2016/02/13 のログ
フォン > (カウンターの上にゴルド貨を滑らせていくと親父さんはスッとゴルド貨をポケットに納め)

「別に大した話じゃないが…、この街のお偉いさんが近々、王都へと向かうらしい…。
手持ちの兵士だけでは頭数が少なくて見栄えが悪いそうだから、臨時雇いで王都の大通りを歩く兵士を
募集するとか…しないとか……」

(酒場の親父は目の前の男を冒険者と踏んだらしく、その手の依頼に関した情報を流してくれて)

ふぅ~ん? まぁ、楽な仕事で程々の実入りか……。

(実際問題、男が欲していた情報ではなかったが、差し出したゴルド貨に応じた情報を提示してくれた
親父さんへの礼儀として、その話に頷くような仕草をしてみせていき)

もう少しスパイスの効いた…衝撃度の強い品はあるかい?

(男はもう少しこの都市で踏み込んだ情報はないかと……再びゴルド貨を取り出していくが、
今度はカウンターの上を滑らせずに、指先に挟んだまま問い掛け、情報があるのだったら滑らせるし、
情報が無いのだったら懐に戻す……そのような交渉上手な所も見せていって)

フォン > (ゴルド貨を指の間に挟みながら、酒場の親父さんに更なる…刺激的な情報はないかと問い掛けていくと
親父さんは男に対して無言で人差し指を一本立てて、クイックイッと親父さんの方に近づくように
仕草を見せていくのに対して、男はカウンター越しに顔を近づけ、耳の方を親父さんの方へと向けると…
どうやらこの親父さんはこの街でもかなりの情報通らしかったらしく…けっこう深い深層の
情報を男に耳打ちしてくれるのを耳にしていくと、一つ一つの情報に関して、男は頷きをしていき)

なるほどねぇ~……、これは中々舌にビリビリ来るくらいの刺激的な話だね……

(親父さんの囁き話から耳を離した男は、顔ににやっとした笑みを浮かべながら、指の間に挟んでいた
ゴルド貨を一旦財布代わりの皮袋へと収めるが……、再び皮袋から手を取り出した際に
先ほど指先で摘んでいたゴルド貨よりの多い枚数を自らの手で覆い隠すように、スッとカウンターの前を
動かし、親父さんの手元へと寄せていき、情報の対価を支払っていくと…)

実に有意義な時間を過ごさせてもらったよ…
また機会があったら寄るから、その時はまたよろしくお願いしますね?

(親父さんの話を聞きながら、エールのカップも皿に乗せられた牛肉の一塊も胃袋に収めていた男は
注文した品の代金を支払い、飄々とごつい親父さんに軽口を叩きながら、酒場を後にしていった)

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” 酒場」からフォンさんが去りました。