2018/11/16 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にクレス・ローベルクさんが現れました。
クレス・ローベルク > 昼、日が高い内から、男はぶらぶらとハイブラゼールの表通りに出ていた。


一応、トレードマークの青い闘牛士服を着ているが、何時もセットしているはずの髪はボサボサ、欠伸を掻いてハイブラゼールを歩く姿は、それだけ見ると無職の若者と言った感じだ。

前に申請していた休日が通ったのだが、その前日に、激しい試合が急にマッチングしたのだ。結果として、今日遊ぶ元気は殆ど削られ、結果的に彼の今日のテンションは、非常に低いものとなっていた。

「(やる気が起きないな……)」

最近できた恋人のもとに行こうとも思ったが、このローテンション状態の自分を見られるのも何か嫌だ。
カジノか何処かで遊ぶ元気もないし、劇場で劇を鑑賞するにも面白そうな物はない。
要するに、暇なのだ。

「どうするかなあ」

クレス・ローベルク > 「ふむ……」

しかし、そうは言っても、享楽的な所が強い男だ。
ローテンションならば、ローテンションなりの楽しみ方があるのではないか、と思う。
例えば、丁度近くにあった、座れそうな木樽に座ってみる。
酒場のインテリアらしいが、営業は夜かららしいので、少なくとも今は戻っては来ないだろう。
そして、

「夜が来るまでぼーっとしてみようか……」

そう言って、表通りを歩く人を、ぼうっと観察してみる。
さて、誰か面白い人は通りかかるだろうか

クレス・ローベルク > 「……こうしてみるといろんな人が居るんだな」

顔も服装も人種も、種族すらも。
こうして見ると全く違う人達が、行き交っている。
長く暮らしている街だからこそ、こういう事を見落としがちになるのか。

「偶には、服装を変えてみるのも面白いかもな……あのサムライ?みたいなのが良いかな……。武器も剣じゃなくて刀にして……いや、ニンジャ、ってのも面白かな?」

つい仕事の事に繋げてしまうのは職業病だろうか。
ともあれ、まだまだ日は高い。
人間観察は、始まったばかりだった。

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からクレス・ローベルクさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にしずくさんが現れました。
しずく > (街に建てられた巨大カジノ
多くの富豪やギャンブルプレイヤーが行き来し、夢は絶望かを入手し、夜を過ごす娯楽の建物のこと)

「い、いらっしゃいませぇ~♪」

(バニーガール達が接客を行っているなか、一人異形のような姿の少女が働いていた。
はち切れんばかりの巨乳に巨尻を晒し、周りの男性客の魅力の的となっているような破廉恥なバニー姿で働いていた)

しずく > (片手に銀のトレーを持ちながらその上にワイングラスに注がれたワインを乗せて持っていき、注文客の元へ歩いて行く。
その際にも、体のアピールは欠かさない。
大きな胸は上下に大きく揺れ、服の舌からうっすらと見える乳首が現れてしまいそうなほどに粗ぶる。
喰い込んで目立った尻も、左右に揺らし、誘っているような動きをしながらも客の元へ)

「どうぞぉ~♪」

(横にグラスを置き、そのまま帰ろうとしたとき、色目を使った男性客に目を付けられ、去り際に尻を叩かれる。
パチン!っと気持ちの良いほどに綺麗な音を立て、響かせる。)

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にミツフサ ウタさんが現れました。
ミツフサ ウタ > 何かをはたいた様な大きな音は少しはなれたテーブルに人だかりを作っていた狐耳少女の耳にもしっかりと届いていた。

「今の音はなんですかね?揉め事だったりすると私が出張る必要が出るので厄介なんですが。ちょっと、ギャラリーが多いのは良いですがそこ開けてもらえますか?通りますよ。は?勝負?ちょっと待ってて下さい。」

「ちょっとそこのバニーの御嬢さん?なにかトラブルでもありましたか?荒事でもあったなら立場上見過ごせないですが?」

と、偶然目に入ったバニーガールは偶然にも音の主の少女であった。

しずく > 「ひゃん!♡」

(尻を叩かれると、逆に嬉しそうな高い声を上げて飛び上がる。
後ろを振り返るようににやけた顔を叩いた男性に見せれば、同様に厭らしいにやけ顔をしていた。
途中、目の前に現れた狐耳の少女を見ると変わらぬにやけ顔で対応する)

「あ、いえ…その…。ちょ、ちょっと…セクハラされたので…平気です…えひひ…。」

(気味の悪い笑い方をしながら頬を掻き、頬を赤める。)

ミツフサ ウタ > 「セクハラ、セクハラねぇ。御嬢さんそんな顔して言うと誘ってる様にしか見えないですよ?特にそんな体してると、ね。」

実際同姓の自分からみても彼女の体は魅力的な者だった。

「私だって外でばったり出会ったら押し倒さない様に我慢するの大変そうですね。」

と、少し意地の悪い笑みを浮かべ振り向き先程まで賭けをしていたテーブルに声を掛ける。

「私はその勝負降りますので私の掛け金は分配しちゃって下さいな。」

そう軽く言った彼女だが彼女の座っていた席にはこのカジノで使われているチップの山、一般的な一ヶ月の収入レベルの金額相当のチップずらりと並んでいる。それを平然と破棄してでもこの豊かな体つきのバニーと少し話をしてみたいと思ったのだった。

「兎さん兎さん、ちょっと私のお酒に付き合って頂けませんか?」

そう言って手を差し出した。

しずく > 「えひ…そ、そうですか…?えひひ…♡」

(そう言われるのは逆に嬉しく思い、にやける顔をそのままにする)

「えひ、い、良いですよ?
カウンターは…そちらです…。」

(差し出された手に答えて握り返し、カウンターのあるバーの元を指さす)

ミツフサ ウタ > 「カウンターなんて味気無い、vipルームに行きましょう。他の誰の目も届かない所に、ね?」

じゃらりと音をたててお金の大量に詰まった巾着袋を取り出す、近くにいたボーイに手渡し一番高い部屋を、と告げると行き慣れた足取りで最高級の部屋へとバニー少女を連れ込もうとする。勿論アレな用途にも使える防音の整った、おまけにベッドまで備える部屋だ。

「私は娼婦とかやっているので、雰囲気でわかっちゃうんですよ?貴女も私と同じでそういうこと好きでしょう?」

と妖艶な笑みを浮かべて見せた。