2020/08/30 のログ
ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”ストリップバー 」にリサ・エルバさんが現れました。
リサ・エルバ > 海賊や船乗りが多いこともあり王都の酒場とは違った賑わいを見せるストリップバー。
今日は体調を崩した友人の踊り子の変わりにステージに出るために訪れていて。

少し前までの踊りを終え、舞台裏から軽く汗を手ぬぐいで拭きながら店側に顔を出し。
帰る前に一杯飲んで帰ろうとカウンターへ向かえば大柄な亜人系の女性が座っているのが目に留まり。
小さく口元に笑みを浮かべた後軽く会釈をしてから一席開けた場所に腰掛け。

「マスター、私にはエールをいただけるかしら?」

そう言って出されたジョッキを両手で持って口につけ。
喉に流し込んだ後ゆっくり息を吐いてジョッキをカウンターに置き。

海柘榴 > 海柘榴がマスターと軽い談笑を交えながら、琥珀色の蒸留酒が口の中へ消えていく時間は短い。
一杯目を空にしたところで、褐色の肌に熱が灯る。
空のグラスに二杯分のゴルドをカランッと落とし、無言でマスターの傍へ置くのなら、追加は無言で差し出される。

品のある場や洒落たところよりも、こういった場所のほうが酒は気楽に飲める。
目を向ければ一枚ずつ開けていく女や、妖艶な曲と共に緩やかなダンスで興じさせる場。
それがあの女らの生活だ。 あの女戦士の、後悔と憎しみからくる肌の微熱と涙ですら、周りの客からすれば
酒に入れて飲んだらきっと甘く感じるだろう。

だから海柘榴もまた、そんな女戦士らの踊りを眺めながらに、酒を傾けた。
そこに近づいてきたのは、店では見慣れない踊り子だ。
海柘榴が来る前にショーを終えていたらしい 白人系の肌に青い髪。
見慣れない人種の会釈にグラスを持ち上げるとマスターのほうに首は向く。

「なんだマスター、随分よさげな踊り子入れたんだな。」

聞けばただのヘルプだという。
しかし周りの何人かの♂はその踊り子が仕事終わりの一杯を傾けているのに、何かを思う様子。
無防備な呑み方だ。

「シッシッ」

手ぇ出すな。
そう目で投げかけながら、酒の中身を空にして。

「見せるもん見せたら煙のように裏から出ていくのが嬢ってものだろ。
 表にわざわざ戻ってくるんだからいいよな?」

仕事を終えれば一杯を求めるよりも、その場から綺麗に消えてしまうものだろう。
そうでないなら別にいいよな?と名前もしらない踊り子に確認をするように声をかけた。

「で、アンタはいくらで買えるんだ?」

あんな♂共に取られるくらいならと、海柘榴は早速誘い掛けた。
海上がりで溜まっているのもあるものの、褐色肌持ちからしたら、その白人のような肌が希少なものに見えるのもあった。

リサ・エルバ > 相手に声を投げかけられればそちらに顔を向け。
尋ねられる言葉には小さく頷いて見せ。

「えぇ、今日はダンサーとして来てますが本業はこちらですので」

質問に答えれば続く言葉には自らの顎に小さく手を当てて。
少し考えるように眉を下げ。

「そうですねぇ、どういったプレイをご所望かにもよりますが。
 取り合ず最低値でいえば400ゴルドでお話し承りますよ?」

提示するのは平均的に2日分の生活費になるくらいの金額で。
それを高いと思うか安いと思うかは相手次第だろう。
勿論その後求めるプレイのないようによっては追加されていくだろうが。

海柘榴 > なんら遠慮もなく話しかけながら、胸元に挟んだ一本の金筒から葉巻を取り出す。
噛みきった切れ端を吐き捨て、燐寸で擦り上げれば甘ったるい紫煙が口の中で転がされるのみで吐き出される。
琥珀酒で、辛くなった舌を洗うように流し込むと、踊り子の値段定時に少し目を見開く。

「随分やっすいな……場末よか高いくらいだ。」

老け込んだ婆や垢をクリームで塗り隠す安娼婦とは違い、目の前の女はきれいなものだ。
海柘榴は、目を細めながら最低値か、とちょっと考える。
最初に思いつくのはその辺の店でもやっている上乗せ額でのぼったくりや騙しだ。

それが満足いくものなら払うし、強面がくるのなら蹴り砕くだけか、と性欲に加え、好奇心がでた。

―――アタシからしたらなにか企んでるほうが面白そうだけどね。
―――周りの男供が行こうとして行けてねぇのが笑えら。

「ほれ、1,2,3,400ゴルド。」

席を隣に移し、その掌を軽く取った。
開き、カウンターテーブルに乗せた掌の上へ、1枚、2枚、3枚、4枚
チャリン、チャリンとゆっくり乗せていく。
払い終わると、追加はプレイ後とのことだから、海柘榴もそのまま葉巻の煙を漏らしながら。

