2020/12/26 のログ
ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”【イベント開催中】」にヴィルアさんが現れました。
ヴィルア > 「こういった賭けはあまりやらないが…大したものだね。」

方々で怒声や歓声があがるハイブラゼールのカジノの1つ。
こじゃれた雰囲気の広い遊び場で、人知れず護衛を付けて、カード遊びに興じる貴族。

忙しい彼とはいえ、毎日毎日働いていては精神も摩耗する。
だからこうしてたまに、カジノで遊ぶ。
特に大金をかけてはいないが、勝っても負けても愉しんでいる様子だ。

ディーラーのイカサマも、客側のイカサマも発見しており、そのどちらが上回るかを観察している。
大体はディーラーが勝つのだが、しばらくのんびりとゲームをしていると手練れの客も居て大勝ちしていくこともある。

そんなイカサマ師達の、視線や声音まで使ったゲームメイクに感心する。
こういった手管は商売でも役に立つ。

不利な要求を呑まないようにするため、あるいは有利な要求を押し付けるため。
人の心を操れれば、商談もギャンブルも…魔法が絡まない限りは対処できるだろう。

(そう、魔法だ)

自分には魔法の素養が無い。
できたのは多少身体を鍛えることくらいだ。
それとて、王都のギルドに集まる低位の冒険者相手であっても、自分一人では手に余るだろう。

し魔法を使える者を護衛や手籠めにしたいともまた思う。
自分が使えなくとも周りのものに使わせるか…孕ませて親子共々囲えばいい。

そんな思考を巡らせつつ…カードを適当に繰り、勝ったり負けたり…この場では珍しく、勝つのではなく楽しむギャンブルに興じていて。
視線も油断なく見渡し…何かイベントごとが起きたりすれば参加するつもりで。

ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”【イベント開催中】」からヴィルアさんが去りました。