2019/04/09 のログ
ザイヴァー > 「……ん、俺もさ。姉さんは、俺以外の魔法使いと夫婦になってると思ってたよ」

なにせ、寿命が違った。アデリータは100年という長い時を生き、
あのころのザイヴァーは60年ほど生きれば上等だった。
だが、今は……意外と、寿命の問題は解決してるかもしれない。

「おいおい、酒場に行くって……そんなんだから、偶に王国の憲兵なんかに捕まるんだぜ?」

まあ、王都に酒を飲むロリ見た目はアデリータ以外にもいるだろうが……
あまり、健全な見た目ではない。
もっとも、ザイヴァーが健全など語れる立場ではないが……

そして、あれが食べたい言われれば……

『おいおい……このロリ魔女、ザイヴァーを社会的に殺しに来てるぜ……』
「あ、アデリータ?これ、恋人同士が食べるもんだから……兄妹が注文しても……」

何て、ザイヴァーも慌てつつ対応するが……
店員が近づいてきて、魔女の薬指の指輪に気が付いて……。

「いらっしゃいませ、お客様。ずいぶんと年が離れていらっしゃいますが……
ご安心ください。恋人同士、年齢など些細な壁でございます。
では、恋人の一組、ご入店です~!」

と言って。ザイヴァーを社会的に殺しにかかろう。
店内、チクチクと、ロリコン野郎を見る視線が、ザイヴァーに刺さる。

アデリータ > 「子供は産んだけど、所帯はもったこと無いねぇ。
 魔女ってのはなかなかに因果な生き物なのさね。
 ……まぁ、今のザイ坊は何もしなけりゃ後100年は平気だろうさ。
 かなり“こっち寄り”になっちまってるからねぇ」

その子供も成人くらいなので、魔女の感覚では割と最近である。
スパンが非常に長い。
そしてさらっと聞き捨てならない事をつけたして。

「捕まったところで死にやしないしねぇ。
 処刑前に何度も抜け出したりもできるさね。後は、そういう場所には報われない女子供もいるからねぇ」

慈善事業の一環さね と笑う。
そして笑ったまま、店員に案内されて。

「店員さん、ありがとー。
 楽しみだねー“お兄ちゃん”。だいすき!!」

うん 殺しにかかっていると見て間違いないだろう。

ザイヴァー > 「ん、姉さん。子供いるんだ……」

自分以外に、アデリータと子をなした奴がいる……その事実に、ほんのちょっぴりイラっとした。
まあ、相手は100年以上を生きる魔女だ。経験も豊富なんだろう。
それについては、言うことはない……が、やはり、気になる。

「はぁ……後100年以上か。後何人、知る者の死を見届ければいいやら…
って、こっちより?」

聞き捨てならない言葉を聞きつつも、長い寿命の弊害にうんざりした声を出す。
そして、店内での「10~12歳程度の女の子にお兄ちゃんと呼ばせるプレイ中の良い年をした青年冒険者」
に対する、冷ややかな視線は、結構強い。
なお、聖剣は、内心大爆笑の愉悦中である。

「……ああ、ありがとう……」

半分死んだような声。
それでも、敬愛する姉のような存在に、ありがとうと言われれば、からかいでも嬉しいのは、
どこかおかしいのかもしれない。
そして、運ばれてきたビスケッとの載ったケーキ。

「……たべよっか……」

そう言って、ビスケットに手を伸ばす。
なお……
このカフェは、二階が素泊まり宿にもなっていて。
このケーキ、恋人同士が注文することが想定されており、結構な量の媚薬が練り込まれているようで……

アデリータ > 「なんだい、妬いてるのかい?
 ひひっ……安心しな、タネを貰ったやつはもうとっくの昔に墓の下さね。
 丁度、あんたが戦場で大活躍してた頃の話さ。娘もとっくに成人して家を出てるしねぇ」

魔女だけど とは言わない。
さて、その娘はどうしてるやら。

「ただの人間が不死になんてなれるものかい。
 人間以外の何かに近づくか、悪魔と契約でもしなきゃ無理だろう?
 まぁ悪い事ばかりでもないさね。
 隠居したらアタシとずっと一緒に居られるんだからねぇ」

