2016/01/08 のログ
ヴァイル > 「なんだよ、文句あるのか。
 好きなんだろ。手玉に取られるのも、食べられてしまうのも、さ……」

乳房を愛撫する力よりも、むしろそれの反発するのほうが強いかもしれない。
あやすように頭を撫でてやれば、まるで押し込まれるようにして身体の縮小が進行する。
焦るクラウディアの動きはどうにもおぼつかなくて、甘えられているようにしか思えない。

「力もなければ、技術もない。
 認めてしまいなよ、愛玩されるだけができる仕事だって……」

そうこうしているうちにクラウディアの力は肌や服の布地をへこませることもできなくなり、
寝そべる魔族の光沢ある大地の上にちょこんと乗っかるばかりとなってしまった。
愛撫することをやめれば、縮小も止まる。
空気は重くなり、ヴァイルの身体から立ち昇る少女特有の甘い香りが小さなクラウディアを包みこむ。

「……それともまだがんばる?」

横たわったまま身体の上にいるクラウディアをうっとりした笑みを浮かべながら見下ろす。
まさしく愛玩する小動物に対する目つきだ。
まだ自分からは触れてやろうとはしない。
二つの胸の膨らみが、彼女にとってはまさに丘のようにそびえているだろう。
網タイツに包まれた巨大な二つの柱が折り曲げられて、
小虫をすり潰したくてたまらなさそうにずりずりとこすりあわされる音が響いて聞こえるかも知れない。

万が一感じて身体を揺すぶりでもしたら、その身体の上に乗っているクラウディアは大変なことになってしまうかもしれないが。

クラウディア > …う、うるさいっ…俺は別に、その、そういうのが好きなんじゃないんだ…!
お前は、その…男とか女とか、人とか、そういうのを関係なくしてくれるだろ…
だから、そういうのも悪く無いって思って…
(力なく相手の言葉に言い返す。 上から頭を撫でてもらうと、
 どんどんと身体が小さくなっていく。 焦れば焦るほど彼女の術中に落ちていく。
 とうとう子ネズミぐらいのサイズにまで縮んでしまうと、彼女のお腹の上に、
 ちょこんとへたり込むばかり。 つやつやとした妖しい生地…大地が、
 ゆっくりと彼女の呼吸に合わせて動く。 いい匂い…ヴァイルの匂いに
 包まれながら、どこかうっとりとした表情でうめいた。)

今回…は、認める…今の俺は、お前に可愛がられることしか、できない…。
(ぞくりと被虐の快楽が背中を突き抜ける。 小さく息を吐きながら敗北宣言。
 こうなってしまえば、頑張ることなんてできない。正面には2つの大きな丘、
 後ろを向けば大きな網目模様の柱… 今の自分は、彼女の身体の上に
 ちょこんと収まるサイズだ。)
 

ヴァイル > 「……。
 あまり魔性に心を許しすぎると、きみもそれに近づくよ、クラウディア」

少しの間を置いてそう答える。
窘めるような響きが声に含まれていた。
悪辣な若き魔族は、率直な好意の言葉をあまり聞き慣れていなかった。

その大きさになってなお無様に頑張る姿も見たかったが、
クラウディアがそう認めるのなら、と、上体を起こす。
身体の作る影がクラウディアを覆う。
ドールハウスに住めるような大きさの彼女の身体をそっと指で支えて持ち上げる。
唇を軽く当てるだけのキスを(しかしクラウディアの顔全体を唇が覆うだろう)して、
自身の双丘の間にぽとりと落としてしまった。

「胸を揉むのもいいものだけど……揉まれる経験はそうできまい」

にぃと笑んで、自身の胸を両手で挟み込んで力を加える。
クラウディアを潰してしまわないような絶妙な加減できゅうきゅうと締め付けた。
柔らかく波打つ肌が彼女を翻弄するだろう。

口を開き、つう、と媚薬の唾液をクラウディアを挟む胸の谷間へと落とす。

クラウディア > いいんだよ、俺はいつも考えすぎなんだから…
たまにはそういう、何も考えられなくなる時があったって。
(相手の言葉に、少しだけバツが悪そうな顔で答える。
 なんだかんだで相手のいうことは正しい。 少女の姿でいる自分が、
 自身を失ってしまうかもしれないのだから。
 抵抗をやめておとなしくつまみ上げられ、顔にキスを受ける。
 心地よいのもほんの一瞬、音もなく胸の谷間に落とされた。)

