2021/05/04 のログ
リヤン > (ここが、どういう場所なのか、どういう会合なのか、それを如実に表しているのは、主の態度。気を抜かず、周囲を牽制する様に意志を向ける。
その耳は、意識は、他の誰かの失態を見つけ出そうと、蹴落とすための口実を探そうとしているようなものだ。
強い酒が多いのも又その為に有るのだろう、紳士淑女の中で、酒に溺れて羽目を外して、そのまま身を破滅させてしまうという、愚か者を見つけるために。
楽しむ為の飲み物のほかに、罠という側面も、有るのだろう、と。
今、此処にいる紳士淑女は、その限りではない、という体で居るのだと思われる。
全く、貴族たちの居る場所は、何時もいつでも、魔窟なのだ、と思い知らされる。)

「――――っ。」

(反論したいが、反論は出来ない、それは、許可があるとか、無いとかではなく、物理的にできない。奴隷の喉には切り裂かれた跡があり、言葉を放つ事が出来なくなっていた。
それは、真実を知るが故に、陥れた存在は、それで死ぬのだろうと思って居たのだろうがリヤンは生き延びている。
つまり――――この貴族は、一派だ、ということが判る。
基本的に、貴族というのは派閥があり、己の家族を陥れた貴族の派閥なのだろう。
そういう派閥だからこそ、女を貶めようとするのだ。
表面上、目を伏せたままで、静かにしているのは、主の面目の為だ、それがないならば、今頃この貴族の顔面は砕けているだろう。
何が、反逆だ、王国の金を使い込んだのは、害悪はそちらであろうに、と。
言葉が出なければ、それが、彼らの耳に届くことは、決してない。)


「!!」

(突き出された、差し出された。それは当然か、奴隷一つの存在で、貴族が身を投げ出すことはなく。
貴族の前に、主の手で突きだされるのであれば、女は貴族に向けてすい、とお尻を向ける。
鍛え上げているがらこその、脂肪が乗り、柔らかな桃の形をしているヒップ。
触れれば柔らかく指を弾力で楽しませるだろうその場所。
そして、貴族はどうするのだろう、揶揄をした女が、自分に尻を向けて居る。
主の言うように、誘うように腰を振ってみせるのだ。

あの時と様変わりているとしても、過去には、貴族に顔を覚えられるような、女だ。
鋼の瞳、目端にほんのり朱を乗せて、ちらり、と彼に視線を―――流し目を、送る。
丸で、何かを欲するかのように。)

ナイン > (…実の所。若輩貴族でしかなかろう少女は、割と――子供舌である。
嗜みとして酒にも慣れ親しんでいるのだが。本来は果実酒等甘めの方が性に合っている。
ティータイムにも菓子は必須であると思っているし、珈琲ならば角砂糖が二つか三つは必要だ。
そんな理由も有り。本日此の場で少女が口に運んだ酒量は。何処迄も、付き合い程度の物に留まっているだろう。
…が、それでも仄かな酔いを自覚せずには居られない辺りが。籠められた酒精度数の強さを表していた。

強い、酒。その勢いが無かった――と言えば嘘になる。
挑発に対し、別の形で乗ってやった。と言っても良いだろう。
酒には酔いきる事の無かった、壮年の男性貴族。良からぬ噂も多いが、それでも尚、権勢を失わない男。
彼の者からすれば、軽いジャブでしかないのかもしれないが。女について指摘してきたのなら、無視するのも亦問題だった。
後腐れという物は。長引けば長引く程、腐敗を増すに決まっているのだから。)

『ふむ。宜しいのですかな?仮にも、同じ血筋の娘同士でありましょうに。
…かの娘は行儀見習を済ませておりましたかな。傍仕えに留めるのも惜しいのでは?』

(言葉の一つ一つに。探りの棘が入っているかのようだった。
カルネテルの血縁同士、故の繋がりではないのかと。歳近い故の誼ではないのかと。
元、貴族の娘にちゃんとしたメイドの仕事が出来るのかと。本当は違うのではないかと。
逐一、一つ一つ口実を考えるのも面倒だ。仕事ぶりを見ろと言ってやっても良いのだが――それは即ち。
此の場に、血の雨が降る事と同義になってしまうだろう。
密やかに闇から闇へと葬るのならばいざ知らず。二国の者達が未だ幾人か留まり、此方に興味を抱きつつある真っ直中で。
己にとっても格上と呼べる男性貴族に手を上げるのは…得策ではなかった。
こういう場合。先に手を出した方が、負け、という物なのである。)

 …何を仰る。この者が如何に生きてきたか。卿こそ良く良く御存知でしょうに。
 折角だ、具合を確かめてみれば良いでしょうよ? …話も纏まった事です、軽い余興だとでも思えば良い。

