2020/06/22 のログ
■タピオカ > ダイラスに入り込む人間の欲を夜空で覆い隠したような。
まばゆくもぎらつく天盤から漏れた光。港湾都市の夜景が見える。ちょうどその光は、白いバニーガールの被虐体質を示すよな。彼女の指が自分の背から動き、理性の天盤を外してもらうのを待っているよな。
「ぁ……!あ……っ……。お姉さま……。
――ひんっっ!はぁぁ、ぁっ、……あぅぅ、……、ごめんなさい、お姉さま……。僕、……ほんとは、ほんとは……。
呼び止めてもらった時から、期待してたの、
んっ、んぅっ、……お姉さまの白い綺麗な手で、いじめてもらえるの期待してたの……っ、あぅ、あぅぅっ……!
んっ、……くぅうううんっっ……!」
肌が味覚を感じる事があるんだと、この時に初めて知った。
突き刺してほしいとばかりに指先の感触だけでは足りない褐色肌へと吹き付けられる呼気は、確かに甘く感じた。
震える息が上擦る。柔い口づけを浴びた背筋が強張り、小さな肩甲骨が両方とも持ち上げられ。吸われるたびにぴく、ぴく、と引きつった。
幼い頃からの遊牧生活でよく引き締まった、しなやかな脚の感触が相手の繊手に伝わり。それは同時に、熱っぽさも伝えられる。脚の付け根に指が及ぶと、最初に彼女を見た時に思った、淫らな感情を白状してしまい。
静かな夜の廊下では際立つリップノイズや衣擦れの音がひどく気持ちを高ぶらせる。乳房は膨らみかけ、尖った未成熟な、小さな弾力を布地ごしに早まる心音と共に伝え。その中心のさくらんぼの種、乳首を探られて手に持ったままのトレイが揺れ。ちりりとグラス同士が触れる音が震え。
「レイン、……レインお姉さま……。
――~~~ッッ……!?」
相手の名前を知った時、ひどく嬉しそうな。
口の中で確かめるようにして呟き。
「お前」と、所有されるモノとして貶められるよな呼称を耳にすると興奮したように息を飲む。そのまま踵が浮いたのは、背中に朱色に色づいた印をつけてもらった愉悦から。
はっ、はっ……、はっ……!呼気が乱れる。
■レイン・レジネス > 呼び名と口付け。まだそれだけだ。それだけで踵を浮かせ、甘ったるい声を聞かせる少女。
まるでそれは上等な楽器を奏でている時の様に、指の、唇の意図に応じた音を鳴らしてくれる。
演奏者を没頭させる資質と言うのだろうか。
リスクの大きな場所。咎め立ての言葉。その全てを快楽の呼び水にしているような様が、なんとも心地良い。
欲望に正直な──そしてきっと、こういう艶事に親しんだ身体なのだろうと思えば、もう少しばかり奏でられる音を高くしてみたくなった。
「落とさなかったね……偉い、偉い。いいかい、トレイを落としたら〝ひどいお仕置き〟をするよ。
私はお客様で、お前は従業員。お店に迷惑を掛けるのも、あんまり気分が良いものじゃないし──だから」
少しだけ指を曲げた。まだ成長を終えていない幼肌へ、覆う布ごと指先を沈めるように。
柔らかな果肉も、中心の種も纏めて手の中に収めて揉みしだく。
生地越しでも交換される体温。女の手の方がきっと、幾分かは冷たいか。触れ合っている内に温度の差は埋まるのだろう。
口付けの雨は止んで、代わりに声の出所が耳元に近づく。囁く声。吐息で耳を擽るようだ。
近づけば少しだけ、女の息も荒く乱れているのは分かるだろう。加虐の熱に侵されている、声も時々はうわずりながら。
「だから、頑張りなさい。……少し驚かせるけど」
ずるぅっ……と。
少女の背に突然、濡れた感覚が這うだろう。唇や舌とは違う、粘性の。
それは背とバニースーツの隙間へ入り込み、白い生地を裏側から押し上げながら、少女の身体に纏わり付く。
手ではない。手は変わらず白いスーツ越しに、少女の未成熟な乳房を弄んでいる。
