2020/09/17 のログ
ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”【イベント開催中】」にヨミさんが現れました。
■ヨミ > ダイラス内、とある酒場の個室にて――
『嬢ちゃん、もう流石にやめた方が良いんじゃないかい』
店長と思しき肥えた中年男性が、酒場の隅の机ででぐったりとする少女に声を掛けていた。
「う、うぅぅ……ぐずっ、ひっぐ、ぇぐ……っ、放おっておいて下さいぃっ」
声を掛けられた少女は見事な赤ら顔で、見れば机の上には何本もの空いた酒瓶。
荒んだ声を上げる少女の姿を見れば、誰がどう見てもヤケ酒以外のなにものでもないとわかるだろう。
「出禁!また!出禁です!なんで!?別に良いじゃないですか勝ったって!闘技場なんですからぁ!ねぇ!」
少女は声を上げて店長と思しき男に絡む。
ぐっずぐずの鼻をずびびと吸うその姿、悲壮感がそれはもう凄い。
「勝つ度にブーイングですし!アウェーなんてものじゃなかったんですよ!?
でも私なりに頑張って荒くれ達を千切っては投げ、千切っては投げ……それで!
優勝後に『もう来ないで下さい』って遠回しに言われました!酷くないですか!?」
豪快に次の瓶を開け、勢い良く中身を喇叭飲み。半分くらいは唇から漏らしながら。
『ま、まぁ、アレだよ嬢ちゃん。場所が悪かったと思うしか……彼処は少し偏った趣向で……』
「そんな説明一っっっっ言も受けて無いですからぁ!……ひっく。あーもーマッチョを殴った拳が痛いー!
このままじゃおまんま食いっぱぐれってヤツですよぉ……店長、いざとなったら雇ってくれますかぁっ!」
散々怒り散らしていたかと思えば、今度は男に泣きついている。かなり酒癖が悪いのか酔いの周りが強いのか。
『あ、あぁ、そうだな。ウェイトレスとして雇うのはやぶさかでは……って、嬢ちゃん?嬢ちゃんっ?』
男が困り顔で返答を返す途中で、少女は既に豪快に眠りこけてしまっていた。とても品が良いとは言えない寝息が響く。
『困ったなぁ……』
男はやれやれと頭を掻くが、一先ず静かになったという事で仕事に戻った。
酒場の隅にある個室で、酔い潰れ寝てしまった少女が一人ぽつんと放置されている。
少女の傍らには、先の闘技大会で得た優勝賞金がたんまり入った麻袋が無防備に置いてある――
ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”【イベント開催中】」にミンティさんが現れました。
ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”【イベント開催中】」からミンティさんが去りました。
■ヨミ > 【相談の末、ROM禁止部屋へ移動となりました】
ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”【イベント開催中】」からヨミさんが去りました。
ご案内:「◆港湾都市ダイラス ハイブラゼール内大酒場 「鯨の胃」 」に海柘榴さんが現れました。
■海柘榴 > (p:ミスがあったので一度退室します)
ご案内:「◆港湾都市ダイラス ハイブラゼール内大酒場 「鯨の胃」 」から海柘榴さんが去りました。
ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” 大酒場「鯨の胃」」に海柘榴さんが現れました。
■海柘榴 > この複合施設は、いくつもの建築物計算もされずに勝手につながり合った場所だ
外観が広い分、中でやる店は時折入れ替わるだろう
しかし継ぎ接ぎの城とも見える内部は想わぬ場所から、思えぬ場所へと出るもの
この大鯨の胃も、鯨の背骨と肋骨で覆った屋根から壁
中は船内風で天井を高く持ち、広さを演出している
明かりは薄く、本当に胃の中にいるかのよう
流れる海水と魚の音さえする
そんな内装を気に入る者は少なからずいるもので、船の甲板風な中を歩けばカウンターへ
