2020/02/29 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にジギタリスさんが現れました。
ジギタリス > 夜、港湾の取引も終了し船着き場に僅かな静けさが見られる中、それとは対照的に賑わいを見せ始める都市
その歓楽街、カジノや劇場の煌びやかさを、やはり利用する事も無く遠目から人の往来を眺めていた。
今回は流石に娼館だけが集まっている訳ではなく、見た目を平民の女性に見えるように幻を施している。

時折、豪奢を羨む客のふりをして装飾品の列を眺めたりしていたが、基本的には人の流れを眺めているだけだった。
幻によって仕事終わりに何をするかで悩んでいる平民の女性のように見えるが、言動は何時ものこの女の事なので
面白がられるか、怪訝な顔をされるかのどちらかであり、至極小さな領域で
風変りな女がいるという話が散見されるかもしれない。

「……………」

ひとしきり近くを回った後、中央の広場になった場所のベンチに腰かけ、暫く
じっと人々を観察している。

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にフィアランさんが現れました。
フィアラン > その観察範囲の中に、ふらっと入り込むコート姿の女。
何の用か、王都を出てぶらぶらと港湾都市まで足を運んでいた風来坊。
適当に見繕ったお店で少し飲んできた為、ほんのりと頬が染まっている。
でも態度は相変わらず飄々として、行き交う賑わいや街そのものを楽しんでいるようだ。

「ふふ……いいねぇ、楽しい感じだ」

羽織っているコートこそ普通だが…何分、中身はこんな風なので良くも悪くも人目を引いている。
男達の下卑たような眼差しを適当にあしらいつつ、相手が腰掛けているベンチの傍にやってきた。
そしてそのまま、空いている側にすとんと座り込む。

幻でごく平凡な女性に見えているからか、今隣に座っている知り合いに反応はしない。
そのままベンチの背もたれに緩く背を預けて、熱を微かに帯びた吐息を零した。

ジギタリス > 「あ」
平民に化けていた女はすぐに反応した、そして幻を煙のように消すと。相手の女性にも引けを取らない
扇情的な衣服を見に纏った女が現れ、下卑たまなざしを向けていた男達も、その辺は流石に
度肝を抜かれたかもしれない。コートの女が座った瞬間似たような女が増えたからだ。

「フーさんじゃないかっ」

女は表情こそ大きく変わらない物の、何処か調子の上がった声色で、相手の方に向き直した。

フィアラン > 「ん?」

一瞬反応が遅れ、気の抜けた顔で隣を向いた。
そこに座っている、自分とよく似た衣服の女を見て目をぱち、と瞬かせる。

「あれ、ジギー。なんでこんなところに?」

久しぶり!と笑いながら相手の方へ向き直る。
再会の挨拶もそこそこに、早速お互いの肌が触れ合う程に距離を詰めて座ろう。

「いやぁ、本当に久々だね。会いたかったよ」

ジギタリス > 「私も会いたかったぞーーーーー、人が全然捕まらなかったからね」
彼女が近づいていくと、そんな事言わずにと太ももと乳房がもっちりと密着する程にお互い寄り添い
その柔らかさの応酬が起こる。

「フーさんは外でもコートの前は開けてるんだな。私も幻で隠しておく必要は無かったかもしれない。」
女は人間の肌を楽しむように身を寄せ、彼女の柔らかい身体に自らの肉体をムチムチと押し付け
白い項に顏を埋める

「前回はお互いの顔を知る程度だったからねぇ」

フィアラン > 「私がここにいたのは運が良かったね。次に会うのは王都でと思ってたけれど」

ベンチの上で人目を気にせず、太腿や乳房をムチムチと押しつけ合うように寄り添う二人の女。
肌の柔らかさがとても気持ち良い。

「まぁ、恥じるものでもないからね。幻があったから、私が君に気づくのも遅れてしまった」

女も同じように相手の首筋に顔を埋め、知己の友人に会ったかのように密着して抱き合う。

「そうだね。どう?お互いのことをもっと知る為にも、後でベッドを一緒にしないか」

ジギタリス > 「私は都合上紛れないといけない事もあるからねぇ、ちょっとうらやましいよ」

お互いの身体で柔肉を揉み合うと女はたまらず彼女の肩を抱いて抱きしめ、密着は最高の状態になっている。
コートの中に手を滑らせると、完全に露出している腰を撫でながらさらに寄せていた。

「今回はゆっくり出来るよ。折角お互い良い服を着ているんだし…可能ならそのままで…」
「ゆっくりしたい」

項を埋めていた顔を上げると、彼女の唇に極めてうっすらと自らの唇を重ねた
「フーさんのこだわりの恰好を見せてもらいたいし」
「関係無いけどコートを羽織ってて前から見えるのも…たまらんよね」

フィアラン > 「難儀なものだね。特にこういう、人の目が多いところはさ」

お互いの露出している肌を触れ合わせ、最高の状態での密着を楽しんでいる。
対照的に、隠れていない彼女の腰から太腿にかけて、掌で甘く撫で回して誘うように。

「いいね。じゃあこのままで…二人きりで…ゆっくりしようか」

薄らと、唇同士が触れ合う。
微笑んだ後、腰を撫でていた彼女の手に自らの手を重ね、白く細いお互いの指を絡ませ合った。

「慌てなくても、たっぷり見せてあげるよ」
「さて、どうしよう?もう少しここで、このままいようか。それとも、どこか二人きりになれる所へ行く?」

ジギタリス > 「この前は名残惜しいまま、私が出ちゃったから…今回は二人でゆっくりしよう」

太ももの愛撫を受けると、女も彼女の太ももを指先でくすぐる様に撫でている。
もし同意するのであればお互いベンチから立ち上がるが、身体の側面はほぼピッタリと密着したまま
乳房も上下に柔らかく重なり合っている姿。腕をお互いの腰に絡めて移動し始めたい。

ふと周りの者と目が合った時、女は何となくドヤ顔を見せた。

フィアラン > 「うん。じゃあ行こうか」

同意すると、彼女と共に立ち上がった。
お互いの腰に腕を絡め、露出した腰や太腿をピッタリと密着させながら歩き始めよう。
彼女の周囲に向けたドヤ顔には気づかなかったが、此方は此方で無意識に得意げな顔をしていた筈だ――

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からフィアランさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からジギタリスさんが去りました。