2018/04/19 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にフィズル・バークラバーさんが現れました。
フィズル・バークラバー > 昨日から、カジノや賭場を荒し続け、遂に有名どころは制覇した男
もはや街を歩くだけで服装のせいもあるだろうが、ひそひそ話をされる始末
そんなことは気にせず、一人ぶつぶつと何事かを呟きながら騒がしい一角を歩いており

「悪いとは言わねえが、つまらないなァ…」

そう、ここのカジノや賭場は王都のそれに比べればレベルが高い
けれど、結局は後ろ盾がある、という気持ちがディーラーに現れてしまっている

「こういうのじゃ、ねェんだよな。…極論、金なんざ、どうでもいいから…」

と言って、立ち止まり自分の手を見る。無駄にでかい手
まだあの時見た最高の賭けに届かない手

「誰でもいいから、自分のナンカのために賭ける奴と、やりてぇなあ…」

勝負の結果、金を要求されても構わない、ただそこに、ぎらぎらとした欲望が欲しい
もちろん刺激的であればあるほどいいが、しかし。問題は賭けの難しさの程度ではなくそこに賭けられる魂だ
…などと思いながら、そうそう会うはずもねぇか、と半ば諦め気味に通りを見やりながら再び歩き始める