2018/11/05 のログ
月永遠花夕 > ボクが腹黒だなんてとんでもない。とてつもなく真っ白だよ。雪のようにね。
(とはいったものの正直そういうところもあるかもしれないとは感じてるけどね。でもいまのところは認めないでおこうかな。)
くるりはそうだね。今、ボクがみてるくるりが本当のキミなら”馬鹿”と評すところだけど本当のキミはどうなのかな?ちょっと興味あるね。
(ボクはそう口にすると小さく牙をのぞかせながら笑った。だって、これがただのポーズだったとして本当は別の性格だったら面白いよね。別にその性格に興味があるとかそういう訳じゃなく、単純に面白いと思っただけなのだけれど)

うん、あるある。料理下手な人が出してて魚が生焼けでしたとかよくある事だしね。特に魚とかお腹こわしたりとかいろいろ危険だし。
(おたがい悪い意味でのサプライズには気をつけようねとそうボクは口にすると肩をすくめてみせた)

なるほどね。本じゃなく現場ですべては勉強するって事かな?キミにとっては。嘘をつくと手を噛まれるって劇場で見たことあるな。そういえば。こういうやつでしょ?
(ボクは袖の中に手を引っ込めてしまうとそれをゆらゆらと揺らして彼女へと笑いかけて)

へえ、こんなの用意してれたんだー。この木材、このあたりでは取れないからわざわざシェンヤンあたりから運んできたのかな?だとするとどれだけお金がかかるのか想像つかないや。(と、ボクは植物の事になると特に周りが見えなくなるからね。こうやって木目とかをなぞったりしながら木の種類だのどの部位だの樹齢はどのくらいだのって調べだしちゃうわけさ。彼女ちょっとひいちゃうかもね。)
これすっごいよー。くるり。
(そうやってくるりに向けた笑顔はちょっと子供っぽかったかもしれない)

繰黎 > 本当に真っ白な奴は、自分の事を白いとか言わないんじゃないかなぁ。

(えー、と。たっぷり疑問調の声だった。更に突っ込みたかったかもしれないが、その前に。
…彼の問いに答えよう。きっと、其方の方が優先事項)

…そうだなぁ。頭の緩い私だって、本当さ。
それ以外の貌をしていても、きっと本当。どれもが私。私の一面。
……自分で、自分に嘘をつける程。器用じゃないさ。

(だから。彼に見せた物も、見せていない物も。皆が皆、繰黎という存在に他ならない。
湯船を前に、肩越しに振り返ったなら。其処に載せ荒れた顎の上、唇で。矢張り…人とは違う牙。
見間違いではなかった。きっと、彼は。彼にとっても未だ、口にしていない本当が有るという事。
湯船の方へ目線を戻し。少しの間……屋台の話に、本の話に。
答えることを後まわしにして思案する)

………と。そうさな、親から、その亦親から、更に親から……ずっとずっと。
私にとって必要な物は。学校じゃない、親族で、一族で。血の繋がった者達の間で。語り継がれ、受け継いでた物、さ。

あは、そうそう。そんな奴。まぁ、それが無かったのは残念だけど。
でも、こういうのも良い風呂だよ。懐かしい…し。
やー、やっぱ檜の風呂は良いよなぁ。って事はアレか、金が掛かっているんだろうな。さっすがプロは良い仕事してますぜ。

(退かなかったが、多分、全部の言葉は理解していなかった。
但し確実に聞いていたのだろう部分は、つまるところ、金と手間とが掛かっているという所。
それさえ分かっていれば充分だ、と頷いて)

――――うん、良いよなぁ。やっぱ入ったらもっと気持ち良いだろうな。
…だから、入ろうか。かゆうも。

(振り返る彼の、視線の先。するりと帯を解いていく。
…その侭膚を晒していくなら、それを彩る刻印達も、明かす事になるのだが。
今はそれでも構わなかった。
寧ろ、此方が先に、秘すべき物を明かさなければ。
彼の秘密を問い糾す事は、アンフェアだと思ったから)

月永遠花夕 > 確かにそうかもね。確かに大なり小なり黒いものは誰しも持ち合わせているものだよ。まあ、ボクの場合黒い割合は本当に低いよと主張したいところだけれどね。
(うん、こうは言ってみたけれど僕自身も正直あんまり自信ないよね。確かにずるいところだってボクにも沢山ある訳だしさ。その割合が他人より低いなんていえるかっていうと。。。うーんどうだかなあってところだよね。正直なところさ)

そうなんだ。器用じゃないってところはなんというかくるりらしい気がするね。まあ、出会って一日もたってないボクがどうこういう話でもないんだけどさ。うん。(ちょっと雰囲気変わったな?とボクは思いながらも彼女の肩に顎を乗せたままで彼女の話をそのまま聞いていた。)

ふうん、それって、ボクもなんとなく判る気がするなあ。血に刻まれたものとかそういう概念だよね。
(その表現が的を射ているものなのかどうかはボクにも正直わかっていないのだけれど。ボクは袖の中に隠していた手を再び出すとにこりと笑ってみせた)

ここ、どうやって作ったんだろうね。シェンヤンの一部の地域の木工の知識がないとこんな綺麗にしあげらんないよね。っと。

(ボクはいきなり彼女が脱ぎだしたものだからちょっと目をそむけたのだけれど、彼女の刻印については今は聞かなかった。だってさ、聞きにくいのもあったし、なんかそれに触れるとこって今じゃない気がしたから。もちょっと間を持とうかな)