ひひひ と幼女らしからぬ笑いをしてビスケットを一口。
ふむ と言う顔になる。
そのままビスケットをザイヴァーに近づけて。

「はい、“お兄ちゃん”あ~んして?」

幼女に媚薬を持ったメニューを出すとか倫理観には特に問題ないらしい。

ザイヴァー > 「べ、別に妬いてなんかないさ」

と、ややバレバレ感のあることを言いつつも、
隠居したらずっと一緒との言葉には……

「……どーかなぁ。今の王国、将兵の劣化が激しいから。
俺も、不老ってことで、戦場で死ぬまで働かされるんじゃねぇかな」

自分は武人だ。散るなら……戦場で散る。アデリータとの隠居生活も、甘い響きだが。
やはり……まだ、そういうことは考えられないというか、まだ、死ぬなら戦って死にたい欲が捨てきれない。

そして、ザイヴァーが公衆の面前であーんされれば……

「……あーん」

そう、生気のない目をしたザイヴァーは口を開け、ビスケットを齧ろうか。
とても甘くて……どこか、薬っぽい甘味?そんな気もするが、気のせいかと思い。
その時だった、ザイヴァーに、客の一人が近づいてきて…

『おいおい、こんな小便臭いガキに兄呼ばわりさせるなんて、良い趣味持ってるな、冒険者』
「……何だ、貴様」
『あぁ?テメェみたいなロリコンはな、王国の害悪なんだよ。
そんな奴が、俺と一緒の店にいると、酒が不味くなるんだよ!』

そういう男は酒臭く、ソフトドリンクの酒のコップが、彼の机には多数あって。
そして、ザイヴァーの頭上から注がれる、ソフトドリンク・……

「……」
『ロリコンが恋人ごっこするならよ、そういう店で楽しみな!』

そう言って、ザイヴァーに酒を注いだ男は、席に戻り、ソフトドリンクをあおる。
ベッタベタになったザイヴァーは……

「……はは、ベタベタになっちまったな。この店、二階が宿のようだから、
ちょっと部屋借りようか?」

と、全く気にしていない。
まあ、子の相手と隣にいる時点で、気に喰わない奴にロリコン呼ばわりされるのは、覚悟の上だった……

アデリータ > 「だったら、新入りを鍛えるしかないねぇ。
 兵の劣化が激しいなら王国が長くないかもしれないさね。
 魔族はその辺、容赦ないからねぇ」

ああ、やだやだ なんて言いながらあーんされて満足そうにしたのだが。

「ちょっといいかい、そこのブ男。
 酒の味が不味くなるってんなら、アタシャ立った今楽しんでたモンが不味くなっちまったよ。
 そっちの落とし前はどうつけるってんだい?」

はぁ~~~ とわかりやすい溜息。
そこには先ほどまでの幼女はもう居ない。
居るのは一人の魔女である。

「ああ、別にアンタの事情はどうでもいいさね。
 過去も未来もアンタにゃもうないからねぇ。
 ……そんなに水気が好きなら、“蛙”になりな」

そういって、睨んだ後に男に向かって指を指す。
指を指された男はそのまま不思議な光に纏わりつかれ、徐々に姿が変わっていく。
最後には恐怖で顔を歪ませて、何か言おうとしていたようだが。

「すまないねぇ、アタシャ蛙の言葉はわからないんだよ」

男に向かって鼻で笑った後に。
ザイヴァーに向きなおり。

「そうだねぇ、そろそろ効いてくるだろうし部屋を借りるとしようさね。
 店員さん そういう訳で一晩だよ いいね?」

ザイヴァー > 「……まあ、な」

王国が長くない、そう言われると……完全に否定できない。
それほどまでに、王国中枢は、かなり劣化している。だが……

「俺は、王国の剣であり、盾だ。俺が生きてるうちは……王国は、健在にしないとな。
……俺に託していった者たちが、浮かばれない」

自分は、微力を尽くす。そう告げる。
そして、男が蛙にされれば……

「相変わらず、敵には容赦ないね。姉さん」

そう言って軽く笑いかける。
相手が宿を一晩頼めば、立ち上がろうとして……
立ち上がったモノのせいで、立ち辛いのに気が付く。
……自分は、こんなになんで興奮しているんだ?
そして、魔女の言葉を聞きつつ、首を傾げながら、おっかしいなぁ…と、二階へと向かう。

