どころか、攫われたって文句は言えないぜ?
(口の端を緩くと上げる笑みと共に、ちょいと相手の方へと近寄って。
髪に指を通してから、そっと頭に触れ)
■グリモワール > さすがに、ばれたからには仕方ない、こうなったら…なんて流れにはならないみたい。
誤魔化すような笑いと共に正直に白状する誰かさん、褒め言葉も含んだ言葉に、楽しそうな笑みを浮かべたままに。
「大丈夫って自信が無ければ、こんな場所にぐっすりと寝れないよ?
うふふっ♪何が防いでくれたかは、ひ・み・つ♪」
格好付けるように、ピッと立てた人差し指を振る。
周りを見ているからって言っていたから、動物とか出て危ないのかな?とか思っていたのだけれど、動物処か山賊とかも出るらしい。
誰かさんの言う通り、普通ならそんな連中が出てきたら悪戯どころか攫われたって不思議じゃない。
攫われた処で、お金とか無いんだから意味ないんじゃないかなって思うけど。
「でも、心配してくれるのはちょっと嬉しいね?ありがと♪」
にへーっと表情を崩し、改めて、という感じに髪を梳き頭を撫でる指を気持ち良さそうに受ける。
どうやら障壁は反応しない様子、撫でられるのは好きなのか嬉しそうだ。
■アシュトン > (まぁ機を逸した感もあるが、襲い掛かるのなら最初から襲い掛かる派の男である。
もっとも、だからと言って悪戯をここで完全に終わりにするか、といえば別の話なのだが)
そりゃ、羨ましい限りだな。
俺なんてここで野営するとなったら、殆ど眠れんからなぁ。
秘密にされると、余計に気になる訳だがね。
(くくっと、喉元が小さくと鳴る。
本人に金目のモノがなくても、可憐な少女なら売り飛ばすなり、……そのまま使うなり。
どうとでもしようがあるのが実際のところだろう)
心配というか、一種警告みたいなモンだがね。
それに山賊とかじゃぁなくても、俺みたいな悪いお兄さんに出会ってしまう可能性もあるからな。
(頭を緩くと掌で撫でまわしながら、ふっふっふ、と何やら悪そうな笑い声。
まさに悪戯、とでもいった感じの手つきで。
相手の太もも辺りに片手を乗せにいってみる)
■グリモワール > もし最初から襲うつもりで触れていたならば、その向けられた悪意に等しい反撃が誰かさんを待っていただろう。
痺れ程度で済んだのは、偶々とは言えその腹積もりが無く最初に触れていたから。
懲りずに僅かでも邪な考えを又起こして触れたなら、やっぱり触れた所は痺れてしまうだろう。
「それは大変そう、一人じゃなくって誰かお友達とかでも連れて来ればどうなの?
後、あんまり女の子の秘密を無理矢理知ろうとしないものだよ、嫌われちゃうよ?
…なーんて、変な事を考えなければ良いの、変な事を考えると発動する障壁なんだよ♪」
こんな場所に来なければいいのに、なんて思うけど、何か理由があって来てるとかもあるよね、とも考えた。
だから、此処に来て寝れなくならないような、そんな意見を出してみた。
そして、笑い乍、余計に気になるなんて言葉。
駄目だよ?なんて注意をしてあげるけど、撫でてくれたお礼に教えてあげる。
誰かさんは、その攫われた先も想像してたみたいだけど…それはちょっと分かってなかった。
「あはっ♪貴方、悪いお兄さんだったの?
それは困っちゃうな、あんまり悪いお兄さんだと、酷い目にあっちゃいそうだもの…お兄さんが♪」
撫で続ければ、目を閉じてその感触を楽しんでいるだろう。
聞こえてくる笑い声、言葉と共に再び邪な考えが浮かび始めたならば、先程と同じような痺れが触れた部分から起こる。
悪戯心を強めれば強める程に、その痺れは強くなっていく。
ピクンッと太腿に触れる手に、身体は小さく震える。
それは、どちらかと言えば擽ったそうにしている印象を受けた。
懲りずに続けたならば、その痺れは強い電気を流された程となり、その感覚を痺れで感じなくさせていく程になるか。
■アシュトン > チームを組むような仕事じゃぁない限りは、独り身が楽なタイプでね。
もっとも、危険地帯で夜を明かさなければいいだけだから、とどまる理由が無い限りは対策のしようもあるんだけどさ。
はは、そいつは失礼……と、変な事ね、変な事…変な事か……
(首をちょいと横に傾げる。
変な事といえば――つまり、そういう事なのだろう。
例えば、先にお持ち帰りして、なんて考えたのが一礼になるところか)
良いお兄さんの時もあるが、悪いお兄さんの時もあります。
特に、可愛らしい子を見かけると悪いお兄さんになってしまう事が結構と――あいてっ!
(再びバチッと電撃のような感覚が奔り、反射的に手が離れ。
微かに痺れの残る手をヒラヒラと揺らしながら、片目を軽くと閉じて)
こいつは中々参ったね。
確かに酷い目にあってしまいそうだ……解除してもらう、ってのは流石に無理か。
(冗談交じりのような言いぐさで、顔を緩くと横に振る)