2018/11/18 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” 公園」にクレス・ローベルクさんが現れました。
■クレス・ローベルク > 夜の公園。
空は雲ひとつ無い綺麗な星空で。吹いている潮風と相まって、ただの公園なのだけど、何処か神秘的だ。
しかし、その公園のベンチで、男が一人、溜息をついていた。
「さて……取り敢えず金が必要だ」
色々やってみたが、結局ノーリスクで金を稼ぐというのは難しい。
真っ当に働くというのもありだろうが、そうなると今度は剣闘士の技能や技術を維持する時間がなくなる。
流石に、剣闘士を引退、というのは抵抗がある。
剣闘士用の技能はそれなりという自負はあるし、能力的な限界が来たわけでもない。
もともと、武闘派の家で厳しい訓練していたのだから、尚更だ。
「どうするかなあ」
手元にはそれなりにまとまった金はあるが。
それを投資するか、それとも貯金して今の稼ぎを溜め続けるか。
結局、悩んでいるのはそこだった。
■クレス・ローベルク > 「奴隷狩り……かなあ」
違法ではないが、しかし短期でまとまった金となると。
どうしても、後ろ暗い仕事になってしまう。
今までも闘技場の私兵として、ちょくちょく奴隷確保はやっているが、冒険者として個人間で契約をすれば、一回の儲けも大きくなる。
「いや、それは……なあ」
そもそも、これは恋人との同棲資金を貯めるための金策だ。
後ろ暗い事はたくさんしているしこれからもするが、彼女の為にという理由で、その恋人に顔向けできない事はしたくない。
とはいえ、このままでは金はたまらない。
「うーん」
■クレス・ローベルク > 「まあ、夜に考えることでもないなあ」
そう言って、公園を後にした。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” 公園」からクレス・ローベルクさんが去りました。