2019/01/22 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”2 カジノ」にクレス・ローベルクさんが現れました。
■クレス・ローベルク > 裏通りの解りにくい所にある、ダイラスのカジノ。
その中に併設されている小さなバーのカウンターに、男が一人突っ伏していた。
「惨敗……余りにも惨敗……っ!」
バンバンとカウンターを叩く男。カウンターには琥珀色の酒が入っており、顔も少し赤い。
割と大きな音を出しているが、店員は完全スルーの構えで給仕などをやっている。
そうすると、男も自分の行為の虚しさに気付いたのか、「ぢぐしょう!」と酒を煽り、
「ちくしょー、見てろよ、絶対リベンジしてやるからなー……!」
■クレス・ローベルク > 一応、使っているのは、偶々入った割の良い仕事から得たあぶく銭だが。
それさえあれば、美味しいものなり娼館なり行けたであろう事を考えると、とても心穏やかではいられない。
流石に、そのへんのウェイトレスに当たるほど見境をなくしてはいないが、「ウィスキー、ボトルで!」とちょっと声が大きくなってしまったのは仕方ないだろうと思う。
「くそー、こうなったら別の事でウサを晴らすしか……娼館行こっかなー……」
金を失ったばかりだというのにそんな事を考える辺り、相当なダメ男であるが。
ダメ男にしては、金はある方なのだった。