「おっぱいは小さめだけど、足腰は踊り子で鍛えてんだろ?
 そう言う奴って期待できるよな。」

酒の気が済んだら行こうぜ、と最後に言って、残りの琥珀を呑むと煙の時間で相手に合わせるように。
海柘榴は男共に、なんとも挑発的な笑みを向けて締めくくった。

リサ・エルバ > 「まぁ、今日はお店の営業じゃないからね」

実際ちょっとお小遣い稼ぎができればそれでいいのである。
とはいえ余裕そうな相手にはもう少し吹っ掛けたほうがよかったかと考えはした。
この店に来る酔客であればそれほど持ち合わせもなかろうと呼んだのだが。
ともあれテーブルに乗せられたゴルドを数え問題ないことを確認すればそれを手に取って自分の財布にいれ。

「ふふ、期待にお応えできればいいのですけどね」

相手の言葉に緩く笑みを浮かべ。
あまり待たせないように少し急ぎめで頼んだものを飲み干していき。

元々アルコールには強い体質のため何ともないようにすべて飲み干せば床で葉巻を吸って待っていた相手の手の甲に自らの掌を重ね。

「それで、どこで遊びますか?
一応ここの上にも場所はありますが、音が結構筒抜けですのでお任せしますよ?」

海柘榴 > 手を重ねられながら、海柘榴は相手の手を握り返すように、互いの手を合わせた。
話はトントンと進んでいき、

「ああ上の部屋か。
 でもこの喧騒なら、あんたが鳴いても問題ないだろ?」

劇場型の酒場なのだから、多少上で騒いだところで問題はない。
上の階を使用するにあたって、マスターが金額を提示、
おらよ、と何気なくゴルドをさらに追加した。

「さてと、行くとしますか。
 わざわざ働く気になってる踊り子なんて貴重だろ。」

そう言ってお互いカウンターから離れるのなら、そのまま上階のほうへと腰に腕を回すようにして去っていき
後ろで眺めていた男らはあの踊り子の相場に次は自分もと意気込んでいたとか。

ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”ストリップバー 」から海柘榴さんが去りました。
ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”ストリップバー 」からリサ・エルバさんが去りました。
ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”【イベント開催中】」にイディオさんが現れました。
イディオ > (ハイブラゼール、港湾都市ダイラスの歓楽街と言うべき場所、そんな場所に冒険者は居た。噂には聞いていたが、此処迄色々ある場所とは思わなかった。
今回はこの場所のある商店へ荷物を運ぶ依頼を受けて、荷物を運び、商店へと渡して依頼終了の手形を貰った。片道の依頼で、ギルドの支部に報告をしてしまえばそれで終わり。
時間が空いているし、特に用事などもないので物見遊山がてらふらりと来てみたのだけれども。)

「何というか、煌びやか、過ぎるな……。」

(冒険者は、お世辞に小奇麗とは言い難い、服装も丈夫さを目的とした服装だし、鎧は鉄で使い込まれていてそれなりに草臥れてきている。バックパックなども新品とは言い難い物だ。
それだけではなく、男の顔―――特にその目は死んだ魚の様な、光の無い瞳で、周囲を見る様子は不審者と取られても仕方がないだろう。
捕まってないのは単に冒険者らしい服装をしているから、あとギルド所属の証を持っているから。
守衛の人に、何度か声を掛けられて、ギルド証を見せて納得してもらうこと、5回。他から見れば多すぎる。
折角来たのだし、何処かでおいしい物でも食べて帰ろうか、何か見て回ろうか、そう思いながら、男は足を進める。
流石に、店が多く、呼び込みが多く、余りこういう所に成れていない冒険者からすれば、とても煌びやかすぎて、モノが多すぎて目移りしてしまう。)

「――田舎者らしく、とっとと帰る、と言う選択肢もあるかな。」

(港の方であれば、もう少し落ち着いているとも言える、だから……そっちの方に足を運んだほうが良かったか。様々なヒトの胡乱げな視線を受けながら。
冒険者は、どうしたものだろうと思いつつ、進む。)

イディオ > (足を進めて、考える。周囲の人たちは、お金がある人にも見える、どんな人も煌びやかな服を着て歩いている。公主……だったか。そう言った身分の高い人もいる。
平民だから来てはいけないという事は無いだろうが、その場に合わせた服装などは必要だろう。
流石に、今現状の服装では、浮いている……浮き過ぎている。守衛の冒険者たちでさえ、もう少し綺麗にしているのが判る。)

「そういう場所だ、という事を知った、で、良いか。」

(ぽつり、と小さくつぶやく。言葉にしないだけで、彼らの視線はあまり良い物とは言えない。それならば仕方がない。出直したほうが良いだろう。せめて、もう少し、身ぎれいにして、いい服を。それぐらいしてからくるべきだった。
これは、自分のうっかり、と言うべきことであり、彼らは悪くはないのだ。
今回は帰り、また次の機会を待とう。)

「せめて、食事だけして帰るか。」

(確か、港の方、此処よりは幾分か治安が悪くなる場所だが、ギルドなどもある場所の方を思い出す、其処で食事と休息を取って。また、別の機会に来ることにすればいい。
冒険者は、踵を返す。
のんびりとした足取りには、残念はなく、また来ようという意思があった。
こういう、楽しい所に来るためだけに、準備をしてくる、そう言うのもありだろうと、去っていった―――。)

ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”【イベント開催中】」からイディオさんが去りました。