スーツの隙間に入り込んだものは、女の身体から伸びる触手。
潤滑液の如き粘液を纏った、指を数本も束ねた程の太さのそれは合わせて二つ、脇腹や胴に巻き付きながら──
切っ先を少女の下腹部に届けた。
まだ女の手が触れていないその場所──の周辺。恥丘の上や尻肉の間を、粘液を塗りつけるように。
指より太く、長く。だが指より柔軟で、器用に動く触手は、肌を露わにさせぬままに少女を濡らしていく。
■タピオカ > 自分はいつしか、たまたま冒険者ギルドに回されたカジノレセプタントの依頼を引き受けた、普段は曲刀を振り回し野を駆け巡る遊牧民から、お姉さまと呼ぶ彼女の手の中で調律されてしまっていた。一度音が整えられてしまえば、もう嬌声を音階ごとに奏でるのみ。身体や気持ちに隠されていた性感帯を次々と巧みに探られ、雌の甘い発情した汗の香が漂い始め。
「ひぅ……、ひん……っ、……レインお姉さまぁ……ぁっ。
はい、……はいっ、……、お客様のお姉さまの目の前で粗相しないように、がんばりま、す……ぅぅっ……!
んんぅっ、……はぁはぁっ……!あぁ、ぁっ、……お姉さま……。僕、……胸、弱いんですっ、……、お姉さまぁっ……!」
相手が指を曲げたことで、より乳房への密着が増す。
沈められる指と指の合間で薄い乳肉が苦しそうに、同時に嬉しそうに浅くひしゃげ。卑猥な皺の中で、衣装の生地ごしに乳首がそそり立っていく。なかなか成長しない淡い胸はそのせいか敏感で、彼女の腕の中で背筋がくねって。
胸を触ってもらいながらなよなよと尻たぶが左右に動く。
耳元の声音が上擦っている。その熱気に押され、共鳴し、ひゅうひゅう、白い歯の隙間で呼吸が荒ぶり。
「ひ、ぇっ……!?
――ふゎ、わぁああああ……ッ……!
あぁあっ……っ!あぁあっ……!お姉さまぁっ……!
レインお姉さまぁっ……!?
ぁあぁぁぁっ……!」
一瞬何が起こっているかわからず、目を白黒させながら首を強く傾け。そのまま硬直してしまった。
ねばつく何か。溶かされてしまう、と全身が反射的に逃げようとするのに、その真逆の感情が生まれて相殺されてしまう。乳首が張り詰めた胸元を反らしながら、そのバニー衣装には卑猥な触手の形が浮いて巻き付いていく。
――がしゃんっ!
たまらずに取り落してしまう、手に持つトレイ。
グラスの破片が小さな星空になって廊下に散りながら、
かぁぁっ……!全身が赤く紅潮していく。
バニースーツの中にめりこむ触手が、自分の一番大切な場所に近づいて。そのまわりを、まるで外堀を埋めるように濡らされていく。一歩ずつ、自分の意思や慎みを相手に奪われていく。そんな心地に手の力が緩んで。お姉さまの言いつけを守る事が出来なかった。性感と罪悪感、お仕置きへの恐れ。
入り混じり、濡れて悩ましく眉根が下がった眼尻をすぐ後ろの相手へ瞳へと向け。
■レイン・レジネス > この国で、冒険者として生きるものならば、或いはこの生物が何であるかも知っていよう。
魔物に分類される類のもの。知性の有無、体躯などは個体により差異が大きすぎるから一様には定めがたいが。
共通する性質として、異種族の身体を母胎とする・精気を啜る等、いわゆる〝他種族を性的に利用する〟存在。
即ち、触手。そんなものが、人間の身体から生えていた。
のみならずこの触手は、女の意志によって完全に制御され、感覚を共有すらしているのだ。
「瑞々しい肌……貴族のお嬢様方とは違うね。ミレーの子の方が似てるかも知れない。
日常的に運動を続けてる健康な、引き締まった身体だ……こういう子、好きだなぁ。
ああ、けどね。けどね、お前。いけないなぁ。駄目だと言っただろうに」
今宵初めて、女が笑みを表情にした。獲物を喰らおうとする捕食者の笑みだった。
