2020/07/19 のログ
ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”【イベント開催中】」にイスラさんが現れました。
イスラ > 「 これは知らなかったね。 世事から離れるとどうしても、話題に疎くなって仕方ない。」

(近頃はすっかり、父親の命を受けて勉学に励まされていた。
勿論、一般的な教養課程という物ではなく。一端の貴族になるべく学ぶ、礼儀作法から権謀詐術に至るまで――という類。
お陰ですっかり夜遊びから遠離っていたのだが。流石に辟易してくるというもので。
ダイラスで有力な商工家達への挨拶回りをさせられる合間を縫って久々に。脱走してみる事にした。

礼服ではない私服に、久しぶりに変装用の眼鏡も合わせ。繰り出してみた夜の街は、どうやら。何やら知らない内に、イベントが行われているらしい。
其処彼処で競売への呼び込みが行われ、売り物も金額も様々に、大勢の者達がオークションを行っているという。
まるで街全体がちょっとしたフリーマーケット。

そういうタイミングで訪れたのなら、折角だ。
何ぞ目に付く掘り出し物でもないか。飲み物片手に散策する為、人混みの中を歩き出した)

イスラ > (こういう雑多な喧噪や。後ろ暗い貧民窟。それ等の方がどうしても、懐かしさを覚えてしまう。
どれだけ暮らしが向上しようと、根本的に染み着いた生まれ育ちは消せない訳で。
だからだろう。上機嫌。幾つかの店を冷やかし、適当な競売で散財し。
おまけに、これまた近頃ご無沙汰している、性的な諸々の為に。
何時か誰かに使うかもしれない怪しげなグッズなど。こっそり買い込みなどしつつ)

「 ふふ。本当…気晴らしには良い街だ。 そう、思わないかい?」

(すっかり機嫌が良くなった為か。
行き交う人々と擦れ違う中、片手を差し向け歌うような声で。
いきなり世間話を振られたような形の相手は、ぎょ、とするかもしれないが。当人は知らぬ存ぜぬ。

…良く良く見れば気付けるかもしれないが。
当人の手にした飲み物は、明らかに。酒精の匂いを漂わせていたり)

イスラ > (酒酔いと場酔い。相乗効果ですっかり上機嫌の酔っ払いが。
どれだけ道行く人に迷惑を掛けたのかは分からないが。

…こっそり宿へ戻ったつもりが、当たり前のようにバレており。
教育係の人間に、たっぷり搾られる事となり…きっちりと報いを受けたらしい。

勿論、それで懲りる筈もなく。
いずれまた脱走の機会が有れば、再び、懐かしい街へと飛び込んでいくに違い無いのだが)

ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”【イベント開催中】」からイスラさんが去りました。