2021/08/02 のログ
ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”【イベント開催中】」に違法カジノさんが現れました。
■違法カジノ > 今日も違法カジノは相変わらず、アブノーマルでハードなメニューを掲げ、
挑戦者を待って営業中のようだ。
勝者には景品が、敗者には凌辱が待っているが、金を払わずとも誰でも参加が出来る。
本日の目玉商品としておかれているのは、
竜の鱗で作られた七色の薄い光を帯びる水着。
目玉の景品としてそれはそれは華やかにカジノでライトアップされている。
本日のオススメメニューは肉便器プレイ、針責め、木馬責め、サンドバッグ。
これらのメニューはポイントが2倍されるとのこと。
ついでにエロゲームのモデルになったりカジノで働いてくれるバニーガールの募集なんかもしているようだ。
ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”【イベント開催中】」にシャリアさんが現れました。
■シャリア > (ハイブラゼールでカジノに行った人が女性が行方不明になる)
噂を始めに聞いたのはダイラスへ視察に訪れた際、とある商人から聞いた話だった。
博打に負けて借金を背負った冒険者が奴隷に身を落とす、ということであればあの街では別段珍しい事ではない。
しかしどうやら話は違うらしく、
「景品の出処すら不詳の超ハイリスクハイリターンの違法カジノね…」
話を聞いてしまえば最早それを見過ごすという選択肢は女には無かった。
身分を隠し、ハイレートのカジノにてわざと大勝負をする素振りを見せて、派手な賭けを数日も行えばすぐに『招待』の話が届く。
そして今、案内人に連れられ、看板の立たない不気味な建物を前にして、女は違法カジノへ足を踏み入れ『潜入調査』を開始した。
■違法カジノ > 外から見た限り、観客が多く賭け事がダイスゲームしかないのと、魔道機械で中継されていること以外は、ありふれたカジノだ。
そしてそのどれも、どこにでもあるようなありふれたものである。
しかしながら、カジノの中に踏み入り、ルールを確認すればそれが違法カジノであることなどすぐに分かるだろう。
外から見ても、悪趣味さはあるものの、特に不気味すぎるというわけでもないはず…。
「いらっしゃいませ。こちらをどうぞ。」
彼女を出迎えるのは黒服の男。
ルールが書かれた一枚のカードを手渡してくるだろう。
ここでは女は無料で賭け事が出来る。ただし、敗北すれば奴隷に身を落とすことになる。
潜入捜査に来た彼女を怪しんでいる様子は全くないようだ。
やけに品ぞろえが豊富で、この国では手に入らないような品が山積みになっている景品のコーナーだけは、不気味かもしれない。
何せここは妖魔が経営しているカジノなのだから。
■シャリア > 「ありがとう、素敵なカジノね」
出迎えた黒服の男に対して表情を変えないままカードを受け取るとそこに書かれていた内容に目を通す。
カードに書かれたルールについては噂されていた内容と概ね一致していた。女性は金銭の代わりに肉体を賭け、敗北すればその分ペナルティが課せられていく。ここが違法であることはこのカードだけでも分かったが、噂が蔓延る程に運営している者を紙切れ一枚で取り押さえる事は出来ないだろう。
そして改めて辺りを見回せば――
「なっ……!?」
カジノの一角、景品が置かれたその場所に女の目は釘付けとなった。
最高級の武具素材である竜種の鱗がただの装飾品として贅沢に使われた水着、明らかに価値のありそうな魔導具やアクセサリー。それらは一般的なカジノのそれとは明らかに一線を画した品質のものが並んでおり。
(これの一個でも確保出切れば調達ルートから尻尾を掴めるかしら……?)
じっと景品を見つめたまま熟考の後、女は黒服へ振り向いた。
「ごめんなさい、私もゲームで遊んでみたいのだけれど」
■違法カジノ > 「欲しい景品は決まりましたか?どちらにいたしましょうか。
そちらのものが気になりますか?」
ゲームで遊びたいという彼女の言葉に、黒服の男が答える。
たいていの客は、品揃えに見とれて何かが欲しいというもの、
なので疑いの目を向けられているとは思わずに、彼女が眺めていた水着が欲しいのではと問いかける。
「欲しい景品が決まりましたら、こちらの席へどうぞ。
それから、改めてルールをご確認ください。」
それから、ゲームに参加する手立てを教える。
欲しい景品を決めて、ルールを確認。そうすれば、黒服の男が相手をする賭けの席へ座る事。
テーブルにはダイスゲーム用のダイスがおいてあり、魔道機械のカメラがそこを映し出している。
■シャリア > 「そうね…水着がいいかしら。私が着るには派手過ぎるけど若い子なら喜びそうでしょう?」
驚きや怪しい素振りを気付かれないように水着を指差して言葉をまくしたてると流れるように椅子へと座る。
シンプルなダイスが置かれ、中央部に魔導機械のレンズが光るテーブルの上で女は先程のカードより詳細なルール説明が記載された紙に目を通し、その一番最後のページに偽名を記載し捺印して男へ返す。
■違法カジノ > 「おっと……失礼ですが、こちらのサインは芸名などではなく本名をお願いしますよ。
正式な契約書ですのでね。お呼びするときにも困ってしまいますから。」
どういうわけか偽名を書いて契約書を提示することはできないようだ。
一体どうして気付いたのかを説明する様子はないが、決まりになっているそうだ。
…が、黒服の男からすれば要は何かしらの形で貴女を呼べればいいので、もう一度何かしら偽名を書きこんでも良い。
「さて、それではあちらですが竜鱗製のモノですから、それなりに値段は張りますね。
勝利に40ポイント、敗北にマイナス30ポイント…あたりのリスク高めの賭けではいかがでしょうか?」
高くつくというだけあってか、提示された条件は彼女にある程度不利なものだ。
ただし交渉によってどの程度でも条件を変えることもできるだろう。
■シャリア > 「あぁ……ごめんなさい、書き間違えてたかしら?」
とぼけながら契約書を再び受け取り、そこ今度は自分の名前を書く。本名を晒すのはリスキーな行いであったが偽名がバレた以上余計に疑われることはしたくない。
また、今回の潜入は完全に自らの独断故周りに被害が及ぶ可能性は少ないだろうという判断で。
「見るからに目玉商品でしょうし文句は無いわ。ただ…そうね…2回に1回、そちらが賭け内容を決める代わりにその勝負に勝ったらボーナスポイントが入る、なんてどうかしら?」
40ポイント分勝ち続けるのは流石に難しいだろう、故に敢えて強気に行くことでボーナスを要求してみせて。
ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”【イベント開催中】」から違法カジノさんが去りました。
ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”【イベント開催中】」からシャリアさんが去りました。