振り向く少女の額に、斜めにだが額を重ねて、間近で瞳を覗き込みながら──女の瞳はただ、愉悦の色を示している。
手は急に荒々しく、少女の乳房をぎゅっと掴んだ。
指で掻き集められ、盛り上げられる乳房の肉と、女の掌とで、先端で固く立ち上がった乳首が押し潰される。
ともすれば少し痛みもあろう程、指に力を込めて。これは仕置きなのだと強調する。
だが一方で、衣装の裏に入り込んだ触手は、痛みなど僅かにも与えぬままに少女の身体を這い回る。
ぐちゃぐちゃ、粘ついた水音を立てながら、白い衣装を濡らして透かして、肌の褐色や触手の毒々しい色を浮き上がらせながら。
指数本分を束ねた程の太さの切っ先二つ、それぞれに狙いを定めて身を進める。
腹の側に向かった一本は、臍の辺りから降りて行って、陰核を巻き込みながら秘口に先端を沈めて。
背から尻肉を割った一本は、その奥の窄まりに頭を押し付けて、ぐりぐりと粘液を塗り込める。
そして。重ねた視線。嗜虐的な笑み。女は愉しげに宣告する。
「約束通り、お仕置きしてあげる。……嬉しいだろう?」
両手指が、ぎゅうっと強く乳房を絞り上げながら、二つの触手は粘液を潤滑剤として少女を一気に貫く。
子宮口まで、或いは結腸まで一息に届いて、未成熟な身体を少し浮かせる程の勢いで。
その衝撃に慣れさせる時間も配慮も無いまま、触手の長さを十分に用いた抽挿が始まる。
人外の長さのストローク。白い衣装を脱がされもせず、横たえもされず、少女は犯されるのだ。
ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”2【イベント開催中】」からタピオカさんが去りました。
ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”2【イベント開催中】」からレイン・レジネスさんが去りました。
ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”2【イベント開催中】」にタピオカさんが現れました。
■タピオカ > 【継続待機中となります】
ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”2【イベント開催中】」にレイン・レジネスさんが現れました。
■タピオカ > 人ではなかった。出で立ちは凛とした女性のものであって、しかしその身体から生えて伸びる異形の手は魔物だった。それなりに冒険者としての経験を重ねて遭遇したことはある。地下水路の奥に住まう軟体動物が魔物化したモンスター。人としても冒険者としても魔物は敵である。したがって、魔物の手である触手も畏怖すべき相手である。けれども……。そのぬめりに覆われたら、力が抜けていく。ただ脱力するだけではなくて。触手に激しく心をかき乱され、もっともっと……。いたぶられたい。性的に搾取されたい。冒険者としての生業の真逆の気持ちを彼女から触手ごしに与えられてしまう。
”駄目だと言ったろうに”その言葉を聞いて自分はもう後戻りできないところへと、彼女の甘い香がする懐の世界へと陥落している事を知った。
知ったとたん、言い知れない興奮を覚えてしまった。
荒々しく乳房へ両手をかけられたとたん。「アーーーーっ!」
上がった声音は嫌悪ではなく愉悦がこもった甘い悲鳴。
「レインお姉さまぁあぁぁぁっ、……ァああっ、あぁぁっ……!
そこはぁっ、そこは僕の大事な場所なのぉっ、僕の敏感なとこなのっ、
……んんぅうっ!はひっ、はひぃいんぃっ、あっ、ぁっ……!
お姉さまのお手てでっ、……触られたらえっちな気持ちになっちゃうの……っ……!
はッ……!はっっ……!
あぁぁぁ、お姉さま、お姉さま……ッく、……ぅううぅっ……!
レイン……ッ……、お姉さ、ま、……っ!
