2017/07/31 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス」にノーガルトさんが現れました。
ノーガルト > (酒場の奥の方、あまり客がいない場所。
ノーガルトは、一人地図を広げながらちびちび酒を舐めていた。

ダイラスについたのは今日の午後。
とりあえず宿を1週間単位で抑え、滞在方法は確保した。
後は、調べに調べた古文書が記していた場所と、地図を詳しく照らし合わせるのみ。

背中には、いつもの通りダインとディンを背負っている。
宿には、実はハバキリも連れてきていて相談相手に困ることはない。
地図を睨みつけながら、ノーガルトは口元を手で押さえ、考え込む。)

「……ダイン、古文書にある通りなら……このあたりか?」
『俺は、もう少し北側だと思う…。あの古文書が示す通りならば、おそらくは何かしらの封印が施されているはずだ。』

(悪のミレー族が崇拝していた破壊神が持つ、一振りで3つの大陸を破壊してしまう神の剣。
それが封印されている洞窟ならば、何かしら封印している痕があるはず。
まずはその場所を特定すべく、明日の早朝から調査を開始する。
ノーガルトとダインは、ある程度の場所を特定すべく、今こうして相談中という訳だ。)

ノーガルト > 「海沿い……か。封印となると、やはり地下遺跡か洞窟か…。」
『神を祭っているとなると、おそらくは神殿…地下遺跡という線があるな。』

(ダインの言葉に耳を傾けながら、ノーガルトはまた酒を舐めた。
いつもなら豪快に飲むところだが、こうして重要な話をするときは、酒はせいぜい気付け程度。
ゆっくりと飲みながら、ノーガルトは地図をしまった。)

「…どのみち、今すぐ探しに行くわけじゃない。しばらくはありそうな場所を探す程度だ…。」
『その意見に俺も賛成だ…勘手に突っ走ってあの女が喚くのはかなわん。』

(皮肉ともとれるが、これがいつものダインの口調だった。
笑みを浮かべながら残っている酒を全部喉へと流し込むと、ノーガルトは酒のお代わりを頼んでいた。

今は別行動、ほかの二人が何をしている野かは把握していない。
だが、絶対に気をつけろということだけは言い聞かせておいた。
ここはダイラスでもあまり治安はよろしくない、人さらいなどに巻き込まれたらそれこそ、目も当てられない。)

ご案内:「港湾都市ダイラス」にシンシアさんが現れました。
シンシア > 一緒に動いてた狼は店の外で待ちわんこになってる
なれない土地だけど、匂いを辿ってここに着けば店内に入る

店内は広いけど…彼なら中心ぽいとこは座らないはずだから
店内のすみのほうを視線で探しながら、見つけた

大柄な男性が一人で飲んでる後ろ姿
見つけたのだけど口元に指を立てて、シーっと、ダインたちにバレてそうなのを黙っててもらう仕草

「ねーねー、おにいさん、可愛い子いりませんか?」

ちょっと声をわざと甘えたようなぶりっ子っぽくして後ろから声をかける
肩に手をのせ耳元で話しかけようとしてて

ノーガルト > (一緒に来てもらった二人には、一応酒場に行くという風に話してあった。
それならば探すのは比較的容易だろう、ただしここはペット禁止である。
もっとも、そんなことは言うまでもないのだが。

ノーガルトは一度集中すると、周りが見えなくなるタイプだ。
実際、一度閉まったはずの地図をもう一度広げて、ああでもないこうでもないと一人でぶつぶつぼやいている。
こんな性格だから、あまり人前で飲むことは…家族の前以外では、しない男なのだ。

シンシアの仕草は…おそらく徒労に終わるだろう。
何しろダインにしろディンにしろ、ノーガルトと感覚を共有している。
ノーガルトに見えていないものは、彼等にも見えていないのだ。)

「えっ……!?いや、その話はさっき……」

(断ったはずだが、と言いかけたがその視線の先。
すぐ近くには、もはや見知っている以上に見知っている女の姿があった。
こんな場所だから、ノーガルトも少しだけほかの女には警戒していた。
いたのだが……。)

「……そうだな、じゃあお酌してくれ。」

(彼女だけは、特別扱いだ。)

