2016/02/08 のログ
■ヨル > (その後、無事に街道を抜けてダイラスの方へと帰還したが、この戦い、というより逃走劇で学んだ事があった。)
「……奥には行き過ぎないようにしよう。」
(心に刻むように呟き。また、少し体力とかもつけるようにしないと、なんて考えるヨルであった。)
ご案内:「山賊街道/山中寄り」からヨルさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山中」にタマモさんが現れました。
■タマモ > そこは九頭龍山脈の中でも一番高いと思われる山の頂上だった。
…実際に一番高いのか?と問われても分からない、見た目でそうだと思っただけだ。
さて、どうして今日はこんな場所に来ているのか、と言えば…
大した理由ではない、ドラゴンが見てみたい、それだけだった。
九頭龍山脈と呼ばれている理由も知らず、ドラゴンは存在しているのだと知れば、自然とここに湧くだろうと思って。
とはいえ、この付近のどこに居るのかなんて分からない。
あれだけ大きなものなのだ、きっと適当に歩いていれば分かる、そんな感覚だ。
…実は己が呼ばれた地で出会っていたりはする。
だが、その相手の正体がそうだったのだとは、何気に教えられていなかった。
■タマモ > ティルヒアで、その存在自体をはっきりと知った。
だが、結局は見るだけで触れる事は無かった…いや、触れれなかった。
だから、それが実際にどういったもので、どんな感触がして…どんな考えを持つのか、知りたかった。
まぁ、その辺りはっきりとそう考えている訳ではない。
あの出来事から、多分、無意識的に思っている事なんだろう。
もっとも…ドラゴンと一口に言っても色々と種類が居るのは一応は知っている。
どちらかと言えば龍で表現される者達は、元々知らない訳じゃない。
今回は、どちらかといえば竜で表現される者達に会いたいと思っている。
何にせよ、まぁ、会えればラッキー程度の考えではあった。
■タマモ > しかし、それにしても…
「これだけの山が並んで居ると、あの、何じゃ…山に登って喜んでいる連中が群がってきそうな眺めじゃのぅ?」
山頂、そこに立つ何本かの樹木、その頂点に少女は立っていた。
見晴らしの良いこの場所を気に入ったのか、右を左をと視線を向けていた。
ぽつりと洩らす呟きは、いつかどこかの映像で見たものを思い出していたものだ。
■タマモ > こうして、なかなかの景色を眺めていれば、確かに…そういった連中が山へ登る理由が少なからず分かる気がする。
…決して、何とかと煙は高いところが好き、というものではない。
さて、こうして高い山頂に佇んでいると、やってみたくなる事があった。
改めて、視線をぐるっと周りに向ける。
うん、きっと誰も居ないだろう。
この程度の事で力を使ってまで誰かが居るかなんて調べない、死角があったなら見逃している。
多分、この位置が一番高い場所だ、少女はゆっくりと息を吸い込み…
「やっほー…お、おおおおぉぉぉおぉっ!?」
連なる山々に向かって声を張り上げた…が、その途端にバランスが崩れた。
張り上げた声と、落ちそうになって焦る声が続けて響いた。
■タマモ > なんとか落ちずに済んだ、バランスを整え、それでも懲りずに樹木の頂点に立ったままだ。
少しばかり考える仕草…ふわりとその場から身を躍らせると、緩やかに宙を舞い、すとん、と地面に着地をする。
さすがに同じ事を繰り返したくはなかったみたいだ。
というか、またあんな声を上げて他人に聞かれたら困ったものである。
「やれやれ…あれみたいに、一匹見付かったらいっぱい居る、みたいだったら楽なんじゃがのぅ」
はふん、溜息をつきながら、ぼそりと呟いた。
その台詞を聞いて、それが何を差しているのか…それに相手が気付いたら何を言われるやら、だ。
そもそも、その最初に一匹を見付ける事でさえ、難儀しているとも言う。
■タマモ > こうして散々歩いて見付からないとなると、実はこの場所には居ないんじゃなのか?という疑問が浮かぶ。
それとも、実は噂は噂でそこまで大きくないのかもしれない。
話の通りの大きさならば、こんな場所、これだけ探して居ない訳がない。
…と、それはあくまでも少女の考えである。
景色は悪くないのだが、本来の目的からずれている。
とはいえ、いい加減にこうして探しても見付からないものを探すのも飽きてきた。
ふむ、と口元に手を添え、考える仕草。
それ以外の事で、こんな場所で出来る事…何があるだろう?、と。