その部屋は、そこまで広くはないが、海の望めるいい部屋で。
何故か、淫具やら、避妊用の魔術ゴムなどがあって…

そこまでくれば、どこか抜けているザイヴァーも、気が付く。

「……あー、つまり……」
『そういう事ってことだな。ザイヴァー。良かったじゃねぇか。
こないだ一回じゃ、確実にこのロリ魔女を孕ませた何て言えないからな、
もう一回、種付けできてよ~』
「だ、黙れ、愚剣……」

だが、体が熱い。ぼんやりとする……
目の前の、ロリ姉が、女に、しっかりはっきりと見えてきて……

気が付けば、荒々しい息のまま、ベッドに押し倒していて……

アデリータ > 「魔女にちょっかいをかけるからさねぇ。
 売られた喧嘩を買っただけさね。あいつには高くついたかもしれないぇどねぇ」

ひひひ と笑って そのまま部屋に行き。

「あのクッキーだねぇ。
 強めの媚薬が練りこんであったよ。味で分かるから作ったやつは二流さね。
 まったくあくどい商売してるねぇ、ここ」

押し倒されながらも聞いてるかどうかわからないが解説はしておく。
さて、折角だ。こっちもサービスしておこうか。
抱きつくように耳元に口を寄せて。

「いっぱい出してね“お兄ちゃん”♡」

ザイヴァー > 「ああ、あのビスケットか……っ、道理で、変な味がしたわけだよ…」

そうげんなりしっつ、一杯出してと言われれば…

「ああ、精液で、腹が膨れるぐらい…大量に注ぎ込んでやるよ……!」

そう言って、ザイヴァーと、魔女の交わりが始まる。
さて、この背徳的な交わりは、いつまで続くだろうか……
日が沈むまで、次の朝日が昇るまで……
とにかく、長く続くのは確実だろう……

ご案内:「ハイブラゼール 大通り」からアデリータさんが去りました。
ご案内:「ハイブラゼール 大通り」からザイヴァーさんが去りました。
ご案内:「ハイブラゼール 酒場」にイリーナさんが現れました。
イリーナ > 眠らない街、ハイブラゼール。
右も左も明かりは消えず、歓声に嘆き声に、艶やかな声が響く街。

カジノに隣接している酒場も勝った客、それを目当ての客引きに一勝負に負けた客で大賑わいだ。

そんなカウンター席の一角、端っこに銀の髪の女が一人。

「……飲まなきゃやってられないってーの」

紅いコートは新調したものなのか、汚れは目立たず。
代わりに、首や手首には包帯が丁寧にまかれている。

処置を施した医者からは「落ち着いているように」
などと言われているが、そんなことは右から左へ、エールを一気に呷り、どんと空いたグラスをたたきつけ。

「おかわりーぃ」

飲みすぎですよ、とは言いながらもマスターは次のグラスを用意しようとそれを受け取って。

イリーナ > 「ん、だぁれも。 酔って、なんか……」

飲むペースはいささか……いや、かなり早い。
グラスが空き、注がれ、飲み干し、また空になる。

頬はほんのりと染まり、呂律も若干怪しい。
それでも、アルコールを口につけてしまう。

時折、思い出したように追加注文の分を清算するぐらいの意識は残っているのだが。
頭はふら、ふら。と小さく夢に溺れるように揺れ始め。

ご案内:「ハイブラゼール 酒場」にルヴィエラさんが現れました。
ルヴィエラ > (カジノの側から、ゆっくりと出て来るローブ姿。
奥では大きな勝負の決着か、大騒ぎが起きている様子
人が溢れる其の中を、避ける様にして酒場側へ退散しては
皿を拭いて居たマスターへと、挨拶がてらに軽く声を掛けた。

と、ふと困った様な視線に気づき、其の手前に在るカウンターへ視線を落とす。
もう何杯目なのか、幾つも酒瓶を開けた様子の背中が目に入れば
僅か首を傾げ、それから、ふ、とフードに隠れ、唯一覗く口元に微笑を浮かべて。)

「―――――……おやおや、珍しい。
酔い潰れるなら、もっと場所を選ばねば。」

(其の背中へと、軽く掌を乗せては、掛ける声。
イリーナ、と、名を呼んだ声が、時に彼女の、娼婦としての雇用主
このハイブラゼールに存在する娼館の、主のソレだと
果たして今の彼女が気付くかどうかは、少々怪しいかも知れぬ、が)。

