2019/04/17 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” 夜の歓楽街」にクレス・ローベルクさんが現れました。
クレス・ローベルク > ハイブラゼールは、眠らない。
否、正確には如何にハイブラゼールとて、眠りはするのだろうが、その眠りはかなりの遅い眠りだ。
魔導機械の明かりで照らされた通りは、遊び人・仕事人問わず、多くの人達により賑わっている。
そんな中で、

「あー、クソ、飲みすぎたあ……」

青い闘牛士服の男が、赤ら顔で歩いている。
男は剣闘士。
今日は、休日前の最後の仕事ということで、闘技場に居た他の仲間(或いは商売敵)と飲みに出ていた。

だが、それが災いした。
他の面子がウワバミであったのに対し、男の耐久度は人並み程度にしかなかった。
耐えきれなくなった男は、いい感じに出来上がった彼等を置き去りにして、外に逃げてしまったのだ。

「……どうするかな。
自分の分のお代は置いてきたけど、連中に見つかると二次会にご招待されかねない。
……何処か適当な店に入らないと」

きょろきょろと、周囲を見渡す。
何か良い飲食店はないものか、と。

クレス・ローベルク > 街を歩けば、様々な人を見る。
見た目だけでも、あからさまに身分が高そうな服を着ている者から、ボロを着た者まで。
此処まで人が多ければ、ちっとやそっとのことでは見つかるまい。

「こうなりゃ家に帰っちまうかな……」

とはいえ、今日は休みの前の日。
このまま終わるのも何か勿体無い気がする。

クレス・ローベルク > 「ん?」

赤い看板が目についた。
見ると、そこはシェンヤン風の料理店だった。
それも、メニューを見る限り、酒よりも料理重視の店だ。

「小腹も空いてるし、入るかなあ」

確か点心とか言うお茶のセットが有るのだったか。
看板を見て少し悩む男