2020/06/02 のログ
ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”【イベント開催中】 雨の日の冒険者ギルド」にクレス・ローベルクさんが現れました。
クレス・ローベルク > 朝方まですっかり晴れていた空は、夕方頃から徐々に曇りはじめ、日の入りと共に泣き出した。
今や、土砂降りの嵐だ――雨粒と風が、窓ガラスに当たってガタガタと不安定な音を立てている。

「……雨かー」

その様子を見ながら、紅茶を飲む青い剣闘士服の男。
今日は、依頼の報酬を受け取りにきていた。
だから、さっさと金を貰って街に出るつもりだったのだが――その受け取りまでの間に、この有様であった。当然、傘など持ってきていない。

「んー、どうすっかなー」

ギルドには宿もあるが、流石に宿泊代が勿体ない気もする。
しかし、酒場のスペースは夜遅くには閉まってしまうし、そうなると追い出されるか宿に泊まるかの二択を迫られる事だろう。
それなら、さっさと部屋を取って、ゆっくり休んだ方がお得な気もするが。

「でもなあ。何かヤだよなあ……」

どうせ、冒険者ギルドの宿など、ベッドと簡易な家具ぐらいしかないのだし、そんなとこに泊まるぐらいなら雨に打たれても家に帰った方がマシではある。
それこそ、

「可愛い女の子と一緒ーとかならまあ……って感じだけどねえ」

まさか、そんな好都合な展開があるわけもなかろう、と。

クレス・ローベルク > ――雨は降り続けている
ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”【イベント開催中】 雨の日の冒険者ギルド」からクレス・ローベルクさんが去りました。