じゃあ、ボクも。
(帯をしゅるしゅると解いていくと中には下着の類はついていない。だって楽だからね。)
 ああー。ようやく落ち着いたよー。
(ボクは白い尾を緩く揺らしてみせながら彼女に笑いかけると頭をぷるぷると振る、白毛の耳が銀の髪の間から覗きだして)
 身体あらったげよーか?くるり?
(ボクは彼女の方を見て笑いかけると綺麗に着物を畳んで籠の中へと収めた)

繰黎 > それが人間っていうモノさ。清濁併せ持ってなきゃ面白くない。
…綺麗なだけでも、汚いだけでも。きっと不完全なんだから。

(汚い所を、常に見続けていると言って良い。それが生業だと言っても。
だから、程度の大小はともあれ。彼が、どういう黒さやら、裏やらを秘めていようとも。
寧ろそれこそが、人間らしさなのだと。笑って肯定してみせる、その筈で)

いや、ぁ。単純なだけかもしれないぞ?
悩んだ侭で時間を潰していくのは嫌いだし、それなら考えない方が良い、なんて思うし。
あはは、誰だって一見さんからだろぅ?…まだ、一度目だけど。
味の好みとか、風呂の趣味とか、ちょこっとずる知れてる。

(だから、今から先も。少しずつ、相手の好みだの為人だのを知っていけば良い。
だろ?と一言付け足して。肩越しの視線に対し、何処か得意気に…というか偉そうに。
頷いてみせただろうか)

分化、伝統、風習、そういうモノだと言い換えても良いし。
いや――より適切なのは。因果、因業、なのかもな?
血を重ねても、血を経ても、ずっとずっと。それこそ肌身に刻まれて、永劫付き合っていくしかない代物、さ。

(そう。肌身に、身体に…この我が身という存在に。刻みつけられ、残されていく呪い。
厭わずそんな身体を晒し。彼もあっさりと脱いでしまうから。
これでもう、直ぐにでも。風呂に入る事が出来る筈。
一度彼ご執心の湯船に目を向けて)

だから、これに関しても。きちんと、過去から連綿と、受け継いできている誰かが。
私と同じ。知識を、技術を、刻みつけられてきた者が……って、えぇ。 …えぇ?
え、ちょ、っ。 ちょいちょいちょい……?

(そして振り返った矢先。目に飛び込むのは、尖った犬歯などという、ともすれば見間違いめいてしまう代物ではない。
耳。尻尾。ミレー族を思わすような……獣の銀毛が。彼の存在を彩っていた)

えー…それは、反則だろ…ぉ?
人間ならって言って、さっき格好付けたのに。
貴方が人だと思ったから、偉そうな事ぶっちゃけたのに。
……人じゃないのか、貴方は――――っふふ。

いやいや、話題が尽きなさそうじゃないか。
これは湯中りするのを、心配しなきゃいけなさそうだなぁ。

(まぁ、良い。呪いの塊も、胸を張って人間だと、言い切れる様な者ではないから。とんとんと裸足の爪先が、浴室の中、湯船の脇へ。)

さぁ。此処からは裸の付き合いだ。
色々教えるから、その分、かゆうも教えてくれよぅ?

月永遠花夕 > そうだね。確かに綺麗なところしかない生き物ってなんだかとても嘘くさいしね。作り物みたいで。どこか歪なところがあってこそ現実みがあるよね。(彼女の言葉に頷いてみせると、こくりと頷いた。まあおおかれ少なかれ歪な部分はボクにもある。それだと彼女にとってはボクは面白いものなのかな?)

ボクが思う通り、キミがただ単純なだけだったらそれはそれでいいんだけどね。確かに、でもくるりの場合は一見さんのはずなのに、なんか一見らしくない気がするのはなんか不思議な感じがする。(うん、それは本当に不思議、だってさっきまで迷惑かけられて普通にデコピンしてたもんなあ。初対面のはずなのに。きっとそれってボクが彼女の雰囲気にのまれている気がするのだけれど。)

永劫付き合っていくしかない代物ってそれって格好をつけた言い回しをすると宿命だよね。あんまり好きな言葉じゃないけどさ。自分で選ぶ余地がないから。
(そう口にすると、彼女の言葉が途切れて驚いたような悲鳴?に近い声に変わった。あちゃ、そんなに驚かれちゃったのかな?そこまで驚かれるとはボクも想像してなかったのだけど、なんか普通になんだそれーかわいいなーとかで終わる気がしてたから)
 え??うん人じゃないかな。なんだ、とっくに知ってたと思ったんだけど違ったんだ?まさかそんなに驚かれるなんて思わなかったよ。

へえ、繰黎 がいろいろと教えてくれるんだ。一体どんな事を教えてくれるのかなあ。というか、ボクが繰黎 に教えられる事なんてあまりない気がするんだけど、あーんまり変な質問しちゃやだよ??
(そうボクは口にすると小さく笑い声を漏らして肩をすくめた。この後どんな話をしたかはまた別の話になるのだけれど。。。)

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”2」から月永遠花夕さんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”2」から繰黎さんが去りました。