(それは逆説。先に手を出させれば勝ち、とも言い換えられるのだ。
己も、返す。…彼女が堕とされ奴隷となった、その元凶はお前達だろうと。
敵対者の娘が生き延びこそすれ、何処迄牝として堕ちたのかを知りたかろうと――後顧の憂いを断ちたいだろう、と。
何もかもがベール越し、曖昧に濁され互いに探り合う言葉同士だが…
聞かされる彼女自身は、どの意図も伝わっている事だろう。奪われた声の代わり、思いを読み取る力によって。

事実飼い主の意を悟った彼女は。男性貴族を挑発する。眼差しを向け尻を振る。
秒単位か其処等の空白が有り。その間に一つ、もう一つ、他者の視線が緊張状態の此の場へ向けられ始めた頃――)

『…ふ、む。ならば伯の御厚意、受け給わらねば申し訳が立ちませんな。
いやいや、娘子にとっては此れも、望ましいのやもしれませぬ故――――』

(気を吐いた貴族の声は、あくまでも穏やかだ。
だがそれに反して。手付きは、仕草は。正しく犬への躾けめいた荒さ。
背を向けた女を、テーブルの上へと倒す。スカートのみを捲って尻を晒させるのは…さて。
刃にすら耐える繊維に気付いたからなのか。或いは、最早貴族の娘ではない、一介の侍女でしかないのだと。その証を残す為か。
何れの意図にせよ、女の尻が剥かれたかと思えば――直ぐに、突き立てられるのだ。

歪と言っても良い程に。太く長く、節くれ立った牡。女という女を犯し、よがらせ、狂わせてきたのだろう歴戦の剛直が。
潤滑代わりに、強い酒を絡ませた侭…性器ではない、もう一つの孔、菊座の方へ。)

リヤン > (年齢的な物を考えれば、当然とも言える。それに、性別的な物を考えれば、納得できてしまうのだ。甘い物に慣れ親しんだ舌は、苦いものとかを苦手とする。
貴族の子女は特にその傾向が強いのだと思うのだ、そして、強い酒を、苦い酒を飲むのは男らしさ、という様な風潮もある故か、女性が苦い酒に強いと言うのは余り聞かない。
リヤンにしても、酒に関しては、並、程度でしかないのだ。

其れよりも、問題は、この男性貴族の方である、何故ならば、先程から此方の事をねちねちねちねち、と、厭らしく挑発してきているのだから。
何せ、格好の攻撃材料となってしまっているのが、今現状、リヤンなのだから、リヤンからは、何かを言う事が出来ない。
そして、手を出す事さえもできない、先に手を出してしまえばこちらが圧倒的に不利になるのは、リヤンもよく知るところなのだから。

ありえないことになるが、もし、ナインが仕事を―――この貴族の排除を願うのならば、女は悦んで動く。
その顔面に靴をめり込ませるところから始まり、物言わぬ肉の塊になるまで、延々と蹴り飛ばそう。
そんな事をすれば、主の立場が一気に悪くなるので、行うことはないし、主から許可自体が、堕ちないのだ。
とは言えども。男性貴族の言い方が気にくわない、イライラする。
判って居る、それが彼の目論見だという事は。でも、イライラするのは止められそうにも、無い。)

(話は、続いていく、彼女の事をモノとして扱い乍ら、しかしてその内容は、如何にお互いの弱点を見せるのか、見せつけるのか、という所になるのだろう。
探り合い、化かしあい、騙し合い、そんな会話が続けられていて。
その内己の具合の話へと移動していく。)

――――ダンッ!

(そんな音が、会場に響き渡る、主の勧めで盛った貴族が、己の事を掴み。テーブルに叩きつける。
貴族の力程度のそれは、痛みというには鈍いが、しかし、屈辱感が半端ない。殺したいと思うが、我慢する必要がある。
ぎり、と見えないように歯を食いしばり、スカートを持ち上げられて、白い肌が、露出する。
女の秘所を目の当たりにする男、綺麗なサーモンピンクの知れは奴隷の時期が長くても、犯され続けていたわけではないと知らせるだろう。
柔らかさも、色味も、ちゃんと残っている、女の秘部。

しかし、其処ではなかった。)


「――――!?」

(挿入されたのは、菊座であり、後ろの穴である。なぜそこを選んだのかはわからないが、痛みを感じる。
無理やり広げられて、ゴリゴリ抉られているのを感じる。
痛みに恨みを追加しながら、牡の欲望を受け止め、媚びるように強く強く締め付けていく。)

ナイン > (酒に酔わせて口や気を緩めさせるのは、常套手段である。剰りにも分かりきっている為に、易々と引っ掛からない者も多い。
取り分け――長い事貴族社会、魔窟界隈を渡り歩いてきた成人男性達ともなれば。
一件酒精にたゆたい溺れているかのように見えても、その実、何ら酔いなど覚えていないという。狸芝居も平然とこなしてみせるだろう。
結果として気分良く進める為である筈の酒席で、実際には誰一人酔っていない等という。本末転倒な事態も起こり得る。
取り分け今回は、シェンヤン側の同席者も多い。同国内にて生き馬の目を抜き合うだけでは済まない可能性も有ったのだ。