…胸の谷間で挟むとはいうけど、まさか体ごととはな…
(彼女が胸を動かすたびに、谷間に自分が入り込んでいく。
 柔肉に全身が包み込まれる快楽は、通常では味わうことができない。
 暗くて、ほんの少しだけ苦しくて、甘ったるい匂いに包まれる。
 柔らかく身体を解されるたびに、とろけるような声を上げて。)

んぁっ…♥ これ、すごい…なっ、うああぁっ…♥
(どろりとした液体が谷間に入り込み、自分の全身を包んでいく。
 どんどんと身体が火照り、身体の心から甘い快楽が溢れでてきて、
 自然と声が漏れる。 なすがままに、彼女の柔肉に揉みしだかれながら、
 ただただ、言われたように”愛玩されるだけの存在”になりつつあって。)

ヴァイル > 「こんな贅沢、ほかじゃあ味わえないぜ。
 ほらほら、溺れてしまえ」

少年のように楽しげな表情で言う声は、少しだけ浮ついていた。
ずり、ずりと胸の膨らみを、水音を立てて手で動かす。
生き物のように躍動するバストは時に強く挟み込み、上下互い違いにずらされ、こすりあわされる。
クラウディアの浴びた唾液が潤滑剤のように働いて、
柔肌が全身に吸い付くように舐めていく。

「気に入ってくれた?
 なら、ずうっと、そこにいるがいいよ」

荒波を漂う木の葉のようになすがままにされるクラウディア。
彼女のいる谷間に、唇をすぼめて軽く吐息を吹きかける。
すると――クラウディアの身体の先端、手や足の先が、
少しずつ、乳房に埋まりはじめる。

クラウディア > っ…そうかもしれんな…こんなの、味わえないっ…はぁっ、うぁ…
これ、柔らかくて、すごく気持ちがいい……♥ 本当に溺れかねないなぁ…♥
(全身を媚薬漬けにされ、さらにもみほぐされる。なめらかな皮膚がぴたりと
 身体に吸い付き、柔らかな弾力が自分を挟み込む。 圧倒的なサイズ差、
 そして圧倒的な快楽が、自分をどんどんと胸の谷間に縫い止めていく。)

ずうっとそこに、って……んあっ♥なんっ、お前、またっ…これ、これ…♥
(強烈な快楽が身体に走る。 彼女の言葉と共に魔術を付与されたのか、
 手足の先から、ゆっくりと彼女の乳房に埋まり始める。
 飲み込まれた部分は常に強烈な快楽をもたらし、身動きが取れない中で
 さらに胸に身体を揉みしだかれ、快楽を積み上げられていって。)

ヴァイル > 「変身も邪視も根をたどれば同じことをやっているのさ。
 ……今していることもね。
 自我の拡張というか……まあ、小難しい理屈は、興味ないか」

そう言っている間にも、クラウディアの身体は手足が埋まるにとどまらず、
腕が、腰が、やがては体全体が――柔らかな砂に沈みこむようにして埋まっていく。
苦しみや痛みを伴うものではないが――脱出しようともがくなら、余計に深みにはまっていくだろう。
双丘の内部は暖かく、心地良い熱を孕んでいて――クラウディアの精神を解きほぐすだろう。

「ふふ。気持よくなろうよ、クラウ。いっしょに」

自身の胸の内側に居る存在に、恋人に対するように甘く囁く。
興が乗ってきたのか、自身の胸をわしづかみにしながら、
余った指をその先端へと伸ばし、つまみ――擦り、こね始める。
そうすると不思議な事に――胸へと取り込まれているクラウディアにも
その快楽が伝わるだろう。

クラウディア > っはぁっ…理屈、はともかくっ…俺は今、お前に…飲まれかけてるってこと、だろぉ…♥
っひあっ、あぁっ…♥これ、なんなんだ…♥気持ちいい、蕩けそうだ…♥
んふっ、ふ…あぁぁぁっ♥ あっ、やだ、やだやだぁっ…♥俺、ヴァイルのおっぱいに、されてるっ…♥
(手足だけではない、腰、胸…するすると、もみほぐされるたびに身体が
 埋もれていく。それだけではない。 暖かくしっとりとした双球の内部は、
 心地良い布団のようで、意識をとろんとさせる。)

