2020/04/26 のログ
ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”【イベント開催中】」にクレス・ローベルクさんが現れました。
クレス・ローベルク > 喫茶店の窓際の席でむむむ、と唸る男。
目の前には、真っ白な紙。
時折、筆を入れようとする度、何だかんだ理由をつけてそれを取りやめる。
まるで恋文を書こうとする乙女の様だが、しかし実際はある意味真逆。

「……闘技場のイベント案を出せと言われても、なあ」

今、ダイラスは何時も以上に観光客が流入している。
クリュソスのオークションが行われているからだ。
観光産業は人の流れに乗るのが大事だからして、当然アケローン闘技場も、この流れを利用し客を掴みたい。
それは正しい、それは正しいのだが。

「これさあ、絶対俺が企画の責任者になる流れだよね」

多分、恐らく、間違いなく。
少なくとも、何かしらの尽力を強制されるのは間違いがない。
恐らく、上司たちもこんな面倒な事はしたくなく、だから部下である自分に丸投げしたのだろうから。

だからといって、手を抜くわけには行かない。
発案者である以上は自分の名前は絶対に出るわけで、此処でやる気のないイベントを開催すれば、自分の名前に傷がつく。

「っていうか、そもそも何も思いつかないんだよなあ……。
普通に試合するだけじゃ駄目だよなあ、駄目に決まってるよなあ……」

店に来た時に頼んだ紅茶を啜る。
既に何時間も放置されたその紅茶は、不快な温さだった。

クレス・ローベルク > ――男はそのままうなり続けている
ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”【イベント開催中】」からクレス・ローベルクさんが去りました。
ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”【イベント開催中】」にしずくさんが現れました。
しずく > (愛と欲望が渦巻く黄金都市、ハイブラゼール。
人々は日々、自身の欲望を満たすために訪れ、各々の欲望を叶えようとしていた。
そしてこの日、“クリュソス”では特別なイベントが開催されていた。)

『さぁ!今宵のオークションも大目玉を飾ります!
今回最後の商品は…こちら!!』

(カジノ内に響きわたるアナウンスの元、オークションが行われていた。
奥からやって来たしずく、彼女は紫色の大事な所を隠すだけしかないほぼ全裸同然のビキニ姿で、手元に鎖を付けられながら現れた。
腹部の下にはサキュバスのような厭らしい淫紋が付いていた。)

『カジノプレイヤーの中では知られている有名店員!サキュバスとなった少女、黒川・しずかだぁ!!』

(知らないうちにカジノで有名になっていたらしく、このオークションも店長からの提案だった。
カジノの資金を投資するための金銭を回収すると言う名目により、このオークションに参加する事となった。
自分はとりあえず、奉仕でもなんでも色事が出来るなら良いと思い、値段を上げていく客人たちを見ては楽しみにしていた。)

ご案内:「◆港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”【イベント開催中】」からしずくさんが去りました。