少女に、そんな芝居は不可能だ。年を経ていない以上どうやっても不可能な、経験の蓄積や体質の慣れによる物なのだから。
此処に関してはエールだろうとブランデーだろうと易々と嗜んでみせる年嵩の男達に。素直に敗北を認めざるを得ない。

では。それではもう一つの、人を酔わせる物。女なら、快楽なら、如何か。
彼女の使い道に関し、奴隷それ即ち閨事をこなすのも必然であると。疑いもしない素振りは。
事実そういう認識に従って。数多の女達を好きに犯してきた証左でもあるのだろうし…そして同時に。
差し出された女、嘗て自分達が貶めたその娘が。事実今迄喰い物とされてきただろう事を、了承しているからでもあるのだろう。
いっそ、家を血縁を失った女を、何処へと堕とすか。それを決めた者達ですらあるのかもしれない。

そんな男が淡々と、もしくは飄々とした声音とは裏腹に。強かな力を籠めて女を組み伏せる。
今や歴戦の徒となった彼女になら、この状態からでも反撃は容易なのかもしれないが――あくまでもそれは、物理的な可能性だ。
現実問題立場が、状況が、反撃を許しはしない。…彼女にも。己にも。)

 ――結構な御趣味だ。卿は其方がお好みでした――かね。

(目の前で饗宴が始まった。
真白い尻だけを剥き出された女、その尻孔を。裂かんばかりに押し広げきって、牡の威容が出入りする。
仄かにとろみを纏った酒を。直に沸き上がる男の先走りと共に、敏感な腸粘膜へと吸収を余儀なくさせ乍ら。
敢えて其方を貫く意図を。漠然とは察しつつも、少女が問うのなら。返る答えは――案の定。)

『っ、ふ…、…節度という物も、有りますからな――
飼い犬に餌を与えるのは義務…では、あれ。ハ――それ以上をもたらすのは、贅沢だ。
…躾は躾として、忘れぬ事を。伯にも心掛けていただきたい物、ですな?』

(快感に息を荒げる、というより。嗜虐に心を震わすかのように、男の声が小さく揺れる。
…どうやら、こう言いたいのだ。今犯しているのは犬だ、奴隷だ、それ以外何物でもないと。
――同じ貴族の胤を胎に受け止める事、万が一にも貴族の子を成す役割など、二度と行わせる気は無いと。
躾。そう称して男は肛虐の悦を、女に刻みつけようとしていた。
酒の熱で腸を焼き、酔わせ乍ら。女泣かせの逸物が容赦なく、突っ伏させた女の腸内を摩擦する。
ずるり、引き摺り抜かれていく開放感と摩擦感を。奥深く迄抉り、肉壁越しに子宮すら揺すり立てる衝撃と圧迫を。
交互に幾度も、幾度も、刷り込むかのように――――)

リヤン > (貴族達の眼は、酒に酔う訳ではなく、爛々と此方の事を見ている、自分と、かの貴族との、表向きは和やかだが、実際には全力の蹴り飛ばしあいを見ている。
中には、これを酒の肴として、楽しんでいるものすらいるのが、貴族社会という物だ。
そんな中で、当事者といえば、それどころではないのが、普段の事でもある。
酒に強い貴族、酒に弱い貴族、男性と、女性、その差は絶対的であり、正直に、敵う者ではないのだろう。

女は、女としての武器を使い、貴族の男に対抗することにする。節くれだって、そそり立つその一物。
対する此方は、菊座であり、性器ではない場所。
ただし、何度も使い、こなれていけば、その場所での快楽を覚えるようにもなるのだろう。
貪れるようにも、為るのだろう、女は、此処を気持ち良いと思ったことは、一度もないのだが。
それでも、主の意向がある、甘く濡れた吐息を吐き出すことにする。

は、はぁ、は。といかにも感じて居る演技を繰り返し、彼の肉棒の抽挿に合わせて腰をくねらせる。
淫らに溺れているように見せて、はしたなく思わせよう、こう言う行為が成れているか、の様に。
赤らんだ顔で、濡れた瞳で、彼の方を見据え、もっと、を強請るかの様に、演技しよう。)

(正直に、菊座で感じるような女ではなく、そう言った場所を使ったことがない。それでも腰を振り、彼の肉棒を締め付けていく。
きつくある入り口を締めあげて、柔らかな腸壁で彼の肉棒を迎え入れる。
孕むことの無い場所というのが唯一の安堵の事だろうか。
ぱんぱんぱんぱんぱんぱん、と激しくヒートアップしていく行為。
顎をあげて、唇の端から涎を垂らし、女は、快楽を貪るように、見せていく。)

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ナイン > 【後日継続】
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