あ、あぁっ…♥っひあぁぁっ♥今のなんだっ、胸っ、揉まれっ、んいいっ♥
これ、っ…飲まれてるだけじゃない、俺が…俺が乳肉に、なってる…♥
(彼女が胸を揉みしだき、先端を摘むたびに脳髄に快楽のショックが走る。
 ぶるぶると身体を震わせながら、現状を悟る。 逃げ道がないことも、
 そして身体が全て飲まれてしまえば、さらなる快楽が待ち受けていることも。)

ヴァイル > 「いやかな? わたしのおっぱいにされるのは……」

少しだけ残念そうに眉を下げてみせる。無論いやだと言っても止めるつもりなどはない。
果たしてクラウディアの言うとおりに、底なし沼に取り込まれるようにして
小さくも確かに存在していた彼女の身体は、肉の中に完全に沈み込んでしまう。
……そうなってしまえば、ヴァイル自身にもどうなるかはわからない。
意識も完全に拡散してしまい事実上の死を迎えるのか、はたまた。

確かに、こうなってしまえば、クラウディアの言うとおり
男も女も、人であるかどうかすらも関係ない。
快楽か苦痛を感じる魂がそこにあれば――ヴァイルには、それで充分なのだ。

「わたしは、感じるのが苦手だからね……
 だから、どんなふうに佳がるのか……教えてくれよ。
 ……ふぅっ……」

応答があるかどうかにかかわりなく、そんなことを宣う。
クラウディアの感じていた快楽がフィードバックしたのか、息が荒い。
胸に添えられる手の動きはより執拗なものとなり、根本から、絞り上げるように捏ね上げていく。
先端の蕾を弄る指の動きも、次第に速くなる。

クラウディア > いやなわけ、ないだろ……っ♥ 嫌がってるなら…
(お前と身体を何度も重ねたりしない。 そう言おうとしたけれど、
 言葉は出なかった。柔肉の中に沈み込んで…否、
 柔肉と一つになって、吸収されてしまったのだ。とはいえ、
 ヴァイルの胸からはどこか甘い意思のようなものが感じられる。
 肉体は取り込まれてしまったものの、未だ残る微かな自我が、
 快楽を味わい声ならぬ嬌声を上げているのだ。)

『おれのからだっ…全部おっぱいに、されっ…うぁ、あぁぁぁっ♥
 そんなにつよくしっ、い、いくっ、いっちゃっ、だめだっ、だめ……っ♥』
(胸の中に響く、ヴァイルにしか聞こえない嬌声。 あまりに強い、
 文字通りの魂の叫びを、相手がどれだけ感じてくれるだろうか。
 胸を揉みしだき、捏ね上げられるたびに上げる声は甘く、
 今にも達しそうな、切羽詰まった声色を見せて。)

ヴァイル > 「ん、んんっ……ずいぶんと感じやすいな、クラウ……」

喘ぎ声が漏れそうになっているのを堪える。
性感をクラウディアと同期させたヴァイルは、彼女の感じる快楽を
あますところなく味わうこととなり、
耐え切れずにベッドの上を転がって、汗の滲む珠肌を切なげにシーツに擦り付ける。
片手を乳房から離し……両脚の間、染みを作るレオタードの生地の上へと伸ばし、愛撫する。
寝台の上で、タイツに包まれた脚が悩ましげにくねった。
傍から見れば自慰をするバニーガールとしか映らないだろう。

「ああ……いるんだな、そこにっ。
 ほら……っ、いっちゃえよっ。クラウっ。
 そしたら……永遠に、閉じ込めてやる……からっ!」

責める立場であるヴァイルの声にも、余裕が感じられない。
胸を揉みしだく指が、楽器を奏でるようにして、一際強く動いた。

クラウディア > 『ん、あぁっ♥ だって、俺は…俺は、お前の分の快楽と、自分の快楽を味わってるんだっ♥
 こんなの、耐えられるわけないっ、無理だよぉっ♥』
(彼女が旨を揉みしだくたびに、どんどんと”馴染んで”いく。
 彼女の肉体に取り込まれた肉体が、より彼女の肉体へと合わせられていく。
 同時に、魂すらも乳肉に揉み込まれていく。強烈すぎる快楽に
 魂が震え、肉体があれば打ち震えていただろう。)

