2019/09/30 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 海沿いのカフェ」にクレス・ローベルクさんが現れました。
クレス・ローベルク > 青い闘牛士服の男が一人、紅茶を呑んでいる。
昼時という事もあって、人入りは結構多い。
じき、相席になるかもな、と男は思うが、それならそれで良いだろう。
知らぬ人と話せるチャンスは、意外と貴重だ。

「それはさておき、紅茶だけじゃ店に悪いな――スイーツ系も頼むか」

職場に近いこの店には、既に何度も来ている。
常連、といっても差し支えない。
だから、冒険しようか悩む必要もなく、ストレートに好みに合う物を決めることが出来た。

「すいません、注文良いかい?」

空いている店員に注文をお願いする。
もし、相席を頼まれるのであれば、このタイミングだろうが――さて。

クレス・ローベルク > 頼まれなかった。
今はまだ、そこまでする必要がないということだろうか――まあ、のであれば、というのは意外と当てにならない。
まあ、それならそれで構わない。

「仕事でもするかな」

男は剣闘士――つまり、闘技場で戦う職業だ。
基本的には忌み嫌われる職だ。まあ、何せ婦女子を犯すのが仕事な訳だから、さもありなん。
とはいえ、それでもファンが居ない訳ではない。
なので、そういう人達からファンレターが来る訳だが

「こういうのはきちんとお返ししないとね」

そんな訳で、鞄からファンレターと便箋を取り出し、返信を描き始める。
便箋は結構多い――その大半が『犯しっぷりが良い」とか『陰湿責め良いよね』みたいなのが複雑だが。

「ま、そういう仕事だ。寧ろ喜ばないとね」

苦笑いしながら、返信を書く男。
結構時間がかかりそうだった。

クレス・ローベルク > ――男の仕事はまだ続きそうだった
ご案内:「港湾都市ダイラス 海沿いのカフェ」からクレス・ローベルクさんが去りました。