2022/12/27 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にフィズルさんが現れました。
フィズル > 「ああ、レイズだ。それとも乗られちゃまずいのか?」

けたたましい音が鳴るハイブラゼールのカジノ内
カードを使っているとある卓で、ディーラが青ざめている

横柄に足を組んで笑っているのは、髪を金銀に分けた派手な男
金をどっさりと積み、これもまた派手な勝負をしていたところだ
カジノ側は負かそうとあれやこれやと手を打ってくるが、イカサマしてくるなら返すのが彼のやり方

ディーラがすり替えたと思ったカードは更に変わり、男の有利な手へと変わっている
秘密裏にマーキングされたカードもまた、彼が持っていた同種のカードへといつの間にか変えられ、目印の意味をなさず

観客たちの目がある故に、オープンするしかない札たちは
紛れもなく男の勝ちを示し、多額のチップが移動される

「つまらねぇ。……この後適当に返すか」

卓から離れ、ふ、と息を吐いてカジノの中に置かれたバーへと腰掛ける
目に留まる美女、美少女か。あるいは面白いことが起きるか
そうでなければ大袋いっぱいのチップは適当に返すか、などと考えている

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からフィズルさんが去りました。