2016/03/10 のログ
■フィリオソリス > 「うむ。よいぞ」
この程度で垢が落とせるかは割と疑問であるが……
背中を流すというよりはマッサージであった
むしろそー○である
おそらく二人は気付いていないのだろうが
ジャブジャブひたひたと背中を撫でられることに若干くすぐったそうに身もだえる
誘っているわけではない
だがみるものによっては扇情的に見えただろう
■キルド・ニッヒド >
「おかゆいところはありませんかー?」
手で湯をかけながら一生懸命こすっていく。きゅっきゅっと、背中や首と。
黒髪が湯に混ざりつやつや光る。肌も、まさしくキラキラ輝く宝石のよう
そんな美少女の肌を触って、本人が意識しようが意識しまいが
知らず主張するものがある。キルドは気づいていないようで。
というか、性のそういったものは希薄な模様だ。
「つるつるすべすべですね、おきゃくさま」
淡々と感心したように
■フィリオソリス >
「うむ。くるしゅうない
ふふふ。褒めてもなにもでんぞ」
などとこたえる
しかしなにやら背中に第三の手の感触がする
しかもなにやらときおりビクビクとふるえる
ただの人間だったと思うのだが……などと首を捻るが些細な問題である
自分の鱗をつらぬけるものなどそうやすやすとは存在しない
害意も見えない以上邪険にする言われもない
故にとりあえず放置であった。
■キルド・ニッヒド >
「……? ほめたら、なにかでるときあるの?」
少年は無知。おそらく少女以上にと言うのはこの前と今回で分かったことだろう。
そして、尚且つ尊敬の眼差しは先生のようなものも張っているのかもしれない。
なにせ、邪険にせずこうしてなんだかんだで答えてくれるのだし。
少年は間違いなく、この不思議な少女に懐いていた。
「こんなはだはみたことない……すごいね……なんでこんなにきれいなんだろう……?」
大きくなったものはまだ気づいていないようで
うんしょうんしょと精一杯手で背中をこする。
「まえはだいじょうぶですかー?」
■フィリオソリス >
「気分次第じゃな」
なつかれて悪い気はしないものである
子犬のように邪険なくされればなおさらであった
一生懸命であるのは可愛くもある
「なんでと言われても我だからとしかいいようがないのう
うん?前?よいぞ」
フィリオソリスもある程度、知識や知恵に関しては見た目に反して物知りであるといえるだろう。
このなりで120年以上生きているのである。
しかし性に関しては全くの無知であった
なにぶんおとめである
それに若い雄が近くに全くいなかったのだ
まわりを枯れた老人に囲まれればこうもなろうというものである
■キルド・ニッヒド >
「気分次第……きぶんよくなーれー……?」
すごく丁寧に、洗ってるつもり。なんとも安直で素直だ。
狡猾さはない。本当に、思ったことに真っ直ぐな――
「おきゃくさまだから、なのか。じゃあこんなきれいなはだはおきゃくさまだけで間近で見れるのは、幸運だ……」
きっとそうだ。出会いというのは一期一会だという。
だから、それをきいて凄くテンションが上った。
雄もまた、びくんっと。
「がんばります」
ゆっくり密着するように、少女の背中と少年のお腹。
その間に硬いものをはさみながら。
後ろから抱くようにお腹あたりを洗い始める。
「たったほうがしやすい?」
どうなんだろとおもいながらんしょっと。
犬が愛情表現で舐めてくるような感触にも似ている
■フィリオソリス > 「ん……むっ……」
くすぐたくて声がもれる
本当はしなくてもよいと言ったつもりであったが『がんばります』とまで言われれば断りづらいモノである
なにやら背中が熱い気もするが気のせいであろうか
「すきにするがよい」
あるいみ投げやりであった
温泉とマッサージの気持ちよさに頭まですこしとろけ気味である
■キルド・ニッヒド >
「なにか、ふつごう? はありませんかー?」
んしょんしょと、お腹脇腹、指まで綺麗に洗っていく。
胸は触っていいものだろうか? たしか、あんまり気軽に触っちゃいけなかった気もする。ので――
「むねのほうもきれいにしますよー?」
本当に体を洗うだけ。性的な感じを持っていない少年は
ひたむきに綺麗にすることだけを考えて。
そうこうしていると、こすこすとうごくたびに雄がこすれて
ぬるりとしたものが溢れていく
■フィリオソリス > 「んっ……ん……」
指が先端に触れると意図せずに声が出た。