――ふにゃァあぁああああああああアアッ!」
お姉さまの手と触手。その肉の牢獄の中は甘美な感触で満ち溢れていて、
ただ自分はその粘つきの水音の中で溺れて四肢をでたらめにくねらせていた。
陰核へと伸びた手つきから反射的に逃れようと小尻を突き出せば、背後から伸びた別の手つきに尻穴をほぐされて。
逃げ場もなくて、砕けかけた腰が前後へはしたなくウネウネ、不格好で淫らな動きで揺れる。
立ったまま彼女に捕らわれ、振り向いて結ぶ視線は弱った雌の色。瞳は不安げに揺れながら、さらなるお仕置きの決定に滲む涙は淫蕩にきらめいて。嬉しいだろう、と問われてこくんと頷き。――2孔を串刺しにされ。空中廊下に響き渡る甘い悲鳴。
「ぃ”ひっ、……、ぃあ”ぁぁああああああああ!
はッハッ、……、ァ、ぅぁああああああああああああッ!
レインお姉さまぁあああああっ!ぉ姉さまぁあああああああんっ!
ごめんなさぃいいいいっ!お姉さまの目の前でグラスを割ってしまってごめんなさぃいいいいっ!
ヒっ!ひぃいいいいっ!んひいいいいっ!ぁ”ーーーーーーっ!
お姉さまの言いつけ守れなくてごめんなさい!ごめんなさぃいいいっ!
お仕置きしてっ!お仕置きしてっっ!もっとお仕置きしてくださぃいいっ!
レインお姉さまの気持ちいいお手てで僕のおまんこもお尻も躾けてっ!
レインお姉さまの言う事をちゃんと聞く良い子になるまで躾けてくださいぃいいいぃっ!」
自分という存在が自分の中で急激に圧迫され、ともすればそのまま消えてしまいそうだった。
前孔と後孔にめりこむ触手の勢いにはしたなく大きく口を開いて身悶えし、細い首の筋を高く浮かせてもつれる悲鳴は嬌声そのもの。
自分の脚よりも触手で立たされるよな格好、自重すら前後の肉管に膣圧をかけ。
2本の触手が動くたびに身体が破けてしまいそう。
その緊張感がお仕置きとなって、褐色肌のバニーガールは気持ちよさの余りに理性が焼き切れそう。
触手を気持ちの良いお手て、と呼んで。
甘ったるい雌奴隷の声で求めながら、小さな膣も狭い尻穴も蜜が迸り、それぞれの窮屈さで目一杯触手をくわえ込み歓待する。
ストロークが往復するたびに、バニースーツのクロッチからは布地が吸いきれなかった愛液と快楽潮と腸液が飛沫をあげ、
ぷしゃぁっ!ぷしゃぁあっ!ぷしゃぁぁっ!ぷしゃあぁっ!
彼女に立ったまま犯されて悦びむせぶ、その雌バニーの足元に淫らな汁気が滴って。池を広げ。
■レイン・レジネス > 二つの穴を穿つ触手は、長さにどこまでも際限が無く、分厚い肉の塊だった。
小柄なだけでなく未成熟な、華奢な少女の身体に押し込んでしまえば、或いは肉が裂ける事も──と、本来は懸念すべきだったのかも知れない。
けれども、触手の軟体は内側からぎちぎちと雌孔を広げて圧を掛けながらも、肉体に傷を残すような堅さは無く。
寧ろ圧迫感こそ無くならないまま、多量の粘液と、少女の噴き溢す蜜とを潤滑剤としてのたうち回る。
痛みを伴わない拡張行為。より多く、より深くまで受け入れられる身体へ作り替えてしまうような。
奥の口二つに少女の体重を食い込ませながら、女はまた耳元に囁く。
「人が来ない場所を選んだのはお前だろうに……お前は良くもまぁ、鳴くものだ。
誰かが来て、こうして犯されている様を見て欲しいとでも思ってるのかい?
