2020/08/25 のログ
ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”【イベント開催中】 海の見える喫茶店」にクレス・ローベルクさんが現れました。
クレス・ローベルク > 夜の喫茶店は、仕事終わりに一服してくる客が多い。
その中で、青い闘牛士服の男が一人、大きな窓の傍の席でお茶を呑んでいた。
今日は、甘味が欲しかったのでアイスココアだ。
少々子供っぽいとも思うが、疲れた頭に甘さと苦味が染みる。

「最近は、裏方仕事が多かったからなあ。肩も頭も凝りっぱなしだ。
っていうか、闘技場の奴隷の管理とかはどう考えても俺の仕事じゃあないと思うんだよなあ。手当が出るから良いんだけど」

暫く此処でのんびりして、その後は家に帰る。
今の所その予定だが、とはいえ少しばかり話し相手が欲しいところでもあり。

クレス・ローベルク > ――男は、そのまま潮騒の音を聞きながら体の疲れを癒やしていく
ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”【イベント開催中】 海の見える喫茶店」からクレス・ローベルクさんが去りました。
ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”【イベント開催中】 安酒場」にクレス・ローベルクさんが現れました。
クレス・ローベルク > 時には洒落た酒場より、こうした猥雑な場所で飲みたくなる。
何年使ってるのかも解らぬ机と椅子が乱雑に置かれ、壁には申し訳程度の彩りとして何処の誰が描いたかもしれぬ小さな絵が一枚飾られている。
酔客達は騒がしくも中身のない会話に忙しそうだ。

「……」

そんな中、青い闘牛士服の男はカウンターで一人酒を呑んでいた。
ツマミはサラミとチーズ。塩っ気の強いツマミを、果実酒で一気に流し込む。
男の隣には、今の所誰も居ない――だから、男は机に肘をついて、マスターが働くのを眺めつつ食べている。

「美味いなあ」

考えなしに、どころか本当に美味しいと思ったかさえ定かではない様な、緩んだ言葉を紡ぐ。
だらだらと、酔客達の会話を聞き流しながら呑む――美味しい酒を呑むのもいいが、こういうのもまた、ストレス解消法の一つであった。

クレス・ローベルク > 最近は、仕事が――それもあまり好きではない類の仕事が多かった。
例えば、スポンサーへの接待や、闘技場主催のイベントの警備などなどである。
そういう、一歩間違えれば面倒事になる様な仕事は極力避けたいのだが……そうも言っていられない事もある。多くある。
そういうときは、とにかくリラックスできる環境に自分を置いて、一度自分をリセットする。

「まだ、暫く本業より、そっちの方が多くなりそうなんだよなあ」

別に、それが悪いということではない。
寧ろ、そういう仕事が与えられるのは、自分の実力あっての事で、つまり自分の実績に対するトロフィーでもある。
だが、あまりにもそういうのが多いと、自分が何の仕事を本業としているかを忘れそうにもなる。
だから、こういう時はリラックスして自分をリセットするのだ。

「さて、つまみもそろそろ追加するかなー……」

などと思った時にはカウンターの奥にマスターが居ない。
タイミング悪いなあと思い、男はぶらぶらと手を上げて、店員を呼ぶことにする。

「おーい、店員さーん?」

クレス・ローベルク > ――男はそのまま、喧騒に身を委ねていた
ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”【イベント開催中】 安酒場」からクレス・ローベルクさんが去りました。