2021/01/19 のログ
ご案内:「特殊用途カジノ『スレイヴプライス』」にクレス・ローベルクさんが現れました。
■クレス・ローベルク > ホテルのラウンジのような、ソファなどが置かれた大きな広間。
それとは別にポーカー台やルーレット台などが置かれていて、そこで男女や女性同士で賭けを行っている。
賭けをする者の表情は様々だ。賭けを楽しんでいるような風情の者もいれば、まるでこの賭けに人生すべてを捧げているような、そんな表情をしている者もいる。
大凡、余裕のない者は首に紅いスカーフをかけている。
「(無理もない……この賭けに負けたら、貞操とか色々なモノを失うんだものねえ)」
そう男は思いつつ、ぼんやりと賭けのなりゆきを見守っていた。
紅いスカーフをかけた者たちは、自分の賭けのチップとして、金ではなくて自分の身体を賭けた者たちだ。
自分から進んでそうする者もいれば、主人から賭けで稼いでくるように言われた奴隷や、何かしらの理由で金を集めなくてはならなくなった者もいる――なにせ、自分の身体がどれ程の金と釣り合うかは、その身体の持ち主が決めていいというルールだ。
金が必要ならば、それこそ一晩1万ゴルトと設定しても問題はないのだから。
「(まあ、流石に一万ゴルトまで行くと、賭けに応じる人がいないだろうけど……)」
等と考えつつ、男も紅いスカーフをかけた女性を探してみる。
流石に、自分の体を対価とするだけあって、それなりの美男美女が揃っているが――