……そういうのは感心しないなぁ」
どん。少女の身体が壁に押し付けられる。頬と、小振りな胸とをひしゃげさせるように、背に覆い被さった女と壁の間に挟まるように。
衣服の一枚も乱していない女ではあったが、傍に身体を寄せれば、陶酔に息が熱を持つことも、肌に汗を滲ませていることも分かるだろう。
香水と、汗と、きっと衣服の下で滲ませているのだろう蜜の匂いとが混ざった、少女とはまた異なる雌の匂い。
胸から離れた手が、少女の片脚へ向かう。右膝の裏を手が刈って、高く掲げさせた。
壁に身を預けた片足立ちの姿勢。結合部を見せびらかす立位の姿勢とも言える。……不安定な、命令をこなすのが少し難しい姿勢とも。
「誰かに見てもらう前に、自分で見てごらんよ。これはお仕置きの筈なのに、ご褒美になっちゃってるみたい。
……ちゃんとお仕置きもしなきゃいけないかなぁ、どうかなぁ」
見てみろ、と促す言葉に合わせて触手二つは、少女の中で身をくねらせては、様々な箇所を肉壁に擦りつける。
王都でも幾分か流行の、自動で動く玩具のような、捩る動き。……と合わせて、玩具では出来ない、激しい抽挿。
垂れ落ちる体液を飛沫のように散らして、割れたグラスや零れた酒どころではなく廊下を汚しながら、人外の快楽を注ぎ続ける。
……その陵辱が少女の身体を幾度か突き上げた頃。不意に少女の視界の端に映るものがある。
既に挿入されているものとほぼ同じ太さの触手二つだった。女の身体から新たに這いだしたものだ。
先端からだらだらと粘液を吐き出し、夜の光を淫猥に反射するそれは──既に触手を一つずつ咥えた、狭隘な前後の穴に宛がわれる。
お仕置きだ、と。女は酷く興奮した声で告げるだろう。
その瞬間、グジュウッとぬかるんだ水音を鳴らしながら、膣孔に、肛門に、新たな触手が身を捩じ込んで行く。
触手二つを合わせればもう、きっと少女自身の手首よりも太くなる筈で。そんなものが、慣らすという慈悲も無く、最奥までのストロークを始めた。
■タピオカ > 力強く触手の軟性と硬質さを織り交ぜた腕の力で膣口を伸ばされ、尻穴を割り開かれ。そのたびに白いバニースーツごしに卑猥な紋様が浮かび上がる。
一種の淫紋じみて現れ、ごりゅっ、音を立てて形が次々と変わる。
喉の奥から息が潰れる音、ついで、ひゅうっと風を切るような音。
そのどちらにも熱がこもっていて、苦しげに顔がひしゃげたら次の瞬間には茹だった、へにゃりとした顔つきになり。
徐々に肉は開いていく。ほぐれゆく雌肉が、肉粘膜の逼迫した密着感とすり合わせの中から幾分か余裕を生み。さらに触手を飲まされ、また広がって。
「んぐっ、……んっっ、ッぐぅうぅっ……!
ごめんなさいレインお姉さま、ぁっ……!
そうなんです、……ぅっ……!
お姉さまにえっちなことされちゃうの、……誰かに見られちゃったらどうしようって、……思ったらぁっ、……ドキドキ、止まらなくなっちゃったの……っ……!
――きゃぅ!……ぁあぁぁっ、……お姉さま……ぁっ……!
あぁぁ、ぁっ、この格好……、……お股……が……っ……」
自分のふしだらな願望がどうして次々と読まれてしまうのだろう。
心の中にだけ書いてあるはずの、相手とこうしているところを人目に露見されてみたい。そんな淫らな気持ちをも素直に白状し。――壁に半身が押し付けられて呻き声を上げる。自然と密着感、そして触手に陵辱してもらいながらも鼻先に香る彼女の汁気。
花の蜜で人を誘い、そのまま食べてしまうという植生の妖を連想させられた。
今の自分には媚薬も同然であり、ぽうっ、と褐色の頬に朱色が灯るのが後ろからでもわかるほどで。片脚が絡められ、その軽い肉付きが持ち上げられた。じゅぶじゅぶ、触手を飲み込む痴態の割れ目はバニースーツの上からでも大きく角度を開けるに恥ずかしい。背中を縮めて。自然、視線は自分の股座へと向い。
「あぁぁぁぁ、えっちだよう……っ……!
僕のお股の中で、わっ、わぁぁっ……!蛇みたいにのたくって、
っひ、……、んんっ……、僕のナカ、いっぱいつついてるの……っ……!