シンシア > 「…その話ぃ、なにかお誘いでもあったんだー…」

少し頬を膨らませながら、向き合う位置に座る
店員さんには、甘めの果実酒をテーブルに向かうときにオーダーしてたので
ちょうどのタイミングで届いて

彼の前にあるお酒を手にとり、少し減ってるグラスに注いでいく
本気で怒ったり、拗ねてはいないから

注ぎ終わる頃には、ご機嫌そうに自分のグラスを軽く彼のグラスに軽くあてて

ノーガルト > 「こんな場所だからな、やっぱり声はかけられはするさ。」

(一応ノーガルトも男だし、自分でいうのもなんだがそこそこ顔は整っている方。
やっぱり踊り子もだし、こういう場所にこんな大きな男。
それも見た目でいえば高値そうな剣を2本も携えている男だ。
男ほしさ、というよりもお金欲しさに寄ってくる女はやはりいる。

もちろん断ったが。)

「しかし……なんでこんな場所に?宿屋にいたんじゃないのか?」

(だが、気にあんるのはやはりそこだった。
確かに酒場に行ってくるとは言ったが、彼らは待っていると言っていた気がする…。
なのにこんな場所に出てくるとは、もしやなにか探し物でもしに来たのだろうか。)

シンシア > 「……ふうん」

グラスに口をつけながら、彼の顔をじーっと見つめる
正面に座ってるから、よく見えるし正直に本当にお誘いがあったことに
ちょっとだけショックだったけど

「…なんでって、来ちゃ都合わるかった?」

帰りを気にして、寂しくなって心配になって待ちきれなかった…
そんな素直に言えなくなる、お誘いもあったようだし
酒場だし…羽を伸ばしたく、彼も男だからそんな期待でもしてたのかなと

どの子が声をかけたのかと、視線だけを動かして店内を眺めても
わかるわけもなく、またグラスを傾けて甘いお酒を飲む

ノーガルト > 「…………なんだ、妬いてるのか?」

(本当にシンシアはわかりやすい。
素直だといえば聞こえはいいが、非常にわかりやすくて。

誘いがあったのは本当だ、しかしそれに靡くような男じゃないのは、彼女もよくわかっているはずだ。
着たら都合が悪かったかなんて、そんなことはあるはずもなく。)

「いや、そんなことはないさ。…ただ、少し金が乏しいから、奢ってやれないってだけだ。」

(すぐに帰るつもりだったので、一人分の酒代しか持ってきていないのだ。
今飲んでいるこれを飲み終えたら、会計を済ませて帰るつもりだった。
ダインたちとの相談も終わったことだし、ここに長居する意味はあまりない。
一人で酒を飲むよりも、やはり目の前の彼女と一緒に飲む方が、断然に美味い。)

シンシア > 「うん……だって、嫌だもん」

彼がホイホイ誘いに乗るような人出ないのも知ってるから
気になるのは、どんな子が彼に声をかけたのかと気になっただけ

妬いてるという言葉には素直に頷きながら

「大丈夫、ちゃんと持ってきたもん、私がご馳走してあげる」

お金を気にしてるようだったから、そこは心配することはなく
ちゃんと宿から少しだけもって歩いてた

「これ飲んだら帰ろ?」

宿で待ってるだけでは
寂しくてお迎えにきたのだから、アンセルも心配でついてきてくれてるから
帰りは3人でと

ノーガルト > 「まったく……最近は甘えん坊のほかに、ずいぶん独占欲も強くなったな?」

(さすがに、女を近づけさせずに生活するのは無理という話だ。
シンシアが気にしている女の子だが…気づくかどうかはさておき、今はステージ中央。
富豪を相手にお酌をし、豪遊状態でいる踊り子だ。
最初からお金目的だったのだろう、今はずいぶんと貢いでもらっている。
ただし…その分かなりセクシャルハラスメントを受けているようだが。)

「……すまんな、なんだか飯に関してはいつもシンシアにまかせっきりだ。」

(やはりもう少し持ってくるべきだったかもしれない。
蓄えはそれなりにあるが、いったいどのくらいここに滞在することになるのか皆目見当がつかない。
だからこそ、1週間したらまず区切りをつけ、そこからはマグメールから通うことも視野に入れていた。
きっちりと予定を組み、できるだけ生活に支障が出ないようにと。)

