2018/08/31 のログ
クレス・ローベルク > 出てきたのは海の色に近いカクテル。
海賊の名前が冠されたそのカクテルは、どういう訳か潮の香りがした。

「この辺の観光客向けのお酒はこんなんばっかだよねえ……まあ、観光客の受けは良いんだろうけどさ」

さて、とクレスは少し頭を働かせる。
大別して、カジノには店と戦うゲームと、プレイヤー同士で戦うゲームが有る。前者はルーレットやブラックジャック、後者はポーカー等が該当する。

前者は店側が有利なように仕組まれてる可能性もあるが、プレイヤー側全員が勝つ可能性がある。後者は必ず勝者と敗者が出るので、勝った場合も恨まれやすい。

別に恨まれたからと言って、自分の身が危ないとは思えないが、色々面倒なのは確かだ。だが、

「まあ、此処はポーカーで行こうじゃないか」

理由は二つ。一つは、勝敗はどうあれ、中立の立場であるカジノ側のディーラーが仕切るポーカーは、イカサマに対する信頼性が高いこと。そしてもう一つは、

「もし仮に、女の子から金を巻き上げられれば……」

ふふふ、と邪悪な笑みを浮かべる。
勿論、これは都合のいい妄想に過ぎないが、しかしこうした都合のいい、頭の悪い妄想こそ、今のクレスに必要なのも確かだった。

クレス・ローベルク > ポーカー台に行くと、ディーラーに誰も座っていないテーブルに案内された。どうやら、丁度プレイヤーが居ない時に来てしまったらしい。最低一人居ればゲームは始められるとの事だが、それまでは暇だ。

「さてさて。誰か来るかな」

別に誰が来ようとゲームにそこまでの影響はないとはいえ、できれば楽しく遊べる人と当たりたい。そう願い、暫くの間プレイヤーを待つことにした。

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” カジノ」にユウヤさんが現れました。
ユウヤ > 自由すぎる自分の上司の分も仕事をこなす日々の中。
本来旅人である少年は、息抜きに別の都市へとやって来ていた。

折角だからと、少し重めの財布を持ち、カジノへと入っていく。
やがて、1人だけのポーカー台を見つける。

「……ここ、空いてる?…やりたいけど、初めてだからルールの確認、いいかな?」

クレス・ローベルク > 「勿論。丁度退屈していた所さ」

と、にっこり笑って手で席を示し、座る様促す。
思ったより若い子と遊ぶことになったのは驚きだが、幼すぎるという訳でもないし、何より見た目で相手の実力を判断するのはどんな時であっても危険である。

「ルールの確認、といっても、まあ、細々とした所はともかく、普通のポーカーだよ。クローズド・ポーカー。所謂、手札を公開せずに5枚引いて、その後任意の手札を一回交換して、勝負する奴だね。ええと、ポーカーのルール自体は知っているかな?君ぐらいの年齢だと結構微妙だけど」

ユウヤ > 「ん、大丈夫。…ベットのタイミングは?」

席に座りながら、フードを外す。黒髪黒目の少年の顔が顕になる。
大体の遊びは、度の最中に触れて行った。特にギャンブルの類は、自分の姿を見て勝負をふっかけてきたやつから巻き上げたこともある。
相手がどんな実力か分からないが…まぁ、生活に困ったりしない程度の額に留めれば問題ないだろう。

クレス・ローベルク > 相手が少年なので、もしかしたら興味本位でカジノに来た若者かと思ったが、ベッドのタイミングまで聞くという事は少なくとも賭け事慣れはしていると推測できる。顕になった顔を見ても、純粋で純朴な少年というわけでもなさそうだ。

ならば、賭け事の相手としては申し分ない。対等の立場としてみようと、そう思い、質問に答える。

「手札が配られた後に一回と、手札を交換した後に一回。最初のベットでは降りはできず、最低でもチップを10枚以上は賭けないといけない。二回目のベットで降りは出来るけど、その場合でも最初の一回のチップは相手プレイヤーに没収、とまあベットに関してはこんな所だね」

ちなみに、今回クレスが持ってきてるのはチップ100枚。ゴルドにして1000ゴルド程である。

「さて、取り敢えずルールとしてはこんなものだけど、他に何か質問はあるかな?」

ユウヤ > 「……うん、特には。
それじゃ…運試し始めようか」

机の上に同じ枚数、100チップを用意する。少年が1人で持つには大金だが…相手はまあその辺は気づいているだろう。

ディーラーの方に視線を向け、カードを待つ

クレス・ローベルク > 【中断します】
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” カジノ」からクレス・ローベルクさんが去りました。