2019/11/20 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” 喫茶店」にクレス・ローベルクさんが現れました。
■クレス・ローベルク > 落ち着いた雰囲気の喫茶店で、男が一人座っている。
海が見える大きな一枚窓の席に座って、本を読んでいる。
「……」
本の内容は、剣術の本だ。
何処かの剣士が書いたと言われる剣術指南書である。
興味深そうにふむふむと頷き、時折メモを取っている。
どうやら、ある程度参考になる部分があるようで。
■クレス・ローベルク > 「ん……」
気付けば、本を読みこんで大分経っていた。
メモに使っていたメモ帳も、大分後ろの方まで書き込んでしまっている。
注文した紅茶が置かれていて、しかも大分温くなってしまっているのが、時間の経過を示していた。
「しまったな……」
熱い内に飲みたかったと言いつつ、ぬるい紅茶をすする。
もう一杯頼もうかな、とそんなことを考えつつ。
■クレス・ローベルク > 「この後、どうするかなあ……」
取り敢えず、戦闘系の訓練(座学)はこなしたし、後は遊んでも良い気はするが。
此処でゆっくり休むというのも捨てがたい。
しかし、此処で休むならば、誰か話し相手が欲しい所だ。
「とはいえ、今の所暇そうなお客さんも居ないしなあ」
きょろきょろと見渡すが、誰も彼も連れが居る者ばかり。
ナンパも出来そうにない。
誰か、新しい人が入ってくれば別なのだろうが
■クレス・ローベルク > 結局、本を読む方を優先することにした。
次に読むのは、娯楽向きの本だ。
タイトルは『処刑人の一生』である。
「……一見すると鬱系のタイトルだよな、これ」
しかし、読んでいくと全く正反対だ。
割と安定した収入と、良い嫁さんに囲まれて、犯罪者たちを苦しませずに殺す事に生きがいを感じる――という話。
半分はエッセイなのだろう。実体験らしき描写もいくつか含まれている。
■クレス・ローベルク > ――時間は過ぎていく
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” 喫茶店」からクレス・ローベルクさんが去りました。