角有り、褐色肌に白革のツナギ
豊満な凹凸とそれを封じる革ツナギの軋んだギチギチと鳴る音が、雄を刺激している
どかりとカウンターの席に腰を下ろし、銀貨を数枚。
「ラムをくれ。 色の濃いやつな。」
そう言って、褐色の胸元から金筒に入った葉巻を一本取りだした。
歯で噛み切り、靴底で鳴らした燐寸の先端
ふぅっ、と白く、甘い煙が立つ頃にラムを注がれ、ボトルを傍に置かせる。
金物杯に注がれたラムをグッと色も味も、濃く人を選ぶそれ
喉を焼く刺激を楽しみながら、一杯目を開けると葉巻の煙が
吸われ、間をおかれた煙が濃く口の中から転がされて出てくる
「たまんねぇや。
やっぱ葉っぱは船の上より陸だよな。」
そう言って、二杯目を注ぎ。
ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” 大酒場「鯨の胃」」にアリエルさんが現れました。
■アリエル > ハイブラゼール
夜に浮かぶ複合都市は、今日も煌びやかである。
アリエルはそんな中を不機嫌そうに歩きながら酒場の一つ「鯨の胃」にたどり着いた。
剣闘士でもある彼女はアケローンの闘技場に今日も参加していた。
しかし、相手が雑魚ばかりだったのが彼女の機嫌を損ねた。
すべてなぎ倒し、しかし種ももらえなければ満足もできないそんな戦いに、彼女の起源は非常に悪くなっていた。
憂さ晴らしと相手探しに酒場を訪れたのだ。
乱暴にカウンターに座る。
「ウイスキー。ロックをダブルで」
そうしてそのまま受け取れば、ぐいっ、とその琥珀色の液体を飲み干す
■海柘榴 > そうしてラムと葉巻
揺れない地面の上でじっくりと味わうのは嗜好品としては正しいのだろう
辺りを葉巻の甘ったるい煙が漂い、パイプや紙巻とは違う独特な香り
舌がヒリつくほど辛くなるのが葉巻の特徴
酒で洗い流すように何度も舌上に溜まるニコチンの味が消えていく
故に酒の減りは早かった
そうやっていると、かの将軍が不機嫌にやってくる
小柄ながらに腕は立つのだろう
元は男だったという話もある変態将軍は今日はご機嫌が斜めな様子に、頬杖をつく
「よう将軍、お勤めご苦労さん
不機嫌な理由はあれか?鯨の胃でダレか釣ろうって話か?」
海賊をやっていると、ダイラスの剣闘士や将軍職ならば顔が把握できるらしい
相手の片方の職は、不敬を買うのでは、と言いたくなりそうながら
ドの付く変態に敬ってやるところは一つもない
「丁度いいから相手してやろうか?
アタシも酒を終えたら娼館にでもいこうとしてたしな。」
■アリエル > 「うふ、よろこんで」
にぱっと笑いすごい勢いで振り向く。
この強そうなオーラは非常に好みだった。
元男だったのもあり、女性的なふたなりはかなり好みだ。
しかも今日の闘技場のふにゃちんどもと違って、かなり強そうな雄の匂いがしている。
「ボクのことは知っているみたいだね。名前は?」
そんなことを聞きながら、海柘榴の導く方向に、素直についていくだろう。
■海柘榴 > 「海の柘榴って書いてツバキ
海賊をやらせてもらってますよっと」
葉巻が半分を折り返す
ここまでくると味が膨らむから簡単には捨てたくはなく、煙は継続中
ド変態将軍のぐりんと振り向いた反応には
溜まってる様子にケラケラと笑い
「んじゃいきますか
肉便器程度にするにはアンタは丁度いいや」
元男という噂で何人のアレが萎えるのだろう
個人的には気にはしていないものの、雄の性欲が雌へ塗り替わり
果てがなくなる そう考えると恐ろしいかもしれない
行く先をぼそりと話し合い、そのまま店を出て消えていくだろう
ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” 大酒場「鯨の胃」」から海柘榴さんが去りました。
ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” 大酒場「鯨の胃」」からアリエルさんが去りました。