2018/10/27 のログ
■繰黎 > (寧ろ。食べ物だけでも、ごまんと有りそうだ。
正直、屋台の半分以上は飲食物を扱っているのだから、その数だけ在ると言って良い。
今食べているような揚げ物だけでも、果たして何種類有るのやら。
その他にも…肉を包んだ餅やパン。新鮮な魚貝を即投入した卵料理。味の染み込んだ油飯。
何種類もの果物を載せたかき氷、何とも不思議な食感の実を混ぜ込んだミルクティー。
等々、その他、エトセトラ。当然。こんなにも数え切れない程有るのなら。一晩で回りきれる筈もなく。)
食欲だけで満足しそう、ってのも。まぁ問題だな、ぁこれは。
他にも色々有ると思うのに――――
(三大欲求の、その内一つだけで。腹だけでなく、胸もいっぱいになりそうだ。
もう数日逗留し、市場以外も彼方此方、たっぷり散策しよう。
どうせ生き延びたなら。今後生きるなら好き勝手に。そう、決めたのだから。
娯楽と愉悦にふわふわと。たゆたう侭、人々の行き交う中に溶け…)
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”2」から繰黎さんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”2」に繰黎さんが現れました。
■繰黎 > ぇー。 …其処を、こう。もうちょいさぁ……
(カウンター越しの受付嬢は。物凄く困った顔をしている。
とはいえ此方も、そう簡単には引き下がれない。
人生に於いて、特段に大事な代物の一つ。睡眠や休息が、どれだけのクオリティになるかが、掛かっているのだから。)
この時間に言われても困る、なんて言うなよぅ。
ほら、お金は耳揃えて払えるんだしさ、この、一等良さそうな部屋。
空いてんだったら泊めてってば。
(値段表に記された、一番上の部屋。素泊まりやらとは訳が違う。
この一帯ではそこそこ良い宿だから、明日の朝食も、ルームサービスもばっちりだ。
勿論、値段相応のアメニティも、約束されているだろう。
そういう場所だからこそ、泊まろうと思う訳で。
事前の予約がないから、と渋い顔をされているのだが…この街には昨夜来たばかりだから仕方ない。
融通の利かないマニュアル対応に。カウンターに肘を着いて、此方も似たり寄ったりの顔。)
身分証明?保証人?同伴者とか居ないのかって?
嫌だなぁ、野暮な事を聞くなよぅ、こういう所に泊まるって言ったら…
(と、ふかしてみるが。)
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”2」に月永遠花夕さんが現れました。
■月永遠花夕 > (憂鬱な研究発表会を終わらせて、すぐに畏まった制服をボクは脱いだ。だってここの服って肌にぴったりくっついて来るから
なんか窮屈に感じちゃうんだよね。着物に着替え直すと本を一冊もってホテルのロビーへと向かう。確かあのあたりって
お茶なんか飲めたはずだからね。ボクはロビーに使うと豪勢な革張りのソファに腰をかけた。うん、座り心地が違うってここまで
はっきり判るものなんだね。すわって呼び鈴を鳴らすと注文を取りに来てとりあえずシェンヤン産の烏龍茶を頼んだ。
さすがにいろいろ取り揃えているね。街でも中々出してるところみないのにさ。さすが港町というところなのだろうか)
ありがとう。
(しばらく立って、烏龍茶が目の前のテーブルに置かれた。おお、急須なんかでもってくるなんてさすがだなあ。
街で買ったらどれくらいするものだろう。。。いや、駄目だ、駄目だ。すぐ商売の事を考え出すのはいくら露天商の性とは
いってもいい癖じゃないね。しかし、この湯呑も中々のものだなあ。ボクはお茶を一口飲むと本を広げて読み始めた。)
なんか揉めてる?
(何か問答をしているのに気がついてボクは顔をあげる、柱時計を見るとわっちゃーだいぶ本をよんでしまったみたい。
なんかずいぶんと無理を言われてフロントにいる人困ってるみたいだなあボクは興味深げにフロントとボクと出身地が近そうな
少女とのやり取りを聞いていて、とりあえず喉も乾いたのでもう一度お茶のおかわりも頼んだ)
■繰黎 > ゑ。その連れ合いは何処の何方ですかって?