はぁ……、はぁ……、お姉さま……!
――ぁっあっ……!……ま、ま待って……!
これ以上は入らないよぉっ……!
割れちゃう、割れちゃう、壊れちゃうぅっ……、ッ……!
ひぃっ、ぃいいぃぃ、ぁ、わ、……
――ぅぎゃぁあぁああああっ!
苦しいぃ”っ苦しいよぉおっ……!ひっっ、ぃ”っ、……ぅう”ぅううぅ……!
っか、……ひんっ……!あっひ、……、んにぃいっっ……!」
性感帯という性感帯を掘り起こすような触手の動きと卑猥な前後運動が、
バニースーツと触手の存在でもはや原型を留めていない割れ目の中で蠢き、往復している。今自分が何をされているかを知らされるとびくっと震えて内股気味になるが、相手の手に阻まれて僅かに動いたのみ。
――新手の存在に、さすがに表情は動揺色になった。膣穴もお尻も、それぞれ2本咥え込むだけの余裕があるとは思えなかった。自分からお強請りしたくせに、怖くなって中断を求める。いたぶられてえっちなことをされたかった。しかしこの触手の合わさった野太さは、命の危険すら覚えてガクガク震える。お仕置きだ、の言葉に激しく首を揺らし。――上がったほうの片脚の先で、ピンヒールが床に落ちた。背をそらして絶叫し。口端から溢れる唾液が泡立つ。壁と相手との狭い空間で背を伸び上がらせ、顎を上に向けようと必死になる。そうしないと4本もの触手を飲み込めず、下半身がズタズタになってしまいそうで。目を白黒させながら、苦しみ悶える。その辛さが液体になったかのように、ぼたぼた、大量の愛液を吹き零し。触手に散って、ぬめりの一部になっていく。
■レイン・レジネス > 容易く飲み込むことが出来ないのは分かっている。腕を両穴に突き込まれたのと然程変わらない直径なのだから。
けれども人の身体と比べて柔軟で、骨も無く、体表に大量の粘液を染み出させている触手は、少女の中に収まってしまう。
そうなれば、後は──四つの触手が蠢いて、肉穴を滅茶苦茶に掻き回すばかり。
これは仕置きなのだから、無理だと拒まれても、苦しいと嘆かれても、女が責め苦を緩める事は無い。
いや寧ろ、その声が昂ぶりを呼んでしまうのか。触手はまるで吐精直前の肉棒のように、一回り膨れ上がってびくびくと震えた。
その変異がまた圧迫を増す悪循環の中、女の声は変わらず少女の耳を犯し続ける。
「いいよ、壊れても。……そうしたらお前は、私の家に持ち帰ってあげる。
そうしたらきっと、毎日が愉しいよ。昼夜を問わずお前は犯されるんだ。
繁殖用の触手にも、うちの侍女にも、私にも。……必要だったら、付き合いのある他の貴族さまに貸し出してもいいな。
……良いな。自分で言ってたら気分が乗ってきた──よし、本当に壊してしまおうか」
ごちゅっ……水音と打撃音と混ざったような、鈍く重い音。四本の触手が同時に最奥を突き上げていた。
薄い腹を中から押し上げてひしゃげさせるような、余りにも深い挿入。けれど身体を浮かす事は難しいだろう。
背にのし掛かる女の体重が、少女を壁との間に縫い止めて逃がすまいとしている。そして。
……そして。苦しみから逃れるように首を仰け反らした少女へと、女は更に覆い被さって。
「ん──」
奪い取るように唇を重ねた。顎に手を当て、下を向くことも顔を背けることも出来ないようにして。
無理な姿勢が為に、正面からのやり方ではなく、斜めから傾いて喰い付く接触ではあったが。
唇を割って入り込む舌は長い──長すぎる。容易に喉にまで届くだろう。そうなれば初めて、これは舌ではないと分かるのかも知れない。
女の喉奥から這いだした触手が強制するディープキスは、本物の舌や指では届かないような箇所まで、届かないような角度で口内を弄ぶ。