イリーナ > 「マスターぁ。 次、まだなの?」

紅い眼が、細められてマスターを射抜くが。

かけられた声と背中への掌の感触。
だるそうに振り向きながら顎を上げれば。

「んなぁ、によー……今日は仕事、ないでしょー?」

見上げれば、「この地」でお世話になっている娼館の支配人である。
顔を出せない相手ということは理解する程度に正気も保っているのか、先ほどよりは声も控えめとなり。

「どこで飲んで、潰れてもー。 わたし、の、かって」

でしょ?とへらと赤い頬と唇を緩めながら頭が揺れようか。

ルヴィエラ > 「おや、まだ飲む心算かい?
何時ものキミの飲み方では無い様だが。」

(既に随分回って居る様に見えるが、未だ注文を続けるらしい。
マスターが、やれやれとばかりに一度此方を見るが
結局は注文通りに、もう一杯を用意し始めて、肩を竦めた。
彼女にしては、別に潰れる事自体珍しいとは言わないとしても
半ば自棄酒の様な飲み方には、一言指摘を添えて。)

「仕事で無くとも、声を掛ける位は赦して欲しい所だ。
ま、確かにキミの自由では在る、が……気に掛ける"よしみ"は在る心算、なのでね。」

(結局、今もすでに頭が揺れて居る相手に
穏やかな声音で言い聞かせるよう、囁けば。
――少しばかり考えた後、其の耳元へと顔を寄せ。)

「―――なら、偶には私の部屋へ来るかな?
浴びる程では無いが酒も在る、潰れるならば、此処より余程良いと思うがね。」

イリーナ > 「飲まなきゃ、やって、られ……」

余計なお世話だと言いたげではあるが、お世話になっている相手でもあるので大きくは出られない。
雇い主と喧嘩するほど世間知らずでもありはしないのだ。


「それは、どーもぉ。 だったら自由に飲めるぐらいの……」

配慮はしてほしい、なんて言葉が呑み込まれた。
耳元への囁きに、ん。と小さく肯定するように包帯がまかれた首を倒し。

「マスターぁ、迷惑かけてごめんなさい、ね」
お会計、とばかりに今注文しかけていた分も支払いを済ませようとテーブルにゴルドを置けば。

片手をテーブルにつきながら、ふらと酔いのままに体をふらつかせながら椅子から立ち上がろうとして。

「お世話に、なるわよー?」

回る視界の中心で、相手の顔を下から覗き込みながらその腕に自分の腕を絡めようと。
……酔っぱらって遠近感がつかめていないのか、数度、空ぶるけれども。

ルヴィエラ > 「……やれやれ、何か在ったのは確かな様だがね。」

(だから、耳元への囁きは、自分なりの彼女への配慮だ。
飲む事を如何こうは言わない、飽く迄場所を選ばせるだけ。
彼女が承諾し、マスターへと御代を払うなら、絡み付く腕を此方からも支えて
覗き込む瞳に、ふ、とフードの奥、今は穏やかな色合いの紅を重ねて。)

「―――では、また顔を出すよ。
ほら、キミ、歩けるのかい? 歩けないのなら抱えて仕舞うよ?」

(マスターへ、一言声を掛けてから。
足元覚束ない彼女を支えつつ、酒場を後にしようとするだろう。
もし、余りにも彼女の酔いが回っている様子で在れば
其れこそ宣言通り、途中で其の身を抱き上げて仕舞うやも知れないが
まぁ、いずれにしても、向かうは娼館。 その最上階に在る己が褥で)。

イリーナ > 「……………うん。」

何か、あった。
小さなうなずきとともに図れる吐息。
随分と飲んだ影響からか、アルコールの臭いと、女の汗の匂いがわずかに混じっている。

腕を絡める際にと、と。と足が寄れてつんのめる。
倒れこむように相手へと身体を預けながら――。

「むーりー」

飲みすぎた。
ぐるぐる回る視界に、足も力が入らない。
きらめくハイブラゼールの光を浴びながら、抱えられて通いなれた娼館……。

その最上階の主の部屋へと連れ込まれることになるだろうか。

ご案内:「ハイブラゼール 酒場」からルヴィエラさんが去りました。
ご案内:「ハイブラゼール 酒場」からイリーナさんが去りました。