(さぁ困った。勢い任せで言ってみたら、真に受けられてしまったのか…
それとも。適当ぶっこいていると見抜かれて、ボロを出せと追求されているのか。
こんな事なら。金なら払うんだから、と最初から押し切った方が良かっただろうか。
とはいえ、あまり此処で使いすぎてしまったら。
まだまだ巡り足りない屋台やら、観光目的地の一つにしている演劇場やら、其方の費用に響くかもしれない。
勿論、適当に仕事をこなして、資金調達する手もあるのだが。
オンとオフとはきっちりと切り替えたい主義だから。
行楽途中での飛び込み業務など真っ平御免。
どうしたものか。しどろもどろの返答を出す前に。
思案しているのだ、という事を読まれない為、目線を脇に逸らしたのなら――)
……ん、っむ?
(おや。こんな時間だが、他にも誰かが居るらしい。
人影を見出し、まじまじと眺めてみれば。
男――というか少年で。序でに、此方と似た辺りの出を思わせる姿。
…にんまり唇を吊り上げて。)
――――って、なぁんだ、来てるんじゃないか。
んもぅ…あの分からず屋にさ、私らの仲、教えてやってくれよぅ。
(その少年へ、足早に歩み寄った。
ソファの背もたれ越しに背後から、腕を回し抱き付いてみせる。
馴れ馴れしい声音と仕草を見せながら、その耳元へ――囁いた。
話を合わせて、だなんて。)
■月永遠花夕 > (ボクは本に目を落としつつ文字を瞳に滑らせるような仕草をしながら彼らの話を聞いていた。うん、なんかずいぶんと女の子の方が追い詰められてるように見えるね。別に死ぬわけじゃないのにこんな宿じゃなくて別のとこ探せばいいのになあ。ボクも学校がお金出してくれなかったらこんな高級な宿泊まってなかったし。
あれ??
あれれ??なんかこっち見てるというか足早に歩み寄ってきた。まさかの面倒事??ボクは諦めたようにうなだれてはさてどうしようかと考える。連れ合いって話だったら、ボクの学校の関係者とかそういうすっごい無難な方向に話をもってけたのに、仲を教えてやってとかいったら、その方法使えないじゃないかまったくもう。)
そうなんです。ボクの連れ合いなんですよ。なんか説明がいろいろと足りなくてすみません。
(そう口にすると商売で培った営業スマイルを受付嬢へ向けて背後の彼女の頭を緩く撫でた。おお、こんな事でごまかせるのか??とりあえず、巻き込んでくれた彼女にちょっとだけむかついてたから回された腕を軽く抓ってやった)
■繰黎 > (見ず知らずの他人を巻き込む事についての罪悪感は。
…そんな物、纏めて故郷に置いてきた。
斯く言う訳で、そんな同郷めいていたという、偶然の不幸を相手に背負わせ。
実に馴れ馴れしい…そも、慣れと親しみを見せ付ける為なのだから、当然の如く。
スキンシップさながらの素振り。
フロントに向け、得意気に首を傾げてみせるのと。
巻き込んだ彼が頭を撫でてくれるのに対し、頬を擦り合わせるのとを同時にこなしつつ。)
って、事。
予約は彼持ち。お金は私持ち。お互いお登りさんで御免ねぇ?
じゃぁ、そんな訳で、部屋のランク、こっちに合わせ て。
(多少首を傾げつつだが、先客である彼が、此処に宿泊している事実は確定事項なのだから。
関係者だと言われれば…というより、多少若いが一組の男女が、同じ宿に泊まると言うのだから。
まぁフロント側も、了承せざるを得ないだろう。
…残念ながら、無難で済まず。
どちらが相手を買ったのやらだとか、そういう勘ぐりを抱かれるかもしれないが。
ちなみに。お目当ての、所謂スイート確保を求める際。
宿帳記載を始めたフロントに対し、僅かに語尾を振るわせたのは…きっと、当然の罰として。
被害者たる少年に、袂の中で腕を抓られたからだった。)