『ヴァイル、ヴァイルぅっ…♥いくっ、もうだめ、おれまたっ…い、いくぅぅっ♥』
(彼女の魂に、自分の声が聞こえるだろう。 極限まで刻みつけられた強烈な快楽は、
 魂を揺るがし絶頂に導く。肉体がない絶頂は終わること無く、
 途絶えることのない嬌声と快楽が、幾重にも絶頂を呼び起こして。)

ヴァイル > 「わたし、もっ、クラウといっしょに――
 あ、あっ、あ、ああああああ――……っ!」

当然というべきか――クラウディアが絶頂に至るのとヴァイルのそれは同時だった。
ベッドの上で四肢をピンと伸ばして、ぶるぶると身体を痙攣させる。
普段ろくにエクスタシーを体験することない亡者の肉体は、
慣れない官能を飼いならすべく、シーツを握りしめ、
口を開けて精一杯に息を吸い込み、呼吸を整える。

「ふ、うう、うううっ……!
 くそっ、おまえ、いつもこんな気持よくなってたのか……
 ずるい、ぞ……」

甘い快楽の痺れが鎮まらないうちに、クラウディアが再び、何度となく絶頂する。
もちろんヴァイルもそれに引きずられる。
触れることなしに何度も達し、股座の布地から染み出し溢れた蜜がシーツを汚していく。
自分もまた永劫の快楽の鎖に縛られてしまうかと思われた。

とはいえ、握るべき手綱が存在しないクラウディアとは違う。
どれほどが経ったろうか。
やかましく響き渡る快楽をどうにか律しきった頃には、
汗でびっしょりと全身が濡れていた。

「……いるかい、クラウ」

自分の乳房を撫で擦り、力ない様子で語りかけ、再び彼女の声に耳を傾ける。
返事はあるだろうか。それとも、無限とも思える快感に、魂がほどけきって――
完全に自身と同化してしまっただろうか。

クラウディア > 『…ルっ…こ……す……ぁ……――♥』
(あまりに強烈な、精神だけの絶頂。 無限とも思える快楽を味わっていたのは、
 物理的にはほんの数分もないはずなのだが永劫のように感じられる。
 ヴァイルの問いかけに答えたのは、小さな小さな魂のたね日。
 大部分は快楽に蕩けきってヴァイルに吸収されてしまった。
 最早ほのかな…声すら出せない、小さな魂に成り果ててしまうと、
 優しく胸を撫でる相手へと、最早意味をなせないレベルの小さな意志を返して。)

ヴァイル > 「……おや」

満足な返事は聞き取れなかった。
どうやら自我が完全に拡散しきってしまったらしい。

「……これで、ずっと一緒だね。クラウディア。
 すみかを追われた、呪われた子よ」

自分の胸を抱きしめながら、透き通った表情で言う。
自分に心を許すまでもなく――彼女は呪われた魔性であった、のだろう。
そう今になって思う。

彼女の持つ呪いのために、また変わりない姿を見せることになるだろうけれど。
いつぞや腹の中で溶かしたクラウディアの滋養は消えずに残ったように、
紛れも無いクラウディア自身である魂の切れ端も、蜥蜴の尻尾のように自分のうちに残り続け、
永劫に自分の乳房として生き続けることとなる。
――と、願った。

ほぅ、と甘い吐息が漏れる。
快楽の余熱が未だ残る双丘を、労るように揉んだ。

「……少し休んでいくよ」

返事のないだろうつぶやきを残し、ベッドに横たえて
潤んだ瞳を閉じた。

クラウディア > 『……♥ ………っ…♥』
(ヴァイルの言葉に、なんらかの甘い反応を返す。
 声にはならないものの、意図を理解はしているかのようで。
 彼女がゆっくりと身体を休める中、永劫の牢獄に閉じ込められた魂は、
 ヴァイルに聞こえるか聞こえないかくらいの嬌声を奏で続けていた。)

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”/酒場」からヴァイルさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”/酒場」からクラウディアさんが去りました。