唾液と混ざって舌に触れた粘液は甘ったるく、理性を蕩かすような味がする。触手を伝って重力に任せ、少女の口へ、溢れる程に流し込まれる。
痛みを鈍麻させる麻酔ではないが、唇を交わらせる様だけは恋人同士の情事にも似て。歪んでいるとは言え、示されるのは愛情なのだ。
何も偽りは無い。壊れてもいい。持ち帰る。昼夜を問わず──攻め嬲る為の言葉ではあろうが、同時に本心でもあった。
この類い稀なる淫蕩な少女を、快楽の檻に捕らえて飼育出来るなら、さぞや幸福だろう。独占欲じみた想いが一度、口付けを中断させ──
「……淫乱で、被虐的で、どうしようもなくて。かわいいねぇ、お前は」
奥の奥まで押し付けられた触手が、どぐん、と脈動する。先程は予兆。今度こそが本当の。
粘液を噴き出す切っ先が膨れ上がって──合わせ四つの鈴口から少女の体内へ、熱く粘つく体液が濁流となって注ぎ込まれる。
吐き出しながらも少女を突き上げ続ける触手。けれど太すぎるその肉は結合部をみっちりと埋めて、隙間から零れる事も無く。
だから、触手四体分の体液はそのまま、少女の腹の中に留まるだろう。バニースーツ姿のまま膨れ上がる腹。それはきっと臨月程にも届く筈で。
それでも倒れられない程度には、少女の脚を抱く腕へ込められた力は強かった。
■タピオカ > 「ぅあぁああああああああっ!
んぎゃぁあぁあああっ!
レインお姉さまぁ”ぁあっ!お姉さまぁあっぁぁっ!
ほんとに……、ハっ、……はっっ……!がっ、……、はッ……!
僕が……、ぁっ、あっ、……、悪かった、です、……、……ぅ”ぅうっ!
ほんとにほんとに、……、ぅ、ぐうぅうぅ……っ!無理、なの、……ぉ”っ……!
壊れちゃう、僕壊れちゃうぅぅ!
えっちなお誘いして、ごめん、ごめ、ごめんなさ、ぃぃぃ……!
許して、ぁああああああああ!許してよおおぉおおおっ……!
――ッぎ、……ひ……、……ッ~~~~……!?」
甘い幻想があった。年上のお姉さんから、性的ないじめを受けてみたい。
いじめられて身体をいじられたい。だから声をかけてくれた相手をこの空中廊下に連れ、いやらしいお強請りをした。しかし、この事態は理想も想像も超えている。
刺激がほしい悪いお誘いが、きっと行き過ぎてしまった。
駄目だと言っただろうに。その言葉は戯れめいた響きで済むと思ったのに。
苛烈な責めは被虐願望すら上回り、かすれた悲鳴をきしませるので精一杯。
どす!どす!どす!どす!内側から殴られるようにいくつもの小山が浮かぶ下腹部が張り裂けないように片足のピンヒールを限界までつま先立ちするのが目一杯。
瞳から涙の粒を次々膨らませ、両頬を濡らして許しを乞う。
行き過ぎた火遊びに踏み込んでしまった事を謝罪するも。
――子宮口に2本の触手がめりこむ。結腸に2本の触手が埋もれる。
4本に刺し貫かれて。肺が潰れるよな音を吐き。肉体的にも精神的にも。衝撃の余り全身が震えながら硬直し。
「ぁ……っ……」
それは酷いほどの優しい行為に思えた。飴と鞭の甘い飴だった。
急に唇が奪われて、涙の粒なりが止まり。目端に留まった。
相手の舌が入ってくる甘い感覚にも、その舌が尋常ではない長さである事を知っても、その舌が普通の舌では味わえないような魔物的な味であることがあっても。
4本の触手をつきつけられた時のように動揺はしなかった。
怖い、痛い、苦しい……。その気持ちは甘ったるい舌触手の味覚に上塗りされて、頭の中で霞んでいく。注がれる粘液で喉奥から彼女の甘味に包まれていき。代わりに現れた、彼女への思慕。相手の唇はひどく柔らかく、あむ、あむ、あむ……。自然に自分の唇はゆり動かされていた。そうやって、雌の花弁同士を擦り付けようとし。
