2021/03/04 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” どこぞのカジノ」にタマモさんが現れました。
タマモ > 港湾都市ダイラス、“ハイブラゼール”のどこかにあるカジノ。
少女が居るのは、そこにあるスロットの一つだ。
その傍らには、大量のメダルが詰まった箱が幾つか。
更に、やっているスロットも、今まさに大当たりを引いている。
そう、少女が今、まさに大勝中であった。

「………ふぅむ、やはり、相手が居らんのはつまらんのぅ」

…が、そんな少女ではあるものの。
その表情は、どこかつまらなさそうなものだ。
相手の居ない、己の運だけで行われる賭博。
それに、己の敗北と言うものはない。
まぁ、単に稼ごうとするだけならば、問題はないのだが。
そればかりでは、やはり面白味に欠ける。

次の当たりを引いている中、空いた手の中で、ころころと賽を弄る。
そろそろ、次の賭博の場を決め、そこに移動しようと考えながら。

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” どこぞのカジノ」にリアさんが現れました。
リア > (たまたまハイブラゼールにやって来たリア。
お目当ては魔力供給のためのお相手探しであったが、たまたまカジノを見つけて少し遊びに行こうかと思い中へ入ることにした。
子供は立ち入り禁止だろうが、お得意の催眠術を使えば簡単なことだった。)

「さてさて…何か面白そうなのは…おや?」

(たまたまスロットを見るとかなり稼いでいる客が居る。
しかも、見た事のある背中だ。
近寄りながらも横から覗くようにすれば確信へと変わった。)

「おや、こんな所で出会うなんて…奇遇ですね?
タマモさん…。」

(ニコっと笑う少年。
営業スマイルに近い笑みを向けながらも少女に声を掛けた。)

タマモ > ぴくん、少女の耳が揺れた。
その聴覚は、かなりの鋭敏さを見せる。
聞き覚えのある、何者かの呟きが届いたのだ。
と、それに、それだけでなく、己の元へと近付いてくる足音。
聞き覚えのある声がして、近付いて来るのだ、ほぼ確信に到れるだろう。

「………む?…おや、誰かと思えば…
奇遇と言うか、何と言うか…ここ、大丈夫じゃったっけか?」

横から覗き込み、改めて声を掛ける少年。
あえて今聞こえたふりをしつつ、ふと、思った事を問うてみた。
普通に考えて、立ち入り禁止じゃ?とか、思うのは当然の事だし。

リア > 「えぇ…普通なら。
でも、お忘れで?僕にはこれがあるので…。」

(糸目の様に細めた目を開けば現れるルビーの様な赤い瞳。
もちろん、ここではまだ魔術は使わずにそのまま再度糸目に戻して閉じる。)

「それはそうと…だいぶ、稼いでいますね?
カジノでここまで稼ぐとは運がいい…けど、少し、退屈そうですね?」

(心でも見透かしたような言い方をして少女を見る。
人間の素性も悪魔にとっては簡単な物である為、そのぐらいは読めることが出来た。)

「どうですか?僕と一つ賭けをしません?
元々、奴隷の身分でしたが、対魔の専門家の良家に引き取られたこともあり、それなりにお小遣いもありますので…。」

(元は貴族の家で育っていたこともあり、財力はかなりある。
ヘタをすれば、今稼いでいるタマモの金額よりもかなりだ。)

タマモ > 「ふむ…あぁ、いや、よぅ分かりはせんがな。
大丈夫ならば、それで良い」

少女は魔術には疎い、が、とりあえず、何か力が使えて、何とか出来る、とは分かった。
それなら構わないと、ひらひら手を振って答えた、軽い。

「さてはて、どうなんじゃろうなぁ…?
妾は昔から、運だけは良い。
…とは言っても、相手の居らぬ、こうしたものでは、じゃがのぅ?
ゆえに、分かっている勝利、面白い訳もなかろう?」

