2020/07/24 のログ
ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” カジノ『クリュソス』 ギャンブルスペース」に海石榴さんが現れました。
■海石榴 > 船から降りて久しぶりの揺れない足元。
一々身体でバランスを整えなくてもいい地面を歩きながら、ダイラスの中でも明かりが絶えない場へ自然と脚は進む
金の匂いが絶えないハイブラゼールへと、気まぐれに入ったのは海賊の娘。
水牛種の両側に揃う太角と褐色の肌をギチギチと鳴る革ツナギの胸元から覗かせる姿で、カジノの内まで迷わずに進んでいく。
途中顔なじみの娼婦や同種のオトモダチと顔を合わせることはある。
しかし真っ直ぐにラムと女に行かずに、純金の匂いで満ちた空間へ行くのなら自然と互いの手を鳴らし別れることになった。
「おーおー、賑わってるな。
どれ、アタシも遊ぶとしますかね。」
海で得た適当な小遣い程度が入った懐を外側から手で撫でていく。
手持ちが尽きればそれまで。
逆に増えるなり、遊び相手ができれば遊ぶ時間を増やすなり、高い女を買うのも面白い。
カジノ内でチップに換金された手持ちと共に、目の付いた先へ―――。
「よう。」
先に足を運んだのはカジノ内に併設されたバーカウンター。
グラスを磨いていた顔なじみの傷跡を盛った初老の男に声をかけたのなら、換金を終えたチップをパチンッと目の前に置いた。
出てきたレッドラムのグラスを傾けながら、一息で飲み干された喉が灼け付ついた感覚。
胃が熱を持ち、身体にそれは巡り始める。
満足気な吐息を一つ漏らし、空のグラスを置いたままカードのコーナーへ。 [2d13→5+6=11]
■海石榴 > [2d13→7+10=17]
■海石榴 > バカラ ポーカー BJ等ある中でBJの席についた海石榴。
ディーラーと対戦をする形式の計数21を競うゲーム。
絵札=10と数字を合わせて捲り合いをするそれの席につくと、胸元に挟んでいたケースから葉巻を取りだした。
胸元のポケットでは体型の圧力でへし折れるからかと、ディーラーが内心で鼻笑いを噛まして、火をつける様子を眺める。
一息ついたところで、ゲームが始まった。
ディーラーと海石榴の手元にまず一枚ずつ。
表側に出た数字の互いは。“7”と“10”
もう一枚ずつが裏側で配られながら煙を転がしつつ手元を隠しながら捲り上げる。
■海石榴 > 二枚目のカードは…… [1d13→2=2]
■海石榴 > 合計数は12。
既に最初に必ず賭けられている少額の賭け金に対し、手元の金を出すかどうか迷う数字になってしまった。
向こうはポーカーフェイスのまま二枚目のカードをチラリと眺めると席に座る全員にカードを配る準備を始めるだけ。
初手から攻めても仕方ないと、海石榴はもう一枚のカードを催促。
周りは二枚だけで良しとする者が一人と一枚追加するものが続々と。
「最初からついてねぇや。
これじゃあスリルも糞もないぜ。」
一人勝気な顔を浮かべる二枚野郎を目配せすると煙を口の中で味わいながら配られたもう一枚のカードをめくり……。 [1d13→13=13]
■海石榴 > 見事に外すと、計数25に苦笑い。
賭け金を持っていかれながら早々に席を立つ。
運がここだと良くないらしいと、席を立ち、手持ちのチップをもてあそびながら別のカードに行こうとすると肩を叩かれた。
「ぁん?」
葉巻を銜えたまま、顔なじみの男が後ろから眺めていたらしい。
初手からケチがついては仕方ないだろうと、酒に誘いに来たらしい。
ラムを一杯傾けていると、オークションで面白いのが出ているらしいから、金が増えたら覗きにいかないかと。
「2人で一つの買い物はしねーぞ?」
目を細め、それが極上だろうが分け合うのがごめんだと言う海石榴。
女なら猶更、性癖を知っているように頷くとただ連れが欲しかったようにそう言う相手に、なら時間がこれだけ過ぎたらと決め。
「枯れにすんなよ?」
そう言って別れ―――
ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” カジノ『クリュソス』 ギャンブルスペース」から海石榴さんが去りました。
ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”【イベント開催中】」にジーゴさんが現れました。
■ジーゴ > 場末の酒場で開かれているオークション。
ざわざわとした酒場には小さなステージがあって
様々な物がオークションにかけられている。
信憑性が疑わしい魔道具、価値が定かではない骨董品。
そんな中で今、オークションの舞台に上がっているのはまだ年若い奴隷。
天井から手首をひとまとめにして、吊されている。
まだ、意識はないがちょうど舞台上で意識を取り戻すようにクスリの量は操作されているだろう。
「ン…?」
舞台の強い照明を浴びて、奴隷が小さく身動ぐ。
その数秒後に、しっかりと意識を取り戻した奴隷が暴れた。
体重を支える手首の鎖が派手な音を立てる。
「ぎゃああああ」
天を突くような絶叫。枷が鳴らす金属音。
そんな奴隷の混乱は無視したまま、司会が商品の説明をする。
『今日の目玉商品は、後ろはゆるゆる、前はきつきつの処女。成長期のミレーを一晩自由にできてしまいます』
処女?司会の声が奴隷のパニックを増長させる。
恐る恐る、全裸にむかれた躯を見下ろすと
確かにあるべき物が無かった。
胸は少し膨らみ、あるべき物があるはずの場所には小さな割れ目があるだけ。
「(オレは女じゃない!!)」
口にしたはずの言葉は音にならない。
何らかの魔術で今日のオークションを邪魔する内容は阻害されていそうだ。
青ざめる奴隷は、司会者がおもしろおかしく奴隷を紹介するのを聞くことしかできず。
まぶしい照明から視線をそらした。
ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”【イベント開催中】」にジーゴさんが現れました。