「……レインお姉、さま……。僕、……は……。
――ッぐぶぅっ!?ぎゃ!ゃぁああああああああああああああああっ!」
口づけが止まると、かわいい、とかけられる声。
今度は、何やら別の意味で動揺が走った。相手に対して感じた、苦いながらも、何より淡い気持ちを、どうにか口にしようと口元をもぞつかせる。しかし。
自分のそんな意思が圧倒的な質量に下から押しつぶされていく。
魔物の胎児が爆発的な勢いで成長するように、バニースーツの下腹部が破裂寸前まで膨張する。4本の触手が何度も胎内で暴れ狂った後に、ようやくそれが射精だと気づいた。気づいても何ら抵抗も脱出もできず、射精吐き出す触手自身に漏れ出す事を許されず。ぶぐーーーっ!ぶくうううううっ!瞬きをいくつかする僅かな間に、彼女の腕の中で白いバニーガールが妊婦腹になって。
「れ、……れいんおねえさま、……おね、さま、お、ね、さま……」
涙を流し、唾液を垂らし。
壊れた機械人形のように、倒れる事もできずにカタカタ、うわ言を繰り返す。
■レイン・レジネス > どぐ、どぐ、どぐ……長く続いた放精も終わって、少女の腹の膨張はようやっと終わる。
けれども、終わっただけだ。まだ解放されてはいない。膨らまされた苦しみも、挿入されたままの圧も、何も抜けてはいない。
悲惨の一語に尽きる少女の有様を見て、女はようやっと満足したかのように笑顔を見せた。
悲鳴に涙。無理、許してと乞い願う言葉。どれも好みだ。優しくじれったい交わりが嫌いという訳でもないのだが。
少女に何か罪があるでもない。だのに、軽度の咎をあげつらって苦しめる。
……愛らしいと思った相手にはそういう事をしたくなる。悪癖の性であった。
「……よく頑張ったね、タピオカちゃん」
名を呼んだ。背を押し潰す体重はそのまま、足で床を払う。
割れて散らばったままのグラスの破片や、金属のトレイや。多種の体液で汚れたそれを蹴り飛ばしした。
そのままでは自分が腰を下ろすにも、少女を横たえるにも危ないから。少し執拗なくらいに靴底で床を蹴る。
それから──ようやく、まだ腹を膨らましたままの少女の身体を抱えて、床に座り込んだ。
胡座を掻いて、組んだ足を寝床の代わりに少女を横たえ。線の代わりに押し込んだ触手はそのまま、丸くなった腹に手を当てる。
破れる寸前という有様のスーツを、つるつると手を滑らせて遊びながら吐く言葉は、
「……ごめんねぇ、楽しくなっちゃって。タピオカちゃん、あんまり良い声で鳴くんだもの。
あんまり続けてたら……ふふ、今度は私の手を押し込みたくなっちゃう。
流石にそこまでしたら本当に壊れちゃうかな……それとも案外耐えちゃったりするかな……?」
穏やかな声音。宥めるような口調。手もまるで、心からの労りを示すように優しい。
……けれども。だんだんとその手は、孕み腹へ圧を掛け始める。
ぐっ、と押し込む。中の体液の行き先は塞がれている。内圧が高まる。そして。
「……動物って。何かを吐き出すと気持ちよくなるように出来てるんだよね……人間もそうなんだぁ。
だからこれ、楽しくさせてもらったお礼。……もちろん、遠慮はしないでほしいな」
ずるううぅっ……と。四つの触手は一気に、少女の腹の中から引き抜かれた。
腹部を内側から歪ませる程の体積が無くなれば、残るのは数瞬前までぎちぎちと広げられていた二つの穴。
……と。外から手で圧を掛けられて、外へ出ようとしていた、多量の触手の体液。
本物の精液のように白く濁って粘つく体液は、栓を失ったなら、鉄砲水のように噴き出す事だろう。
その流量で肉壁を掻きむしって、過剰なまでの解放の快楽を、少女の小さな身体へ刻みながら。