ふふんっ、と自慢気に胸を張って答えるも。
軽く説明すれば、こつこつと、スロット台を軽く小突く。

と、少年の提案に、軽く思案。
正直、今の稼ぎとか、相手の資産とか、そんなものはどうでも良い。
相手の居る賭博も、顔の知られているここでは、なかなかに相手が現れない。
そこに現れた、対戦相手なのだ。

「………よし、せっかくじゃ、相手をしよう。
小難しいものはなし、これを使って、と言うのはどうじゃ?
場所は…まぁ、適当に、あの辺りで良かろう」

軽く思案の後、頷き、そう答えた。
これ、と示したものは、己の手の内にある二つの賽だ。
場所は、と続き向ける視線は、端にある空いたテーブルである。

リア > 「そうだね。
決まったシナリオを行くのは何も面白くない、予知能力もそういったものだね。」

(何が起きるか分からないからこそ面白い物。
わかりきっている結果は何も生まないのはよくわかると言う話だ。)

「ほぅ、サイコロか…。
良いよ、それで遊ぼうか。」

(見せられた際。
見ただけでもわかるが、イカサマは施されていないようだ。
近くにある適当なテーブルに座り、対面する様になる。)

「僕も基本的にはカードやルーレットで遊ぶけどね。
さて、今夜はどうなるのか…。」

(大幅な予定変更に楽しそうにしながらもルールの説明がくるのを待っている。)

タマモ > 「うむ、よぅ分かっておるな。
やはり、何が起こるか分からんからこそ、面白味がある、と言うものじゃ。
その通り、簡単な運試しには、これが良い」

うんうんと、少年の言葉に頷きながら。
指先で賽を弄りながら、テーブルへと移動する。
少年と、対面して座れば。
さて…と、再び軽く思案するのだ。

「あー…かーどとるーれっとか、それも悪くはないんじゃがのぅ。
やはり、簡単で、手馴れたものが一番じゃ。
…と言う訳で、単純に、この賽を振って、大きい方が勝ち。
勝負回数を決め、それで勝敗を決しようではないか。
何回勝負かは、お主が決めて良いぞ?」

と、そんな説明をするが。
振ってすぐ結果の出る賽と、ある程度時間を掛けるカードとルーレット。
より勝負を楽しめる、前者の方が少女の好みなのだ。

そして、ルールの説明を、やはり簡単に。
それを伝えた後、ついでにそうもう一度問いを向けるのだ。

リア > 「なるほど、簡単でわかりやすいルールだ。」

(ブラックジャックやポーカーは役をつくらなければならず、ルーレットも確率で決まる。
サイコロも同じ確率だが、倍率は非常に低いため、こちらの方が楽しめると言うわけだ。)

「じゃあ、引き分けなんて面白くないし…かといって、少ないのも興ざめだ。
ここは…3回と行かないか?」

(チャンスがあるがずるずると引っ張るのは嫌である。
そのため、途中からでも起死回生のチャンスがある3回戦の方が面白みがあるため、この回数を選んだ。)

「僕はできるだけ安全に行きたいからね…。
先行は、君に譲りたいんだけど、イイかな…?」

(催眠術や拘束術などを使う反面、安全を考慮したがる癖がここでも働き、相手からしてもらうと思ったのである。)

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” どこぞのカジノ」からリアさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” どこぞのカジノ」にリアさんが現れました。
タマモ > 「それが、賽の面白いところじゃ。
覚える事も少なく、なかなかに楽しめる」

そこまで言葉を交わせば、とりあえず、と賽をテーブルへと一旦置いて。
続く回数の提示に、耳を傾ける。
まぁ、勝負をするならば、奇数数字は当然の答えだろう。

「三回か、良い良い。
ならば、それでいこうか。
ん?…あぁ、妾からか?
別に、どちらが先でも関係ないしのぅ」

少女からすれば、どうせ一回ずつ振れば、結果は分かるし。
何をしたところで、その結果は変わらない。
伝えた通り、どちらが先だろうと、大して関係ないのだ。

置いた賽へと手を伸ばし、それを摘み上げる。

タマモ > 【と、ここで中断で御座います】
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” どこぞのカジノ」からタマモさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” どこぞのカジノ」からリアさんが去りました。