「そうだな、少しゆっくりしすぎた。明日から少し忙しくなるぞ。」

シンシア > 「…わかった、じゃあもう言わない」

彼を困らせたと感じれば、もう口にするのはやめようと決めて
残りのお酒を一気に飲みきってしまう
甘いけど、流石に半分くらいを飲みきれば、グラスをテーブルに置き
フーと息をついて

店内に人は多いし、誰かもわからないし諦めた

「別に、このくらい気にしないで」

たぶん、彼なりに計画は毎回立ててるから
任せておく、お金もそれなりに用意してきてあるから
困らない程度は、明日からとの言葉に頷いて

ノーガルト > 「………安心しろ。」

(だが、たった一言だけノーガルトはつぶやいた。
その呟きが何を意味するのかはさておき。)

「…明日から少し海岸線を探る。あの古文書の通りなら、おそらく海沿いに手掛かりがある…というのが、こいつの意見だ。」

(ノーガルトは、軽く背中に刺してある曲剣を指さした。
彼女も知っている通り、ダインは思慮深い皮肉屋だ。
彼の言うことに従うと、大体うまくいくことが多い。
その分、非常に皮肉屋だが。繰り返す、皮肉屋だが。)

「ダイラスと行き来できる距離から始めて、その距離から離れたら野営に移る。」

(もし、ダイラスで何かしたいことがあるならば先にそっちを片付けよう。
買い物、観光、何でもいい。
自分の目的につき合わせているのだ、先にシンシアにも目的があるならばそっちを優先したい。)

シンシア > 「……うん」

海岸線をいくという、話に頷いて
ダインたちも背中に見えてるし、彼らに自分もついてきたのだから

「私はノルのすることについてきたの、だから何もしたいことはないよ?」

観光のつもりで来てはいない、大事な役目のための同行だから
彼の目的が一番で、他に聞かれても、何もないし何も浮かばず…

これまでに薬屋、医者などなにかの際にかけこむ場所は把握してきたし
もう行くだけだから

「ノル飲めたなら帰ろ?明日から忙しいなら早く休まないと」

忙しいというのに、少しでも体を休めて万全でいてほしい
自分につきあったりに時間を使わせたくなくて

ノーガルト > 「シンシア……、わかった。」

(したいことは何もない、観光でも構わないし少し見て回るのもかまわない。
しかし、シンシアはいつも自分のことを優先してくれる。
嬉しいのは間違いないのだが…なんだか申し訳もなくて。

いつか、全部終わったとき。
彼女が甘えられるだけ甘えさせてやろうと、ノーガルトは誓った。
肩をすくめながら立ち上がり、最後に残ったエールを一気にあおった。)

「……いや、もう少し付き合え。実は、少ししゃれた店を見つけてな。耳さえ隠せば、アンセルもいけるはずだ。」

(探索は明日から出構わないし、まだ時間も少し余裕がある。
せっかくだ、3人で飯でも食ってから帰ろう、ノーガルトはそう提案した。)

シンシア > 「でしょ?私たちはそのために来てるの、自分たちの観光のためじゃない」

彼を支えるため、できることを全部して万全で送り出すため
一番近くで待っていたいから

立ち上がるのに自分も少し遅れ立ち上がれば、そのまま会計を済ませる

「ん?そうなのよかったあ
 お腹すいてたんだ
 アンセルも喜ぶね、じゃいこ?」

店の外では大人しく大きな黒いワンコが座ってた、頭を撫でながら
一緒に歩き出せるなら見つけたというお店についていくように

ノーガルト > 「…別に観光もしてもいいとは思うがな……。」

(もしかしたら、彼女の頑固さはある意味ダインに似ているかもしれない。
そんなことを想うと、少しだけ笑いがこみあげてきてしまう。

会計を済ませてもらうと、そこにはアンセルが狼の姿で待っていた。
彼も腹を空かせているのだろう、飯が食えるとなると少しだけ嬉しそうに見えた。

そのあとは、その店で3人で食事をとり、宿屋へと戻る。
少し早めに睡眠をとり…いよいよ、本格的にトリシューラの捜索に乗り出すのだった。)

ご案内:「港湾都市ダイラス」からシンシアさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス」からノーガルトさんが去りました。