初めての経験である
今までどんなに長湯してものぼせたことがなかったのに今日は心なしか頭に血が上り顔が火照っている気がする
褐色の肌であるのに上気しているのが見て取れた
なんだかこれ以上はいけない気がする
「の、のう。もうそろそろ……」
身をよじり見上げるように声をかける
■キルド・ニッヒド >
見上げられれば、少し胸の奥がとくんっとなった気がする。
でも本人は気づくことはなく――
いや、そういうものを知ってるはずもなく。
でも心地よさそうなので、もうそろそろということは
もっとしっかり洗えということだろうか。ゆっくりしすぎたと――
「はい、てばやくすませますっ」
するすると、速度があがり肌を滑る。きゅっきゅ、こすこすと摩擦が肌を撫でていって――
「こんなかんじでどうでしょうかっ」
にこっと、微笑めば――
身体が心なしか綺麗になったような、気がした
■フィリオソリス >
「うむ。よい…塩梅であったぞ」
なぜだかわからないが少し目が合えばそのままうつむいてしまう
そういえば戦い以外でこうして肌を合わせるというような事自体、かれこれ何年していなかっただろうか
ニアミスは何度かあった気がするが思い返してみれば全く記憶にない
温泉に入っているとどうにも寛容というか気が緩むというか
思慮自体が欠けてしまっている気がする
これは気を引き締めなければと思うところである
「ご苦労であった」
そう声をかける
■キルド・ニッヒド >
「……?」
うつむいたのを見れば首を傾げて。どうかしたのだろうかと思うが
褒められたのは嬉しいので、微笑っておくことにした。
「ありがとう、おきゃくさま」
そして離れるとき。ばしゃばしゃと、密着した。閉めていた間隔を開ければ。
――白い何かが、少女にかかって。
「あれ……?」
何が起きたのかは少年は理解できていない。
快感に悶えた様子もなかった。が、間違いなくこれはいわゆる射精だ。
幸か不幸か少年には知識が欠けていた。そのため。
これが射精だと気づいてなく、ただ分かったのは――
綺麗なものを汚してしまったという事実だけで。
「――ご、ご――……」
顔を青くする。不機嫌になってしまったのではないかという憶測。
そして――
「ごめんなさいっ」
バシャバシャ。慌てて距離を取る。
「ほうせきよごしちゃた、ごめ、ごめなさいっ」
■フィリオソリス > 「ん?どうしたのじゃ?」
まさかぶっかけされたなど夢にも思わず問いかける
そもそもそんな知識も無いのであるが
それに汚したとは何のことだろうか
汚れを落とすために風呂に入れと言ったのは自分であるのに―――
などと考えながら背中に手を回すとなにやらねっとりとしたモノに触れる
白く粘性を持った液体
何か毒のようなものであろうか?それとも酸のような?
褐色の肌に良くはえるといえば聞こえはいいか
なんであるのかを確かめるためにも初めて見るそれを興味深く眺める
手でねちゃねちゃともてあそんだ後、くんくんと匂いをかぎそして、ぺろり とそれを舐めた
思わず眉間にしわが寄る
怒ったわけではない
ただ匂いと苦みに顔をしかめるしかなかったのである
「なんじゃ……これは……」
毒の類いではないようである
だが舐めてみてもそれがなんなのかはさっぱりわからなかった
■キルド・ニッヒド >
出したことも合ってか、それともテンションが下がったからか
大きくなったものはぺとりと小さくなって――
「……ご、ごごごめんなさいっ」
眉間にしわを寄せたのを、少年は怒ったのだと勘違いして――
「おきゃくさま、怒らせてごめんなさーいっ!」
汚い服をとって、ダッシュで走り去っていく。
扇情的なシーンだというのに。
なんともこの少年は、おそらく少女が出会った中でもキワモノであっただろう
「ごめんなさーい!!」
逃げ足は自信があると言っていたとおり。
素早く声だけ残して――……
■フィリオソリス > 突然の猛ダッシュにおもわず黙って眺めるしか出来ない
別に怒っていないのであるが
声をかけるべき相手はさっさとどこかに消えてしまった
駆け出した方向は上階のほうだし、まあ、大丈夫であろう
手持ちぶさたにもう一度ぺろっとなめる
「うぇ……」
やはり苦い、と言うかとにかく不味い
舌をだらっとだして少年を見送るのであった
ご案内:「ドラゴンズネスト 地下温泉」からキルド・ニッヒドさんが去りました。
ご案内:「ドラゴンズネスト 地下温泉」からフィリオソリスさんが去りました。